さて 前の晩、我が隊に、
①する事も無く、②疲れ切って、③取り敢えず お腹だけは満たされた結果、
必然的に ある化学反応が生じました‥
そう、 『消灯前の爆睡現象』でゲス。
布団の上に寝っ転がってボーッと干しといた帽子を眺めていると、
まだ あちこちの部屋から
グループの談笑する声やら、
ガサゴソと明朝の出発に備え、荷物をまとめようとしている音、
マグロの競りの声なんかが 聞こえてきて‥‥
ん⁇
マグロの競り⁈
んなバカな‥‥
ありえ ないっしょ‥‥ ‥‥
ありぇ‥ ‥ ‥
んがぁぁ… ぁぁ … …
( スカピー) ( スカピー) ( スカピー)
ん⁉︎
何時間、経ったんだろう‥‥
既に意識は寝覚めていますが
寝返りをうったりして無理やりその意識を押し込め
目を固く閉じて、ひたすら横になり続けます。
何故って⁈
だって、起きあがって時間を確かめた瞬間
まだまだ起きだすには早過ぎる事に愕然とし、
そのあと 羊を何万匹と 数えるようになるのがオチだからです‥‥
これが、『消灯前の爆睡現象』の
典型的な例‥‥
この症例のよく見られるのは
主に 3,000メートル級の標高の山小屋が中心
患者のほとんどが、所謂 壮年期、40代後半以上の世代です 。
女性はほとんど罹りません。
ある患者のケースでは
ジャンピング シープ 258,654匹カウントという
ギネス記録も打ち立てています。(嘘 )
おサル君は、
羨ましいほどの熟睡っぷり
“寝る子は育つ” 否 どちらかって言うと
“悪い奴ほど よく眠る” でしょうか、イヒヒ
“寝た子を起こさず”に そっと布団を抜け出し
外へ出てみると
意外や満点 満天、 否、89点くらいの星空🌌
※イメージ
玄関に戻ると、暗いうちから歩きだそうという人で
早くも ざわざわしています。
じゃあ そろそろ我が隊も始動しますか‥
朝食中、何人かが富士山が見えたとか何とか 話していましたが
ふ〜ん、と たいして気にも留めずにいた 隊長、
食器を厨房へ返そうと立ち上がった刹那、
視界の端に 何かが引っかかりました。
食堂の窓から見えていた、まだ薄明の雲のかなり下の方に
あの見慣れたシルエットが浮かんでいるじゃあ ありませんか!
一気にテンションが上がってきました!
ヨシッ、行くぞ〜🏃
外へ出ると
早朝の凛とした空気、
雲一つ無い夜明けの空に 稜線が鮮やかです。
ウヒャヒャ〜、これこれ、
この感じが味わいたかったんだよ〜🎵
取り敢えず余分な荷物は山小屋にデポして、
間ノ岳 ピストン、ゴー‼︎
( イヒヒ、 おサル君は余計な荷物だらけだから、
ほとんど空身のザックっす‼︎ )
ところが隊長、身軽なはずなのに、
それでもやっぱり登りはキツくて、
どうもペースが上がらない‥
もしかして 高山病⁈
※左端が間ノ岳
昨日はガスの中だった北岳が、今朝は岩の一つ一つまでハッキリと見えてます。
富士山が、
♪あ~たま~を く~も~の~、う~えに~だ~し~♬
北岳の上に、笠雲がかかってきました。
あまりいい兆候じゃないなぁ…
ん?! こんなとこに キャディさん?
ファ~!!
手前の中白根山辺りまでは まだ良かった天候が
肝心の間ノ岳に着く頃には
ガスで真っ白白
あちゃー、
調子が上がらないくせに、空元気の隊長っす!!
