山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

二足遅れ⁉︎ 雨の白駒池で恐怖の一夜、前編

2018年10月19日 17時12分32秒 | 八ヶ岳
今シーズンの紅葉🍁報告第二弾を目論み、
行ってきたのは、八ヶ岳は 白駒池

折角 シーズン真っ只中のこの時期なのに
おサル君には あっさり振られ
( ワイハ〜👋 アロハ〜)‥‥‥ 😭
加えて狙う先は ことごとく雨予報☔️

二日目に晴れればいいや、なんて甘い甘い、
夜半に どこも稜線は風が吹き荒れそうで
明け方 雪☃️マークまで 出てくる始末‥‥

唯一 晴れの見込めた錦繍の安達太良山は、
頼みの綱の くろがね小屋に
これまた あっさりと、
「11、12日⁈」「 ごめんねぇ〜、満員。キャンセル待ち状態」


※こんな絶景の紅葉が見れたはずのに…  残念


しょうがない、
ピーク や、稜線散歩は諦め、
まったりと 紅葉🍁のみ 堪能できればいいか、と
白羽の矢が立ったのが 白駒池って訳。

折良く、“お兄ちゃん”( 3度目の登場です! )から
「どこか 一緒に行かない⁈」 とのお誘い。
おっさん もとい
ナイスダンディ(ププッ)二人の道行きと 相成りましたでございます‥‥

直前に仕入れた情報によると、
白駒池、紅葉の最盛期は過ぎたものの なんとか楽しめそう‥

※最盛期は こんな感じで、この世のものとは思えない色に!!


天気もこの辺りだけ ポッカリと曇りマーク
この際だからテント背負って、行ってくっか⁉︎
※軽く、テント背負って… なんて 思ったことを この後激しく後悔


※小海線利用の場合、新幹線経由で行ったほうが便利なんだよね





今回の 入り口は、「みどり池入口」。
🚄上野から新幹線で佐久平まで、
そこから小海線を乗り継ぎ「小海」、更にバスと、
とっても乗り継ぎの良い「入り」です。


バス待ち時点では 少し薄日も射すし、
なんか、いい感じ



終点(稲子湯)一つ前の「みどり池入口」には
帰りの便を待っていた おじさんが一人いるだけで
こっちから登って行く人は 平日なので誰もいなさそう。
あ、でも
車は 5、6台 停まっていたから
もっと早い時間に 皆 入ったんだね〜





ノンビリと、
シラビソ小屋や 本沢温泉経由で峠を目指すつもりで
少し 会話していると
お兄ちゃん的には違っていたみたいで、
ならば、お初のルート
『 シャクナゲ尾根』を どうせなら行きましょう‼️

           



ところがこのルート、いきなりの急登で、
後でGPSログを見てみたら
白駒池のある標高まで、ほぼ登り一辺倒‼️





3.6キロの距離の間に標高を600m上げたって計算?!
おかしいなぁ~、こう書くとあまりキツい感じしないなぁ〜


でも、あとあと 雨に降られた事を考えると、
とにかく これはこれで良かったかも⁈







80 + 20 = 100

ん⁈
何の計算って⁈
体重80キロの人間が 20キロのザックを担ぐ 計算式っす‼️



0.1トン もの 肉の塊が
山道を登る訳だから、そりゃ バテるわなぁ〜〜
↑ ↑ ↑ 見てください、この背中の荷物の大きさ!!



このコースを歩く人は 余り多くないとみえて、
あの雨風台風から しばらく経つにも関わらず
登山道には時折 倒れたままの大木や 太い枝が まだそのまま横たわり
進むにつれ、さながら 障害物競走の態に‥‥‥

圧巻は、かなりな急勾配のトラバースが
幅5メートルほど 大崩落していた辺りで、
先行したお兄ちゃんが 更に崩れそうだからと
大きく上巻きするように 指示してくれました。
さすが 学生時代に 山岳部で鍛えられただけの事はあるなぁ、と
感心しきりの隊長
0.1トンの重みに、まだ安定していない土砂や倒木が もし耐えられなかったら
あっけなく あっち行きです
助かりました、お兄ちゃん‼︎















