山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

リベンジって、 蓼科山⁈編

2015年09月30日 02時04分28秒 | 八ヶ岳
この夏の山行、振り返ってみると
夏が短かったせいか、
それとも 長い休みが取れず、
思い切った計画が立てられなかったからか、
どうしても 小粒な印象が否めないなぁ…

安心してください
それでも数はこなしているんですよ、


って

⇧⇧⇧     “とにかく明るい 安村さん” かいっ‼︎



そう言えば、今年の2月に挑んだものの、
山頂直下で撤退した 八ヶ岳は 蓼科山…

いずれまた 雪の時にリベンジするにしても
 一度は山頂を踏んでおこうと思い立ち
8月末 、連休を使って 行って参ったでございます。





登り口も、
冬と一緒の 「 女ノ神茶屋 」から。
あん時は、こんな感じだったっけ…



ううっ、思い返しただけで さぶっ…


夏は、
「八ヶ岳ラウンドバス」なるものが
茅野駅からここまでを結んでいますが、
遠回りする事 しない事、( いや、結局するんでげすが…)

これじゃあ、タクシーで まっつぐ来てしまった方が
よっぽど時間の節約になります。
( 残念ながら お金の節約にはなりません)



この女ノ神茶屋からのルート、
後で聞いたら、ドM 好みの、ど直登コース なんだね

北側の、牧場方面から登れば、
七合目からの 楽々登山で済むみたい。
まっ、それじゃあ
歯ごたえなさすぎるしさ、
( ププっ、余裕かましてますねぇ、旦那 )





出だしすぐの急登はすぐ終わり
なだらかな樹林帯をしばらく行きます



と、また急登
今度は 長いっす



いったんなだらかになり
ほっとしたのも束の間、再びの急登
振り返れば だいぶ高度を稼いだみたい



そろそろ、森林限界
ってことは、前回 撤退したのはこの辺りだね

バスや、登り口から
抜きつ抜かれつして ずっと一緒だったお兄さん
しかし 大きいザックだねぇ…

すれ違う人に さっき話していた処によると
なんでも縦走するんだとか…
それって、八ヶ岳縦走かしらん⁈ 



ん!?
空が抜けてるじゃん

ってことは、あそこ登り切れば頂上だね



大きな岩々だらけの間を進みます



で、あらっ?!
頂上、到着です。



視界が効く内に、パチリ、と



どうでがす?!



ムフフッ



お隣の、北横岳方面は雲の中
その先に連なって見えるはずの八ヶ岳も 残念、見えません



夏空の



蓼科山頂ヒュッテだす
通年営業の多い八ヶ岳の山小屋ですが
ここは 残念ながら冬は閉ざされてしまいます。
冬は烈風が吹き荒れる ここの山頂じゃあ
それもしょうがないね



確かに北斜面からのルートは、なだらかに見えるね
『クラブツーリズム』のツアーの人がいたけど、
みんなそっちから来たみたい
おばちゃん達、にぎやかな事にぎやかな事

「お兄さん、飴ちゃん、 ど~お⁈ 」

しっかし、だだっぴろい山頂だこと











帰りのバスの時間が気になるし
そろそろ下りるべか…


おっ、一瞬 茅野側の雲が切れたぞ




ほぼ直登のルート、しかも急登って事は…
そう、下りは 早い早い
何しろ雪の時は ヒップソリで下ったくらいだもんね





始めは、
最終便のバスに間に合えばいいや ぐらいに諦めて下っていた我隊、
途中でペースが意外と稼げると判り
俄然 スピードup & MAX
あれ⁈
上手くいけば 前の便に間に合うんじゃない⁈

走る

走る

おかげで 二回も、ぬかるんだ斜面の土に足を取られ
すって~ん‼︎


でも 結局…
前の便に、わずか10分 間に合いませんでした…
その10分の遅れで、次の便(最終)まで
1時間の待機を余儀なくされます、トホホ


だんだん風が 肌寒く感じだします
たっぷりかいた汗が 体温を奪ってるようです


霧も出てきたし…
バスの通る峠とはいえ、ここもやっぱり山の中なんだね

「低体温症」になんて なったらシャレにならないっす
慌てて 風除けジャケットを羽織ります。

と、20分もたった頃、あらら⁈
辺りが明るくなってきました。

そうなると俄然、考える事は というと…
そう、お腹空いたね、
ね、おサル君‼︎

やっと来たバスにいそいそと乗り込み
向かう先は…⁈ 

ここからは、山行備忘録ではないので…
《 おまけ編 》でがす。

前日、急遽予約した、本日のお宿
奮発しました、へへへ


落ち着いた“ 大人のお宿”でございますのよ
おほほほほ




宿代 足りなくて、
駐車場の誘導の手伝いで 一働きするおサル君、
( んなぁ訳ないでしょ‼︎ )




ここでの滞在は、
温泉かけ流しの大浴場露天風呂にと
すっかり温泉三昧
小原庄助さん状態でがした、ヘイッ







さて、翌朝です。
そのまま帰京するのも芸がないなぁ〜
どうするか 考えていると
温泉の送迎バスが 送ってくれるというので…



じゃん‼︎
北八ヶ岳ロープウェー駅です。




察しの良い方は既にお判りでしょう、
そう、 「坪庭」ですっ‼︎





溶岩地形が作りだした 奇岩の周回コースを抜けて
縞枯山荘へ向かい (時間の関係で)折り返します







ホントは 時間の関係、というよりも、
お腹の関係、だね、 へへへっ


蓼科山の、お椀を伏せたような形が クッキリ


で、お昼でやんす。
蓼科「三五十屋(みごとや)」さんの
大盛り田舎蕎麦!!

