成人の日の大雪は、いわゆる関東に雪をもたらす典型的な天候・気圧配置によるものでした。
日本列島の東海上を、発達した低気圧が南から北へ駆け抜ける時、北からの寒気団と ぶつかり
雪となるっていう、あれです。
そんな降雪直後を狙えば、比較的標高の低い奥多摩や丹沢でも
「雪山」を楽しめるってわけです。
成人の日の‘大雪’に痛い目にあった都心では、その後何度か、似た状況を迎え
気象庁をはじめマスコミ全部で大警戒を呼びかけますが、大はずれが続いています。
それでも、東京の山沿いは、都心は雨でも 多少は降雪に恵まれているんじゃないかと
先日の休暇前に『御岳ビジターセンター』のホームページを覗いてみました。
野鳥や木の芽の画像がほとんどで、ちっとも積雪風景らしきものが写っていない。
しかし、よーく見ると、「最新登山道情報」のコーナーに
御岳の集落地帯で、前日まで15cmの積雪
との記述がありました、へへっ。
しめしめ、睨んだ通り、やっぱり狙いどころが我ながら違うねぇと、自画自賛。
そんな訳で warazaemon 一行は、土曜の朝、『ホリデー快速 奥多摩号』の車中の人となったのでした…
まぁ、アイゼンは6本爪の軽アイゼンがあればいいだろうし、
もし予想外に深い雪だったら、ワカン があれば尚オッケー、だろうと
前夜ザックにしっかりと、ワカンをくくりつけてきた隊長でした。
御岳駅 到着。この時期にしては けっこう人が降ります。30人以上は、いたかな…
ん? 皆さん、案外軽装だなぁ…
山をなめてもらっちゃ困るんだけどなぁ…
だいたい、おサル隊員にしても、隊長の指令を無視して、ワカン 持って来てないし…
ぶつぶつ、まったく、隊長のアドバイスを何だと思ってるんだ、ぶつぶつ…
ケーブル下到着。ん? 雪、無いなぁ…
まぁ、このところ少し暖かかったから、下ではもう融けちゃったんだな、うん。
ケーブル発進!! きっと途中から、どんどん雪が深くなるぞぉ
あった、雪!!
ケーブル山頂駅を降りると、展望広場に 何と!!
50センチ以上にも小高く「 山 」となっています。
ええ、そこだけ…
春を思わせる、暖かな日差しの中で、除雪でかき集められた雪が、そこ( だけ )にありました、ええ。
気を取り直し、行きます。そう、御岳神社の集落を越してからが、大変なんです!! ( きっと )
もちろん、今日は、軽く、雪見散歩。あまり ガツガツ とは行きません、えぇ、ゆったりと…、そう
ロックガーデンをまわって、山ご飯食べて、また 戻って来ましょう、えぇ
御岳神社の入り口では、今日が「初午」ということで、宮司さんと住民とで神事を行なっていました。
寒いのは、寒いんです!! 手水舎の水が凍るくらいなんすから…
ん? その先のベンチで、山ガール二人が、アイゼンを付けています。
その すぐ先、大岳山、長尾平方面へ、参道から脇へ回り込んでいく道へ目を見遣ると、
真っ白な積雪の道が!!
キャーッ、 キターーーーッ!!、
ジャン!
ジャジャン!!!
はやる気持ちを抑え、ワクワクしながら、軽アイゼンを装着します、へへっ。
準備万全、場合によっちゃ、ワカンだってありまっせ、へへっ
「ザクッ、ザクッ、」アイゼンの爪が、凍結した雪を咬む音が心地良く響きます。
ここから愈々、雪道散歩のスタートです。 大きく日陰側からカーブを回りこみ、神社下の道へ…
はれっ!?
