山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

箱根へ クールダウン登山?!ってか… (明神ヶ岳)

2016年09月30日 05時08分53秒 | 他の山
9月に入りました。

前回の北アルプス 裏銀座山行からの帰京前後から、
列島はさながら 台風ラッシュ…



ニュースで台風の事に触れられない日は無く、
毎週のように新しい輩が発生します。
「いい加減にしなはれ!!」

と、叱ったところで 日本語の通じる相手ではありません。 はぁ?
プッ、多分、何語も通じないと思いますよ…
しっかし、こいつの迷走ぶりったら…


長野方面 ❌   八ヶ岳方面 ❌      那須、上越方面 ❌
アウトッ!!
念のために確保していた 9月初めの連休も
またぞろ 迷走していた アホ台風と
その悪友 秋鮫前線 (ん?) に邪魔されて、
ほぼ諦めかけていたら‥

唯一、晴れマークの出ている場所が、
近場にあるじゃん…       それは…



箱根 っす!!

でも、翌日は下り坂だけどね…



⁇ うどん、効いたのかなぁ~ ⁇

ところで、箱根に山らしい山なんて、あったっけな~?


ま、この際、固いこと言わずに、
夏場の クールダウン登山ってことで
温泉と絡めて ゆっくりして来ようぜっ!!



久しぶりに ロマンスカー、終点まで乗った‼︎


行き先は、そういう訳で まず宿が有りき
夏休みが終わったとは言え、箱根で、土日の週末だし、
前日に取れる宿は限られるだろうなぁ‥

え⁈ 空いてた⁈
しかも 強羅で⁈

箱根だし、結局 金時山とかかな〜
と 考えていたんだけど、
強羅なら あそこにしよっか、
強羅花壇
え⁈ しっぽりと しけ込む訳じゃあないんだからぁ‥
んじゃあ  明神ケ岳⁈    明星ヶ岳⁈

大分前、まだ山を始めだした頃に
大雄山の方から その二つを縦走した事があったっけ⁉︎

どうせなら、同じ道より 違う道の方が良いか⁈



たまたま手直にあった「温泉が楽しめる登山 詳細ルートガイド」見たら
まさに今回の山行にピッタリのコースが
紹介されてるじゃあ あ〜りませんかぁ!
これだっ‼️


と、いう訳で
湯本の駅のすぐ裏から 歩き出しました。

ん? かっぱ天国?


なんか、聞き覚えがあるぞ?! あれかっ!!



大好きな番組『youは何しに日本へ?』で、
伝説の男❝サイラス❞が 暴れまくった場所だっ!!
こんな駅のそばにあったんだねっ!!
いつか改めて来ることにしよっと










考えたら「箱根登山鉄道」って言う割には、
ここの沿線に“登山”っていう イメージは ないね〜


あらぁ〜、いつの間に こんなアスレチックな施設が‼️
面白そうだなぁ、ここも そのうち改めて来ようかなぁ


お!?





阿弥陀寺、ここだ ここだ
ここを登って行った先の 本堂の裏が
登山口になっているらしい






暑い、すでに 暑い!!
何が クールダウン登山 だっ、まったく…
登山口までで ばててまうわ


やっとこさ本堂
さ、では参ろう



荒れ果てた登山口だったな~
あんな雑誌に載っけたんなら もうちよつと手入れしておいた方が良いぞなもし
破線ルート歩いてるみたいだった

眺望もない 暑いだけの道を歩くこと30分



塔の峰 とうちゃこ~
ここも、何の眺望もないし さっさと通過じゃ~





お、やっと丹沢方面が少し望めるように…


そう言やぁ、おサル君、今日のコーディネート、
なかなか決まってるじゃん
ちゃんと 色合いが統一されてまんがなぁ、うん
やっぱ こーでぃねーと    



あらっ?!
道路?!