標高日本第三位の、間ノ岳、とうちゃこ~
辺り全部ガスに囲まれ、
ねばっても、回復する気配もなく
しょうがない、こんな時は とっとと退散 っす
ところで、ガスって、
馬鹿にできないもんです。
5メートル先のおサル君が、ただのぼんやりとした影にしか見えず
( 決して おサル君がぼんやりした奴だと言ってるわけじゃありません(^_^;))
時には 横に並んだ 岩影と見分けがつかないことさえ‥‥‥
相変わらず調子の上がらない隊長を尻目に
とっとと 先に進む おサル君‥‥
危ない危ない、ルートを見失うのはこんな時です。
ガスに消えかかる おサル君の影と
岩にマークされたペンキの印と
時折現れる ケルンを慎重に追いながら、
足を運びます。
それでも おサル君、要所要所で 後ろからちゃんとついてきているか、
気にはしているようで、
癪だけど 全くこれじゃあ どちらが隊長だか、わからないっすね‥‥
山荘に戻り、デポした荷物を回収、
一気にザックが元の、否、それ以上に重く感じられます。
誰か、漬物石でも入れてない⁈
昨日 やり過ごした北岳山頂へ向かい
ざれた石だらけの斜面を登り始めてすぐでした、
ガスの中から 雷さま 登場っす‼︎
大人の雷さま二羽、ヒナ雷さまが三羽、
やっぱり雷さま、ガスがお好き。
※カメラのレンズ内が曇ってしまっているのを気付かず
肝心の写真がこの後しばらくうまく撮れてません
雷鳥がどこに写っているのかわからないのは、その為です。
決して、カメラの腕が悪いわけではありません
しばし観察に没頭していると、
ん⁉︎
ガスが、ちょっとづつですが晴れてきています。
振り向いた目に、間ノ岳方面の稜線の眺めが、
そして前方には 急峻な北岳の頂きが‥‥
写真を撮ろうと構えるそばから すぐガスが広がり
諦めて歩きだすなり一瞬 稜線が顔をだし、と
イタチごっこしながらも 一歩づつ高度を稼ぎます。
「隊長~っ!! まだ あんなにあるっすよ~!!」
どうにか、北岳、キターーーッ‼︎
やっぱり、真っ白でした、ハハハッ
山頂で“クラツリ”ご一行さまをやり過ごし、
一応 記念撮影。
やれやれ
後は、もう下るだけ
それだけが救いっす、ハハ
北岳の❝頭と首❞を下ってきたんで、『肩』とうちゃこ~
こらっ!! おサル君、勝手に鐘ならしちゃだめっす!!
やっぱり、日本アルプスの夏山は、こうでなくっちゃ!!
稜線を辿る道筋がずーっと見えて、気持ちよくなってきました!!
深い谷越しに見えているのは、多分 仙丈ケ岳!!
※実は 恥ずかしながら後で地図を見て 気づきました
目の前に続くのは「小太郎尾根」という 尾根らしい…
もうすぐ、右俣大下りの分岐、
再び大樺沢へ向かいます
なんか、だんだん明るくなってきた。
下ってきたから晴れだしたのか、時間的に晴れだす時間なのか…
分岐を曲がったら、広河原が見えてるじゃんっ!!
まだ1,500m以上は 標高差があるのにっ!!
登りでは、あるのはわかっていても
見る余裕のなかった高山植物のお花畑が広がっています
すっかり青空!!
水の勢いも 結構すごい。頭から水かぶりたいっす!!
何故か人一倍 虫に好かれるおサル君、
頭からすっぽりかぶるタイプの 虫よけを装着っす
この橋を渡りきれば、広河原っす!!
おサル君、激下りと その長さに足にだいぶきて
最後は ヘロヘロだったみたいだけど
よく頑張った!!