目の前は、雪のほとんど消えかかった、冬ざれた道…
( こりゃ、アイゼン、いらんとちゃうか? ましてや、ワカン!? 絶対いらんやろ… )
そんな 隊長の心の中の自問自答に、無理やり蓋をして、一行は進みます
しかし、おサル隊員は、そんな隊長の背中のザックにしっかりとくくられた
「 ワカン 」に鋭い視線を投げかけていたのでした…
気を取り直し( 何度目だいっ!? )、長尾平の入口から ロックガーデン( 岩石園 )へのルートを下ります。
ますます雪は消え、途中、ついに消えちまいました… ハァ…
くやしいので写真なんて、撮りません。軽アイゼンだって、はずすもんか… ( ろくでもない頑固者です!! )
一番 下りきった場所にある『 七代の滝 』。もちろん氷爆になんて、なってません。
「 隊長~っ!! 冷たいッスヨ~、」
ハハッ、そりゃそうでしょうとも…
ここから、鉄製ハシゴ を、連続して 300メートルほど、直登します。
少しだけ、融け残った雪が、ハシゴの段で凍り付いていました。
ハシゴを登り詰めたところから、水流に沿って、緩やかに登り直して行きます。
このあたりから、頭上に広がっていた木の梢も枝もなくなったからでしょうか、残雪が復活。
陽射しが降り注ぐ中、気持ちよく歩きます。
歩きながら、川の中をのぞくと、ときどき 凍りついた川の水が、面白い造形となっていました
ロックガーデンのクライマックス、『 綾広の滝 』です。
御岳から大岳山へ、真っ直ぐと急ぐ時にはショートカットしてしまう このルートですが、
新緑の季節や 夏場の暑い盛り、紅葉の時期や 降雪直後の晴れた日に、
のんびりと楽しむにはおすすめのルートです。
さてさて、お楽しみの山ご飯。今日は『 鍋焼きうどん 』!!
プレーンな きつねタイプと、カレー味の2タイプを、おサル隊員が用意してくれました。
トッピングも用意してくれていて、女子力ちょっとUPです。
『 天狗の腰掛け杉 』を経由して、御岳へ戻ります。
長尾平まで戻り、広々とした場所に融け残った残雪を踏み荒らし、ちょっと欲求不満を解消!!
残雪の下の土が、霜柱で盛り上がっているので、柔らかなウェハースを踏み歩いているようで
見た目以上に満喫できました、へへっ。
最後に、せっかくここまで来たのだから、御岳神社に御参りして帰りましょ♪
立派な狛犬、よく見たら それもそのはず。北村西望 作でした!!
青梅線を、河辺駅まで戻り、駅前温泉で温まって帰りましたとさ…
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日本列島の東海上を、発達した低気圧が南から北へ駆け抜ける時、北からの寒気団と ぶつかり
雪となるっていう、あれです。
そんな降雪直後を狙えば、比較的標高の低い奥多摩や丹沢でも
「雪山」を楽しめるってわけです。
成人の日の‘大雪’に痛い目にあった都心では、その後何度か、似た状況を迎え
気象庁をはじめマスコミ全部で大警戒を呼びかけますが、大はずれが続いています。
それでも、東京の山沿いは、都心は雨でも 多少は降雪に恵まれているんじゃないかと
先日の休暇前に『御岳ビジターセンター』のホームページを覗いてみました。
野鳥や木の芽の画像がほとんどで、ちっとも積雪風景らしきものが写っていない。
しかし、よーく見ると、「最新登山道情報」のコーナーに
御岳の集落地帯で、前日まで15cmの積雪
との記述がありました、へへっ。
しめしめ、睨んだ通り、やっぱり狙いどころが我ながら違うねぇと、自画自賛。
そんな訳で warazaemon 一行は、土曜の朝、『ホリデー快速 奥多摩号』の車中の人となったのでした…
まぁ、アイゼンは6本爪の軽アイゼンがあればいいだろうし、
もし予想外に深い雪だったら、ワカン があれば尚オッケー、だろうと
前夜ザックにしっかりと、ワカンをくくりつけてきた隊長でした。
御岳駅 到着。この時期にしては けっこう人が降ります。30人以上は、いたかな…
ん? 皆さん、案外軽装だなぁ…
山をなめてもらっちゃ困るんだけどなぁ…
だいたい、おサル隊員にしても、隊長の指令を無視して、ワカン 持って来てないし…
ぶつぶつ、まったく、隊長のアドバイスを何だと思ってるんだ、ぶつぶつ…
ケーブル下到着。ん? 雪、無いなぁ…
まぁ、このところ少し暖かかったから、下ではもう融けちゃったんだな、うん。
ケーブル発進!! きっと途中から、どんどん雪が深くなるぞぉ
あった、雪!!