紅葉は 今 振り返るとこの辺りが一番きれいだったかも…
それなのに、急登とザックの重さで 既にヘロヘロで、
お兄ちゃんに遅れてはならじと、
写真を撮る余裕もなく…




北八ヶ岳らしい 苔の森になってきました



「にう」「ニュウ」「乳」問題は、相変わらず解決されていないようです(笑)


木道が現れれば、もうすぐのはず


そんなこんなで、
標高を上げた後は だらだらと進み、
ようやく もう少しで 白駒池かなぁ というところまで来ると
ポツリ ポツリと、雨粒が落ち始めました。
こりゃいかん
本降りになる前に テント張らなくっちゃねぇ





『青苔荘』という山小屋の脇に
白駒池 の幕営地はあります。
受付もそこそこに、ザックを下ろすと、
スピード命のテント張り⛺️
なんとか張り終えた途端、雨足は更に強まり、
「取り敢えず 一旦 テントに撤収ね〜っ!」
並べて張った テントに逃げ込みます。


白駒池の紅葉を見に来たはずなのに、
雨で身動きできず
テントの中で、
ザックの中身を拡げて 暮らしやすく配置し直したりしている内に、
昨夜来の寝不足からか
いつしか横になり、テントをたたく雨音を聞きながらの うたた寝に‥‥‥

はっ‼︎
気付くと 一時間ほど、眠りに落ちていたようです。
雨音は 聞こえるか聞こえない程度に‥‥



腕時計を見ると5時
おっと、うかうかしてると真っ暗になっちゃいます。
お兄ちゃんも ガサゴソと 動き出してます。
「ちょうど 雨も止んだし 飲み始めますか~? 」
紅葉のことなど 飛んじゃってます、ハハ


飲むといっても、テン泊荷物の用意で一杯一杯だった隊長、
白ワインこそ一本 ザックに入れてきましたが
ツマミの一つもない状態、

片やお兄ちゃん、
赤ワインはもとより、缶ツマ数種類にカッパえびセン、
生ソーセージと 抜かりがありません。
いつも食材を おサル隊員任せにしてきたツケが
こんな時に露呈です…  反省







ここは 素直にお兄ちゃんにご馳走になります。
マッシュルームの水煮をアヒージョにしたツマミなんて
悶絶するくらい 最高に美味しかった!!
その代わりといっては何ですが
夜食、朝食用にと買い込んできた フリーズドライは
高菜ご飯、ペンネ、チャーハン、トン汁、みそ汁 などなど
豊富なラインナップを用意してきたので
お兄ちゃんに トン汁とタコスライスをお湯を沸かして進呈、
( こんなんじゃ全然割に合わないだろうけど、ごめんなさい )





お腹も満ちて、
結局 ワインも二人で2本も飲んだ訳で
とっても いい気分っす!!
これで 満天の星でも出ていたら最高!!

と、
止んでいた雨が
二人の宴会が終わるのを待ちかねていたかのように
再び落ちてきて
片付けもそこそこに それぞれのテントの中へ…

シェラフに体を潜り込ませると
もう 動きたくありません、動けません
「まだ ウイスキーがあるけど、飲む? 」
テント越しに お兄ちゃんに声を掛けられたものの
眠りに落ちる前に 遠慮しとくと答えるのが精いっぱい
北八ヶ岳の深い森の片隅で
深い 深い 眠りに落ちていくのでした ……





この後、あんな経験をするとは 露とも思わずに…





ご精読、感謝です。
“恐怖”の特別編に続きます!


よろしければ、こちらも お願いします…
登山・キャンプ ブログランキングへ

ポチッと押していただけると励みになるでげす…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へにほんブログ村








八年ぶり、再びの谷川岳!! 秋色満喫 後編

2018年10月07日 06時28分33秒 | 上州
出だしは天気の良かったこの日ですが
いつの間にか 薄い雲が広がり
ちょっと曇ってきちゃいました。



谷川岳 肩の小屋は、宿泊も出来る小屋で、
山頂手前の まさに“肩”の部分にあります。
まだ泊まった事はないけど、
「万太郎山」方面の絶景が目の前で
きっと夜なんて すごい星空なんだろうねぇ


こんな感じ??(イメージ)





昭和40年代の 登山ブームの時なんて、
人気絶頂の谷川岳にあって、
まさに「 命の小屋 」だったに違いない。






ところで
世界一 登山遭難者の多い山、谷川岳。
それだけに、怖い霊体験をした人も多いらしくて、
ビビリの隊長、
一人で 谷川岳にテン泊、っていうのは
絶対に ノーサンキュー、
小屋泊ならまだ大丈夫かもしれないけど、
シーズンオフの淋しい時期に、ってなると
ちょっと考えてしまうところ‥






とか なんとか
妄想に浸っているうちに、もう 手前のピーク『トマノ耳👂』っす!!