しばらく 車もたまに通る 舗装された林道を行きます




湘南の海岸が見えた~



ここから再び山道、
明星ヶ岳、行くど~






お、箱根側も 時折 見えるようになってきた
この辺り、ススキがたくさん
もう秋が始まってるんだなぁ〜


おっと、
危なく通り過ぎるところだったわい
どうやら 眺望も何もない ここが 明星ヶ岳の山頂みたい
おかしいなぁ、前に来た時の印象が、全く無い


少し先に行ったところが開けてそうだから
そこで お弁当食べよっか


と 言っても
湯本のコンビニで買ってきただけの オニギリだけどね〜
あらっ、 おサル君、いつの間に自分だけ
焼きそばパン 買ってたの〜⁈


この時期、標高の低い山は まだまだ暑いし
天気予報も (箱根以外は) 芳しくないし
恐らく出会う人もいないんじゃないかな〜、と
たかを括っていたんだけど
物好きは何処にでもいるもので、
この時で既に5人、最終的には8人と出会いました


正面は 今日泊まる予定の 強羅方面なんだけど
もう少し 一望に出来る所はないんかい⁈



と 思いながら、分岐を宮城野 強羅方面に進むと
開けた斜面に‥


一連の群発地震騒ぎで
しばらく近寄れなかった大涌谷も見えるよ




ここかっ‼️ 箱根大文字焼きが行われる場所は
よく見ると 『大』の字 の形で
下草が刈られてるし、少し 焼けた跡も

ここだと、強羅の街からは ちょうど真正面に見えるはず‥
やっぱり旧盆の 8月16日にやるのかねぇ


ぐんぐん下って、たちまち街が近ずいてきた


ん⁉︎
あの 特徴的な建物は、富士屋ホテルだね



実は、ここから宮城野の街まで一旦下りきって、
再び強羅駅まで 登り返すのが
今回の山行中、気持的に一番辛かったかも〜
タハハ

強羅公園上に在るホテルに 疲れ切って辿り着いた時、
汗だくの我々を見て
「えーっ⁉︎ 湯本から山を越してきたんですかぁ⁈ 」と
フロントの人に呆れられる始末‥

そんな酔狂な事して ホテル迄 辿り着く人なんて
多分 ほとんどいないんだろうなぁ‥
確かに 我が隊らしいねぇ

え〜 温泉入ってサッパリ、
夕食までまだまだだけど、飲むど〜




【番外編】

夜半から案の定、部屋の中まで聞こえる程の 強い雨足‥
しょうがない、翌日は もう一度 温泉入って
ゆっくり帰るか〜










登山鉄道で 湯本駅迄 下山
その頃には空は 明るくなってて、
何だ、これならもっと遊んでくるんだったなぁ〜
今更だけど、何処か寄るかぁ?












イヒヒ
忘れていましたですよ、
ここ、
ウナギの名店、 『 友栄 』‼️



いつの間に、改装して大きくなってるし
何でも 最近、ミシュランに載っちゃったらしくて
凄いことになってるらしいけど、
11時の開店間もないこの時間なら、さすがに大丈夫でしょう‥

我々が着いたのは 11時半過ぎ、
ゲゲゲっ⁉️
既に 長鰻の列、 もとい 長蛇の列、
1時間待ちとの事
既に お腹はウナちゃん 受け入れ状態だもんで、
しゃーない、待つか〜⁈

白焼きに、肝焼き、鰻重、イヒヒ
美味かったな〜
会計して 外に出たら、
「本日 鰻 完売につき 営業終了」って、
まじか〜⁈


夏の名残りの、入道雲が 白く眩しかったなぁ‥






今日で9月も おしまい
やっと ブログの投稿も、追いついた。
山行ネタ、 丁度 尽きてしまったし
さぁ、そろそろ何処行こう⁈

あちこちから紅葉のニュースが届き始め
気もそぞろではあるんだけど、
 おサル隊員と行動できそうなのは
もう1週間は先になりそう‥

さてさて‥



最後まで おつきあいいただきありがとうございます。

ついでに、こちらも よろしくお願いします…
登山・キャンプ ブログランキングへ

ポチッと押していただけると励みになります…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へにほんブログ村

北アルプス裏街道? 双六〜三俣蓮華〜鷲羽周回(その4)