ケーブル山頂駅を降りると、展望広場に 何と!!
50センチ以上にも小高く「 山 」となっています。
ええ、そこだけ…
春を思わせる、暖かな日差しの中で、除雪でかき集められた雪が、そこ( だけ )にありました、ええ。
気を取り直し、行きます。そう、御岳神社の集落を越してからが、大変なんです!! ( きっと )
もちろん、今日は、軽く、雪見散歩。あまり ガツガツ とは行きません、えぇ、ゆったりと…、そう
ロックガーデンをまわって、山ご飯食べて、また 戻って来ましょう、えぇ
御岳神社の入り口では、今日が「初午」ということで、宮司さんと住民とで神事を行なっていました。
寒いのは、寒いんです!! 手水舎の水が凍るくらいなんすから…
ん? その先のベンチで、山ガール二人が、アイゼンを付けています。
その すぐ先、大岳山、長尾平方面へ、参道から脇へ回り込んでいく道へ目を見遣ると、
真っ白な積雪の道が!!
キャーッ、 キターーーーッ!!、
ジャン!
ジャジャン!!!
はやる気持ちを抑え、ワクワクしながら、軽アイゼンを装着します、へへっ。
準備万全、場合によっちゃ、ワカンだってありまっせ、へへっ
「ザクッ、ザクッ、」アイゼンの爪が、凍結した雪を咬む音が心地良く響きます。
ここから愈々、雪道散歩のスタートです。 大きく日陰側からカーブを回りこみ、神社下の道へ…
はれっ!?
目の前は、雪のほとんど消えかかった、冬ざれた道…
( こりゃ、アイゼン、いらんとちゃうか? ましてや、ワカン!? 絶対いらんやろ… )
そんな 隊長の心の中の自問自答に、無理やり蓋をして、一行は進みます
しかし、おサル隊員は、そんな隊長の背中のザックにしっかりとくくられた
「 ワカン 」に鋭い視線を投げかけていたのでした…
気を取り直し( 何度目だいっ!? )、長尾平の入口から ロックガーデン( 岩石園 )へのルートを下ります。
ますます雪は消え、途中、ついに消えちまいました… ハァ…
くやしいので写真なんて、撮りません。軽アイゼンだって、はずすもんか… ( ろくでもない頑固者です!! )
一番 下りきった場所にある『 七代の滝 』。もちろん氷爆になんて、なってません。
「 隊長~っ!! 冷たいッスヨ~、」
ハハッ、そりゃそうでしょうとも…
ここから、鉄製ハシゴ を、連続して 300メートルほど、直登します。
少しだけ、融け残った雪が、ハシゴの段で凍り付いていました。
ハシゴを登り詰めたところから、水流に沿って、緩やかに登り直して行きます。
このあたりから、頭上に広がっていた木の梢も枝もなくなったからでしょうか、残雪が復活。
陽射しが降り注ぐ中、気持ちよく歩きます。
歩きながら、川の中をのぞくと、ときどき 凍りついた川の水が、面白い造形となっていました
ロックガーデンのクライマックス、『 綾広の滝 』です。
御岳から大岳山へ、真っ直ぐと急ぐ時にはショートカットしてしまう このルートですが、
新緑の季節や 夏場の暑い盛り、紅葉の時期や 降雪直後の晴れた日に、
のんびりと楽しむにはおすすめのルートです。
さてさて、お楽しみの山ご飯。今日は『 鍋焼きうどん 』!!
プレーンな きつねタイプと、カレー味の2タイプを、おサル隊員が用意してくれました。
トッピングも用意してくれていて、女子力ちょっとUPです。
『 天狗の腰掛け杉 』を経由して、御岳へ戻ります。
長尾平まで戻り、広々とした場所に融け残った残雪を踏み荒らし、ちょっと欲求不満を解消!!
残雪の下の土が、霜柱で盛り上がっているので、柔らかなウェハースを踏み歩いているようで
見た目以上に満喫できました、へへっ。
最後に、せっかくここまで来たのだから、御岳神社に御参りして帰りましょ♪
立派な狛犬、よく見たら それもそのはず。北村西望 作でした!!
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