お、隣のピーク『オキの耳👂』
ガスの切れ間から 顔をのぞかせてます


おサル君が何やら一生懸命 ジェスチャーで訴えてきますが
⁇ ⁇ ⁇



あ、ハイハイ、はい、
わかりました、『おサルの耳👂』って事っすね⁈

んでは、『 waraの耳 』で お返しします (笑)




調子に乗って
両方のピークで しちまいました‥
失礼しました





ここ、トマの耳の裏側、
その先の深い谷底に切れ落ちているところが『一の倉沢』
何百人もの、若い尊い命を奪った、“魔の谷”っす‼️
覗き込むと 吸い込まれてしまいそうで怖っ


下から見上げると こんな大岩壁(イメージ)





ん?!


獅子の横顔みたいっすね!?



山頂の人、それ以上 前に進むと、危ないっすよ
谷底に 真っ逆さま




周りの稜線が 少しずつはっきりとしだしました。
綺麗っす‼️











バシバシ、写真を撮りまくります






一通り、満足するまで撮ったところで
山頂も混みだしたんで さて、小屋まで戻りますか





おサルのことですから
お昼をとる場所は、既に 目星を付けてあるのでしょう、イヒヒ





景色を肴に、おにぎりを頬張って、
満足 満足。


お約束の鳴らし物を鳴らすのは忘れません、イヒヒ




ケルンから 先ほど来た道を外れ、左へ向かうと…



『西黒尾根』が 下まで続いていきます。
8年前は ロープウェーを使わずに こっちへ下ったんだよね~



お!?
絵になるねぇ~







ロープウェー駅へ戻るのに、
ただのピストンでは面白くないので
途中の分岐から、『天神峠』の展望台へ…
登り返しになるんだけど、まぁ 今日は楽しちゃってるんで、これくらい いいか




ナナカマドの実が 真っ赤


一般の観光客で大賑わいの展望台につく頃には、
再び空はピーカンに
天気予報、午後には快晴って、大正解だったね


本日最後の 鳴らし物


この分だと まだまだ、紅葉は深くなっていきそうです。


この後、ロープウェー駅へ、
天神峠駅からリフトを使って下りたんだけど
安全バーも無いシンプルなリフト
実は その下りがその日一番 怖かった、
高所恐怖症の隊長なのでした、タハハ
※そんな訳で 乗ってから降りるまで身動きできず、写真も借り物っす




帰りがけ、立ち寄ったのは『湯テルメ谷川』
露天風呂が工事中で使えなかったのが残念だったけど
さっぱり、すっきり、
町営なんで、安かった上に、工事中で100円引きに

高崎で途中下車して飲んだビール
美味しかった~~


というわけで
ご精読、感謝です。
錦秋の秋山、もう一回ぐらい 楽しみたいねぇ。
さてどこ行こ?!


よろしければ、こちらも お願いします…
登山・キャンプ ブログランキングへ

ポチッと押していただけると励みになるでげす…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へにほんブログ村




八年ぶり、再びの谷川岳!! 秋色満喫 前編

2018年10月05日 03時59分42秒 | 上州
何度かの台風が 列島を行き過ぎていきました。


あれほど暑かった夏も、気が付けば過ぎ去り
北は北海道から東北、
はたまた3000m近い高山から、
秋が駆け足で 錦秋のベールを掛けおろしています。


こうなると、
山屋の人たちは 気が気ではありません…

今年の紅葉のピークは いつ頃なんだろ?
紅葉狩りを兼ねた 山行、ジャストタイミングで行けるかなぁ⁈
涸沢の紅葉、どうなんだろう…
早いのか、遅れるのか?