振り仰ぐと、
北岳への直登コースが 一望に望めました。
あ~、良く歩いたなぁ~、
ただ来ただけじゃあ、やっぱりなかったね、イヒヒ
※その後、麓の温泉宿で疲れと汗を流して帰りましたとさ
めでたし めでたし
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
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①する事も無く、②疲れ切って、③取り敢えず お腹だけは満たされた結果、
必然的に ある化学反応が生じました‥
そう、 『消灯前の爆睡現象』でゲス。
布団の上に寝っ転がってボーッと干しといた帽子を眺めていると、
まだ あちこちの部屋から
グループの談笑する声やら、
ガサゴソと明朝の出発に備え、荷物をまとめようとしている音、
マグロの競りの声なんかが 聞こえてきて‥‥
ん⁇
マグロの競り⁈
んなバカな‥‥
ありえ ないっしょ‥‥ ‥‥
ありぇ‥ ‥ ‥
んがぁぁ… ぁぁ … …
( スカピー) ( スカピー) ( スカピー)
ん⁉︎
何時間、経ったんだろう‥‥
既に意識は寝覚めていますが
寝返りをうったりして無理やりその意識を押し込め
目を固く閉じて、ひたすら横になり続けます。
何故って⁈
だって、起きあがって時間を確かめた瞬間
まだまだ起きだすには早過ぎる事に愕然とし、
そのあと 羊を何万匹と 数えるようになるのがオチだからです‥‥
これが、『消灯前の爆睡現象』の
典型的な例‥‥
この症例のよく見られるのは
主に 3,000メートル級の標高の山小屋が中心
患者のほとんどが、所謂 壮年期、40代後半以上の世代です 。
女性はほとんど罹りません。
ある患者のケースでは
ジャンピング シープ 258,654匹カウントという
ギネス記録も打ち立てています。(嘘 )
おサル君は、
羨ましいほどの熟睡っぷり
“寝る子は育つ” 否 どちらかって言うと
“悪い奴ほど よく眠る” でしょうか、イヒヒ
“寝た子を起こさず”に そっと布団を抜け出し
外へ出てみると
意外や
※イメージ
玄関に戻ると、暗いうちから歩きだそうという人で
早くも ざわざわしています。
じゃあ そろそろ我が隊も始動しますか‥
朝食中、何人かが富士山が見えたとか何とか 話していましたが
ふ〜ん、と たいして気にも留めずにいた 隊長、
食器を厨房へ返そうと立ち上がった刹那、
視界の端に 何かが引っかかりました。
食堂の窓から見えていた、まだ薄明の雲のかなり下の方に
あの見慣れたシルエットが浮かんでいるじゃあ ありませんか!
一気にテンションが上がってきました!
ヨシッ、行くぞ〜🏃
外へ出ると
早朝の凛とした空気、
雲一つ無い夜明けの空に 稜線が鮮やかです。
ウヒャヒャ〜、これこれ、
この感じが味わいたかったんだよ〜🎵
取り敢えず余分な荷物は山小屋にデポして、
間ノ岳 ピストン、ゴー‼︎
( イヒヒ、 おサル君は余計な荷物だらけだから、
ほとんど空身のザックっす‼︎ )
ところが隊長、身軽なはずなのに、
それでもやっぱり登りはキツくて、
どうもペースが上がらない‥
もしかして 高山病⁈
※左端が間ノ岳
昨日はガスの中だった北岳が、今朝は岩の一つ一つまでハッキリと見えてます。
富士山が、
♪あ~たま~を く~も~の~、う~えに~だ~し~♬
北岳の上に、笠雲がかかってきました。
あまりいい兆候じゃないなぁ…
ん?! こんなとこに キャディさん?
ファ~!!
手前の中白根山辺りまでは まだ良かった天候が
肝心の間ノ岳に着く頃には
ガスで真っ白白
あちゃー、
調子が上がらないくせに、空元気の隊長っす!!