2016年09月25日 11時03分03秒 | 北アルプス
浅い、浅いなぁ〜
お布団に入っていても、眠りの奥で意識が完全には寝ていないのがわかっています‥

相部屋の人の 寝返りをうつ音
軽い寝息、 ん⁈       イビキ か⁈
夜の闇の中で、皆、どんな夢を見ているんだろう

また イビキ! しかもだんだん大きくなるし、
うるせ〜っ‼︎ と、悪態つこうとした瞬間気付きます
ハッ‼️ 自分でかいてるイビキじゃん‼️ 
また、おサル君に足蹴飛ばされてしまいました、とほほ




まだ暗いけど、外の空気を吸いに、そーっと部屋を抜け出し
階段を降りて 外へ

ん!? 小屋の電気が点いた



夜空の端が、ちょっぴり明るくなってるけど
まだガスが広がっていて
今日どんな天気になるのかは わかりません


早立ちの人が動き出す中 部屋へ戻ります。
朝ごはん、まだかなぁ


          



朝ごはんを ちょうど食べ終わりかけた頃、
食堂の窓の外が ざわざわとした気配に‥
どうやら日が出たみたいです。

慌ててカメラを手に 外へ‥



Wao~!! 凄いっ



















山でしか見る事の出来ない、
とても印象的な  日の出ショーでした。
見ているそばで、まだガスが動いています。
でも これなら天気、期待できそう‼︎ 


          


今日は 初日のなぞり返し。
鏡平まで下り、更に新穂高へ下り
4時のバスで帰京します。
なもんで、超 余裕っす。


テレビでは、いよいよ 日本列島の南岸に台風が近づいていて
関東地方は 大荒れの1日となるでしょう、って‥
今のところ、全然 その気配さえないどころか、
ピーカンっす!!


双六山荘さん、お世話になりましたぁ〜







    残念、「お医者さんの卵様」との出会いは、今回もお預けね … 


後ろ髪曳かれ隊員









朝日に照らされた双六岳の緑の山肌が映り込み
綺麗な緑の池 出現


かと思うと、逆さ双六岳!!




名残惜しく、最後にもう一度振り返ります…   


双六岳の山容の全体が俯瞰できます


残念!!
槍さま、穂高方面は、
既に頭が隠れちゃってます











陽射しの強さに まだまだ夏の名残りを感じるけど
空には どことなく 秋の気配











鏡平が見えてきました


行く夏に思いを馳せる  おサル君っす!! 


穂高の上の雲がとれた一瞬











鏡平山荘、とうちゃこ~
ん?!
なんか、ざわざわと、雰囲気が変!? 

「すいませ~ん、皆さん、山荘の中に入って下さ~い!!」って?!

そう言えば、弓折乗越あたりから
時折バリバリという音がしていたね


どうやら、暴走族が もとい 荷揚げのヘリが間もなく到着するみたい…
なんでも 風速30メートル を超す風が巻き上がるらしいよ
ぷぷぷっ、
山荘のガラス扉を押さえているよう頼まれ、おサル君、喜々としています  


来た~っ!!


あ、間違えた



荷揚げされたばかりの荷物

代わりに我隊を吊り上げて麓まで連れてってくれれば楽やのになぁ~

ん?!


隊長、いつの間に~?!
ちゃっかし 名物の「氷メロン」食べてるし






ヘリは 山すそに沿って上がって行って
谷筋を下って行きます







秩父沢まで 戻ってきました。
でも 何で、❝ちちぶ❞さわ なんだろう







ここで、登山道は一区切り
振り返って、よく歩いたねぇ~


お決まりのがっちり


既に、汗びっしょり
わさび平小屋まで行ったら、頭から水かぶるぞ~ イヒヒ



おサル君はバナナ、 隊長はトマトをガブリ


バリバリバリバリ
先ほど鏡平山荘で見たヘリは、
わさび平小屋の先の ここから荷揚げをしていたんだ〜
近くで見ると、なかなかの迫力


ほぼフラットな 新穂高へ下るこの道は
上高地側の 横尾〜河童橋の道とは また趣の異なる
静かな良い道だね〜



            

こうして、無事、新穂高温泉に戻って来れましたが
平湯温泉まで戻るバスに飛び乗ったため、
出そうかと思っていた下山届も、記念のパチリも無し
( 下山届って、そもそも必ず必要なの?)