って、ぐじゃぐじゃ
うるさい‼


自然は、自然のまま
人間なんぞの思惑なんかに関係なく
ただ粛々と、その装いを秋色に変えていくだけ。

気が向けば、いらっしゃれば⁈
運が良ければ、微笑んであげても 良くってよ…
ってな もんでげす
  ←誰?!秋の女神様?!
実にツンデレ な奴なんでげすなぁ、ハハッ



しょうがない、
そういうことなら こっちの都合だけで行かせていただきます。

え~、明日、晴れ? あ、そうなの
天気は、一日だけならもちそう⁈ あ~、そうなの


じゃあ、行っちゃいましょう、(多分)紅葉の(始まったであろう) お山へ…

…というわけで、山登りを始めたばかりの年に行った、あの山へ
八年ぶりの 再訪です。

水上駅。朝から、いい天気じゃん。



土合のモグラ駅からより、
時間的に こっちのほうが乗り継ぎがスムーズかなと思ったんだけど…

ロープウェー駅に向かうバス停には、ちらほらとだけ、ご同輩。
平日だもんね、こんなもんでしょ

と思ったら、やって来たバスには 既に人がたくさん。
始発の上毛高原から乗り込んで来たんだね。


すいません、
日帰りなもんで、高度を稼ぐために、
ロープウェー使わせていただきます

ん?!
【天空のナイトクルージング!!】 なんだか素敵なんだろうねぇ
今晩なら、ばっちりかも!!

なんか、まだ木は 青々して見えるんだけど…



着いた~‼


あら、もしかしたら 紅葉、いいかも~ イヒヒ


鳴らし物があると、とりあえず 鳴らさずにいられないのが おサルの習性っす、イヒヒ


1300mも一気に標高が上がったんで、
やっぱり ひんやりと涼しいねぇ







8年も前もの山行で、
鮮明に記憶にとどめているような出来事は そうは多くないなぁ

避難小屋までの道のりで崖側に崩れた道があった事、
おサル君が 肩の小屋の手前で
( 頂上は)まだか まだかと ねをあげてうるさかった事、
「おきの耳」( 双耳峰の 奥側のピーク)で お昼のオニギリを頬張っていたら
「トマの耳」の山頂で 奇声をあげて お尻を丸出しにしている野郎どもがいて
ああいうお下品な輩には天罰が下れ! と 心の中で念じた事、
そしたら イキナリ 雷がなり始め
慌てて自分たちも撤収する羽目になった事、などなど、
( ププッ、十分、多いじゃん )




隊長〜っ! ここ、覚えてる!」って、おサル君
( どうせ、なんか 食べ物がらみの記憶じゃないの?! イヒヒ )
避難小屋 とうちゃこ。
ちょうど前後に団体さんがいたんで、
ここは 歩みを止めずに サクサクっと通過しちゃいましょう


小屋を過ぎると尾根筋になって、右左に眺望も


結構 急な岩場が連続します。
ストックが邪魔になったら 躊躇せず、手を使って登りましょう、ってね


ちょっと一息。
左右を見れば、結構 色ずきはじめてます。
隣のおっさんの頭は とっくに枯れきってます ← こらーっ!!











『天狗の溜まり場』 って 書いてあったけど
こんなところでたむろして、奴ら一体 何を企んでいたんだろ
良い子はたむろしちゃいけません ってか(笑)


ちょうどいい感じで 岩の上に立っていた「小天狗👺さん」をモデルに
パチリ!


イ~~ ヤッホ~!!








隊長〜っ! いい色合いになって来たよ〜!」


標高2000メートルそこそこの山なのに⛰
スパッと 削れた稜線が とてもシャープで綺麗なのは
日本海側からの大気の流れと 太平洋側の大気とが
ちょうどぶつかり合う場所に ここ谷川岳は位置しているので
とても雨や雪が多くて(特に雪が)、
為に樹林が大きくなれず、山肌がそのままむき出しになって見えるからと、
何かで読んだことがあったような無かったような‥


おっ、いい感じ。いただきました~


麓に見えているのは水上の町か…


ケルンや 道標が見えたら もう、肩の小屋っす。






ご精読、感謝です。
後編に続きます!


よろしければ、こちらも お願いします…
登山・キャンプ ブログランキングへ

ポチッと押していただけると励みになるでげす…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へにほんブログ村