標高日本第三位の、間ノ岳、とうちゃこ~
辺り全部ガスに囲まれ、
ねばっても、回復する気配もなく
しょうがない、こんな時は とっとと退散 っす
ところで、ガスって、
馬鹿にできないもんです。
5メートル先のおサル君が、ただのぼんやりとした影にしか見えず
( 決して おサル君がぼんやりした奴だと言ってるわけじゃありません(^_^;))
時には 横に並んだ 岩影と見分けがつかないことさえ‥‥‥
相変わらず調子の上がらない隊長を尻目に
とっとと 先に進む おサル君‥‥
危ない危ない、ルートを見失うのはこんな時です。
ガスに消えかかる おサル君の影と
岩にマークされたペンキの印と
時折現れる ケルンを慎重に追いながら、
足を運びます。
それでも おサル君、要所要所で 後ろからちゃんとついてきているか、
気にはしているようで、
癪だけど 全くこれじゃあ どちらが隊長だか、わからないっすね‥‥
山荘に戻り、デポした荷物を回収、
一気にザックが元の、否、それ以上に重く感じられます。
誰か、漬物石でも入れてない⁈
昨日 やり過ごした北岳山頂へ向かい
ざれた石だらけの斜面を登り始めてすぐでした、
ガスの中から 雷さま 登場っす‼︎
大人の雷さま二羽、ヒナ雷さまが三羽、
やっぱり雷さま、ガスがお好き。
※カメラのレンズ内が曇ってしまっているのを気付かず
肝心の写真がこの後しばらくうまく撮れてません
雷鳥がどこに写っているのかわからないのは、その為です。
決して、カメラの腕が悪いわけではありません
しばし観察に没頭していると、
ん⁉︎
ガスが、ちょっとづつですが晴れてきています。
振り向いた目に、間ノ岳方面の稜線の眺めが、
そして前方には 急峻な北岳の頂きが‥‥
写真を撮ろうと構えるそばから すぐガスが広がり
諦めて歩きだすなり一瞬 稜線が顔をだし、と
イタチごっこしながらも 一歩づつ高度を稼ぎます。
「隊長~っ!! まだ あんなにあるっすよ~!!」
どうにか、北岳、キターーーッ‼︎
やっぱり、真っ白でした、ハハハッ
山頂で“クラツリ”ご一行さまをやり過ごし、
一応 記念撮影。
やれやれ
後は、もう下るだけ
それだけが救いっす、ハハ
北岳の❝頭と首❞を下ってきたんで、『肩』とうちゃこ~
こらっ!! おサル君、勝手に鐘ならしちゃだめっす!!
やっぱり、日本アルプスの夏山は、こうでなくっちゃ!!
稜線を辿る道筋がずーっと見えて、気持ちよくなってきました!!
深い谷越しに見えているのは、多分 仙丈ケ岳!!
※実は 恥ずかしながら後で地図を見て 気づきました
目の前に続くのは「小太郎尾根」という 尾根らしい…
もうすぐ、右俣大下りの分岐、
再び大樺沢へ向かいます
なんか、だんだん明るくなってきた。
下ってきたから晴れだしたのか、時間的に晴れだす時間なのか…
分岐を曲がったら、広河原が見えてるじゃんっ!!
まだ1,500m以上は 標高差があるのにっ!!
登りでは、あるのはわかっていても
見る余裕のなかった高山植物のお花畑が広がっています
すっかり青空!!
水の勢いも 結構すごい。頭から水かぶりたいっす!!
何故か人一倍 虫に好かれるおサル君、
頭からすっぽりかぶるタイプの 虫よけを装着っす
この橋を渡りきれば、広河原っす!!
おサル君、激下りと その長さに足にだいぶきて
最後は ヘロヘロだったみたいだけど
よく頑張った!!
振り仰ぐと、
北岳への直登コースが 一望に望めました。
あ~、良く歩いたなぁ~、
ただ来ただけじゃあ、やっぱりなかったね、イヒヒ
※その後、麓の温泉宿で疲れと汗を流して帰りましたとさ
めでたし めでたし
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