あの時、汗だくのまま乗ってしまった バス、
毎日 着替えてはいたけど、
何しろ三日間 ずっと汗をかき通しだったし、
自分でも ちょっと汗臭いかも〜
って感じで‥
周りの方にご迷惑をかけていなけりゃ良いのだけど‥
乗り合わせた方々、今更ながら ごめんなさい 

とか何とか
ほんとに思っていたのかどうか、
隊長、乗って5分も経たないうちに、コロッと落ちていました、タハッ‥


            

気付くと、外ではいつの間にか雨が本降りに‥
やっぱり台風が直撃ってのは 本当だったんだぁ

お馴染みの、平湯温泉 『ひらゆの森』

before ( = 臭い )


after ( = 臭くない )


イヒヒ


二人とも温泉でさっぱり、ビールもしこたま飲んで、
お肉もさぞかし柔らかくなった事ですし、
え〜、このまま 市場へ出荷となります⁈


何しろ 私達の帰りに 乗せられたトラック  もとい  乗ったバス、
『飛騨牛』ですから〜っ、残念っ‼︎ 
プププッ





最後まで おつきあいいただきありがとうございます。

ついでに、こちらも よろしくお願いします…
登山・キャンプ ブログランキングへ

ポチッと押していただけると励みになります…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へにほんブログ村


北アルプス裏街道? 双六〜三俣蓮華〜鷲羽周回(その3)

2016年09月22日 03時16分23秒 | 北アルプス
その晩、夢を見た。

ヘロヘロになって たどり着いた双六小屋で、
受け付けてくれた小屋番のお兄さんに、
着くなり サイコロを振るように言われ、
出た目は六。
マス目を 六個進む‥
一、二、三、四 、五、六!
ゲゲゲっ‼︎ 振り出しに戻る⁉︎ 



はっと 目が覚める。
おサル君に 足を 思いっきり蹴飛ばされていました。
すいません、怪獣のようなイビキをかいていたようです ‥ 

昨晩、調子に乗って
双六小屋のビールの売上にだいぶ貢献しちゃったからなぁ〜


相部屋になった、
大阪から来た とおっしゃっていたご夫婦に迷惑をかけないように、
その後は うつらうつらと朝まで浅い眠りを繰り返します‥

窓を閉め忘れていたのに、意外なほど寒くありません

ここが北アルプスの奥深くにある山小屋だという事を
意識しないと忘れてしまいそう



昨夜、ロビーのテレビでは
『台風は相変わらず勢力を保って、本州へ近づいています‥』って、
そんな気配は全くと言って良いほど 感じられません
朝には スカッと晴れていてほしいなぁ‥
         



やったー!! 








気持ちの良い 朝です。
ところどころ多少 雲も残ってはいるものの、
山の天気は ほんと 来てみないとわからないね~
ねっ、依田さん、森田さん‼︎
さ、ソラジロウ〜
朝食 食べに行こう〜  






朝日も射してきたし、急げ急げ。
朝のお務めもすんなり、( 隊長さん、蝶ヶ岳の二の舞いは回避しようね〜  )
余分な荷物は 今日は置いていけるから 楽チンや〜



プププッ、 
もしかして その紫の手提げと黄色のスタッフバッグが
おサル君が置いていく荷物?!
実際のところ 荷物の7割が着替え、2割が食材であります


見て見ぬふりして 出発〜っ、と‼︎ 



この間 セールで新調した赤パンツだけど
こうして見ると 何だか、上下で 色合い悪いね~
しくじった!? 



ピーカンの空に、足元からガスが立ち上ってきます
こりゃあ、ガスとの競争だ〜  

小屋のすぐ後ろに鎮座する「双六岳」は まだ全容を見せないけど、
朝一だもんで 元気元気、
目の前の坂を 息を切らしつつも ドンドコ登ります。



















視界を遮っていた反対側の山の陰から
なんか モクモクと 見えてきました。
シン ゴジラ⁈
いや、もしかして、槍さま かしらん⁈







ぎりぎり、槍さま 穂高さまの、ゴジラの背中みたいな その稜線も確認できたぜっ!! 





 野球ができそうな程の このだだっ広いところが山頂かと思っていたら 違うみたい





さて、この辺で いいかな
あれ、やる?!







ひっくり返り 見上げている 空の青 ‥‥ ‥ 山頭火( 嘘 )

くたばっちまった訳ではありません。 
 おサル君、何かの山雑誌で見た
双六岳の上で 槍の稜線をバックに寝っ転がるのに憧れていたんだとか…
??? よくわかんないけど、まっ、いいか

テヘッ








一、二、三、四 、五、六!
あがりっ!! 双六岳っ!! 





ん?!


なんちゃって ブロッケン男爵 出現!!

ガスったり、晴れたり、目まぐるしいね


さ、じゃあ 次 行ってみよ~か 
























基本、稜線歩きなんだけど
細かくアップダウンを繰り返し、汗が乾く暇がないっす





白馬の稜線にも似ている ここを登りきれば、恐らく『三俣蓮華岳』っす。





 隊長~っ!!  このチョコ ウエハース、美味しいっすよ!!」


三俣蓮華岳 とうちゃこ~
三俣蓮華岳 山頂の標識、微妙に湾曲しています
♫ あなたが 噛んだ、小指が 痛い〜 ♫



わかります⁈ 標識のそばに腰を下ろしている  おサル君越しに
山麓にある三俣小屋の屋根が見えます。
案外 近そうじゃないっすか


双六岳からずっと、我隊の前を先行している ソロのお姉さま
聞いたら 全く同じコースで歩くそうで、
色々と辺りの事を教えてくれました。


こちらが富山平野方面で


こっちは歩いて来た双六岳方面


で、こちらが『雲ノ平』方面


よ~く 目を凝らすと、特徴的な屋根の  山小屋が見えます。
あ、あれが、憧れの「雲ノ平山荘」⁈

思っていたよりも ずっとそばに見えるので、
鷲羽岳への縦走予定を変更して 雲ノ平まで行くのもいいかも〜、っと
地図を開いて確認すると、げげげっ!!
ここから雲ノ平山荘まで、三俣山荘経由で片道4時間って!!
即 断念。
どんだけ、遠いんだ、雲ノ平‼︎ 



東側の山麓。
鷲羽岳からの帰りは この山麓を通る「巻き道」で帰ります。


三俣蓮華岳下に広がる、「カール」地形。
去年、ここに  熊が住み着いて大変だったんだとか
すれ違った小屋番らしき人が話してました



ん!?


山の楽しみ方も、いろいろですなぁ~



山頂から見えた三俣山荘まで、
ある地図では45分、ある本では30分、と けっこうばらつきが‥


分岐まで下りてきた感覚だと、
もう直ぐにでも着きそうな感じだったんだけどなぁ… 


まだまだ先があるね~
 おサル君、腹減りのところ悪いけど、食事休憩、もうちょっと待ってね~
あ、でも 鷲羽岳の上にかかっていたガスが 取れてきたね~


このあたり、「アブ」が うるさいの うるさくないの (あ、結論 うるさいんです)
隊長の加齢臭か はたまた 汗の臭い に敏感なのか、
ちょっと動かないでいると たちまち体中に❝アブがなります❞ 


さっきより近づいたのに、小屋が見えなくなっちゃいましたが、
左奥に 「水晶岳」も見えてきました



やっとこさ 三俣山荘 とうちゃこ~

あの名著『黒部の山賊』を書いた
伊藤正一さん が整えた
北アルプス最奥の山小屋の 一つ
ここの二階が『展望食堂』。晴れてれば 文字通り 素晴らしい展望と、
オムライスコーヒーが名物らしい‥
何故か我隊、行きも帰りも ここを覗くことなく
外のベンチで過ごしてしまいました‥
 隊長、後で知るにつれ、激しく後悔。



そうだよな~、本読んで 知ってたのにな~
雲ノ平にばかり気を取られてしまって…
貴重な写真もたくさん飾られていたみたいだし、
それに何より オムライスは絶品らしい‥
あ、これ、 おサル君には 内緒ね、イヒヒ




背の高いハイマツの中を抜け、
いよいよ 鷲羽岳に 取り付きます



近づいてみて初めて、結構、斜度がある事に気付きます



お昼代わりに食べた ブドウパンだけでは
エネルギーチャージが足りないかも~


かなり登り詰めないと見えない位置にある、鷲羽池っす


お達者倶楽部ツアーの人たちが下りてきました(笑)
年輩の人達も、最近は ほんと元気元気
15年後も、果たして隊長は あんなに元気でいられるかなぁ~





最後の一頑張りっす!! 






鷲羽山 とうちゃこ~




そうだった、ここ、裏銀座だったんだ
ん~っ、銀座4丁目裏、東銀座交差点あたりって感じ?
なら 会社直ぐじゃん!! (笑)


山頂で 先ほどのソロの女性と また一緒に。
晴れてれば、ここも それはそれは素晴らしい眺望なのだとか…
北アルプス全部が、まるっとお見通しで、
彼女、それで ハートを射抜かれたそうですが、
残念ながら本日はご機嫌斜め?!
待っても回復する気配もなく、ここは彼女も我隊も すたこら退散っす!! 








三俣蓮華岳との分岐まで、いやしかし 登り返しの辛かったこと、
ほとんど写真を撮ることもなく、黙々と進みます。
そこからは巻き道コース、少しは楽に歩けるんじゃないかな〜







と 思っていたのに、結構 最後の登り返しで バテバテでんがな〜


無駄に登り返し過ぎた気がして 何か納得できないな〜

後は ここから山荘へ まっつぐ降下〜 

お疲れ様で やんした〜
山荘へ着くのを待っていたかの様に 小雨が降りかかります


今日も汗かいた~  部屋で早く着替えて 体をふきたいな~

山荘に飛び込みます。
連泊になる訳で、でも、中学生の団体が今日は来るらしく
昨晩の綺麗な部屋から 別の部屋へ…  ん?!  あちゃー

我隊、ここで 無理を言って 更に別の部屋へ
( この辺が 齢を重ねた人間の厚かましさでございます、反省 )


でも、ちゃんと夕食メニューも 昨晩と変えてくれていて
総じて 気持ちの良い、清潔で、過ごしやすい山小屋でした、はい、


いつの間にか雨も止み、
うっすらと夕焼けも‥


明日も 天気、保ってくれるといいねっ



そして、山荘の貴重なビールが
今夜も無駄に 消費されていくのでした… 

            


いい加減に…、とは思うのですが…  まだ続きます


最後まで おつきあいいただきありがとうございます。

ついでに、こちらも よろしくお願いします…
登山・キャンプ ブログランキングへ

ポチッと押していただけると励みになります…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へにほんブログ村

北アルプス裏街道? 双六〜三俣蓮華〜鷲羽周回(その2)

2016年09月11日 23時18分27秒 | 北アルプス
更新、ちょっと、さぼってしまいました。



さて、この夏のメーンイベント、『北アルプス裏銀座 双六〜三俣蓮華〜鷲羽周回』。
許された時間は three days …





ス、ス、 スリーデイズ!?

上田 一(うえだはじめ)ならずとも、こだわるのは そう、スリーデイズ!!



行程はこう。
初日の今日は 早朝より新穂高温泉から歩きはじめ、
わさび平を抜け鏡平小屋まで登り
最後にもうひと頑張りして 双六小屋まで。

二日目は双六小屋に余分な荷物をデポして
双六岳~三俣蓮華~鷲羽岳~双六小屋の周回

そして三日目は初日と逆コースで
のんびりと新穂高温泉へ下山という ❝スリーデイズ❞。




小屋までずっと 長い登りの続く初日が 実は一番の山場って訳で
先を急ぎます


しばらくは この沢に沿って歩くのかなぁ? 


ディズニーアニメにでてくるような


『小池新道』
いよいよ ここから本格的な登りに。
陽射しがまぶしく、肌に突き刺さるよう…




向かい側に見えてきた山塊が、穂高に連なる山かなぁ
少し、雲が掛かりだしてしまったので、
見覚えのある稜線は まだ見えてきていません




頭上から容赦なく照り付ける陽射しが、徐々に体力を奪っていきます。
多分、一番上に見えているピークの左か右を巻いて抜けていくんだろうけど
先があまりにも遠い… 

気持ちが折れてしまいそうだから
意識して ルート取りの事は考えないようにしよっと。






『秩父沢』
沢沿いに 涼しい風が抜けるみたいで
みんなここで一息…

しかし 汗が止まらない 


既に汗でびっしょりの手拭いを
沢の水に浸します
ひゃっこ~い!!
ちょっとだけ 生き返ります。



登る 
登る  登る 



また少し  雲が増えたかな


笠ヶ岳方面



あ~、ずいぶん登って来たね~ 


ここで小池新道、鋭角にコースを曲げて、
谷間を抜ける方角へ 


 隊長~っ!! 鏡平、まだっすか~? 腹減りで死にそ~っす!!」






ハイハイ、そんな時は、お花を見て、気を紛らわしましょう。
え?! 花より団子?!
    



仕方ないので、ここで 隊長、熊踊りをやって
おサル隊員の気を紛らわしてあげました



 なんとなく 木々の先の空が抜けてきた?!


よし、あと5分!! 頑張るぞ~!!



小屋手前の「鏡池」っす!!
残念ながら、槍さまをはじめ、穂高スターズさまは ガスと雲の中。
鏡池には何も映り込みません~、残念っ!! 


見渡せば ちょうど標高2500m位(?)のところから上に、
ガスと雲が立ち込めちゃってます


ま、とりあえず
お昼にしましょう!!



ぷぷっ、おじさん、疲れ切っちゃってますね~
ん?!
あれ、 隊長じゃないっすか~!?  



この日の鏡平山荘、とても賑わってました。
とりあえず、カレーライスと ラーメンという
ちょっと「ベタ」な 取り合わせのお昼。
美味しかった~ 

でもでも、お弁当や食材を 軽量化のため
今回ザックに入れずに ここまで登ってきました。
それなのに ここまで疲れてしまっては、
まずいんでないかい? 


しかも、今日の行程は、まだ終わってないのでした…
もう一つ上のステージへ登らないと
本日のお宿にたどり着かないのです…

食休みもそこそこに、山荘の裏手から直登します… 











1時間ほど 急登を登り詰め、 「弓折乗越」
ここからの稜線を左に行けば、弓折岳、そして笠ヶ岳へ
既にヘロヘロの我隊は 右へ、双六小屋を目指します




しっかし、おサル隊員のザック、
なんでそんなに大きいの~ 



ここまで登れば、
あとは僅かな稜線のアップダウンで良いはずなのに
疲れマックスの我隊には
試合でラウンド終盤を迎えたボクサーのように
僅かな登りがボディーブローとして効いてきます


ぜ、ぜえ、ぜえ… 


ガスは ますます濃く


例年なら、雪渓が残る場所らしいけれど
今年は早くも、秋色っぽい色合いに…




や、山小屋は、まだ?!


ナナカマドの実が真っ赤に…
やがて訪れる秋には、この葉が同じ様に赤く紅葉するんだろうね



そろそろ、山小屋が見えて来ていいはずなんだけど…

お!? 見えた!!




行けーっ!!



おサル君、最後だ 頑張れっ!!


とうちゃこ~っ!!
到着するのとほぼ時を同じくして雨が降り出し、部屋へ


この小屋の看板、
『花の百名山』を記した脚本家 田中澄江さんが書いたんだね


ここ『双六小屋』、とってもきれいな山小屋でした~

夕飯は天ぷら、うん、おいしい

しこたまビール浴びて

おやすみなさ~い
      

こうして一日目は過ぎていきました…


まだまだ続く


最後まで おつきあいいただきありがとうございます。

ついでに、こちらも よろしくお願いします…
登山・キャンプ ブログランキングへ

ポチッと押していただけると励みになります…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へにほんブログ村