見事やっ!!
って…、大盛りにも程があるでしょ!!
なんでも 普通盛りの2.4倍もあるんだとか…
たはは…
知らずに頼んでもうたっ…

食後、おサル君ったら
懲りずに地元民向けの公衆温泉へ…


バス待ち時間に
涼みがてら、ぶらぶら…






夏の陽射しっぽくはあるんだけど
どこかに 秋の気配が忍び寄ってる、
そんな蓼科の夏休みでした…





バイバイ、蓼科山
バイバイ 夏
また来年だね




次も、時間をさかのぼり、晩夏の四阿山・根子岳編でげす!!



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尾瀬、梅雨明けの空へ 編

2015年09月20日 12時40分48秒 | 他の山
夏が行ってしまいましたねぇ…
いざ こうなってしまうと、短かった残暑さえ懐かしく思うのは
日本人らしい感性?!
それとも あまのじゃくたる所以?!

さて、例年、7月の20日前後が、
関東地方の梅雨明け
見越して 取っておいた連休でげすが、
いまいちぐずぐずとした空模様に
山へいく こちらの踏ん切りもなかなかつきません。

が、
何処とも当てなく あちこちへの足の便を調べていると
おっ!!
夜行の尾瀬行きのバスにまだ空席が‼️
ヨシッ、行ったれ~

そうと決まれば
外の様子を見ようと 家の窓から顔を出すと…
おおっ!!
虹っす‼︎

しかも 二重の虹‼︎
幸先 いいんでねえの⁈



そんなわけで 池袋発、夜行 尾瀬号。
まぁ、念のためとアイマスクまで用意していきましたが
案の定、ウトウト出来たぐらいで、
寝不足のまま 戸倉 到着。



バスを乗り換え、
白々と夜が明け出した頃、鳩待峠到着です。


さすがにシーズン真っ只中の尾瀬、すごい人出です。




なんか、でも、天気、
いい方に向かってるんでないの⁈
ねっ、おサル君!!








よしっ、行くで~







これだけの人だもん、しばらくは、渋滞も止むなしっ‼︎
朝の空気は それでも 想像していた以上に清清しいねっ‼︎
来てよかった!!




山の鼻、到着。
ここで 朝ごはんにしようね、と
おサル君との約束、
きっちり守るでやんすよ、ハイッ




お腹も満ちて…

1,2,3、はいっ!!
♪ 夏が来~れば 思い出す~ ♪










今回、目指す山は「至仏山」。
ともに 日本百名山の、北側に聳える「燧ケ岳」と、南側の「至仏山」。
その2つにに挟まれた高層湿原が 尾瀬っす。


燧ケ岳には、前回 二度目の尾瀬で
泥寧に苦しみながらも登頂を済ませているので
今回は是非に、という訳でげす。

初めて尾瀬を訪れた時に、実はルート設定をミスして
時間が足りなくなって 泣く泣く 至仏山 登頂をあきらめた経緯もあり
尚更なんでげす。



とは言っても、せっかく尾瀬まで来たんだから
尾瀬らしい湿原風景を味合わない手はないっしょ…  





















調子に乗って あんまり奥に行き過ぎると
また 時間なくなっちゃいまっせ!!

至仏山へは、「山の鼻」に着いたなら
ホントは すぐ湿原に背を向けて
登り口へ向かわなくっちゃいけねえんでげす…

なんでも植生保護のため、
湿原側からは 登り ワンウェイ、一方通行なんでげすなぁ。
それが 初回の時のルート設定ミスの原因。
さて、残念でげすが
今来た木道を 戻りませう…
















「山の鼻」まで 戻ってきました。
往復、2時間ぐらいは 歩いたかな?
でも ほぼ まっ平らな木道歩き、全然余裕っすよ!!

ただ、天気が思っていたほど いまだ回復せず
用心にザックカバーをし、雨具もすぐ取り出せるようにし…
再び、行くぜっ!!



おサル、行きますっ!!




隊長も、参りますっ!!


登りだしてすぐの、樹林帯の中
湿度がめちゃくちゃ高くて、
気温はそんなに高くないのに 汗が吹き出します



至仏山は、「蛇紋岩」っていう岩に覆われているのが特徴的で
これがまた、濡れていると滑るんだ!!



今にも泣き出しそうな空
なんとか、振り返ると尾瀬湿原が望めます














何度も振り返るけど、
ほぼ同じ風景、そんだけ直登って事っすね。



森林限界超えてから、
晴れてりゃ眺めいいんだろうけど、
ガスに囲まれ、冷たい風も出てきて
足元も滑るので危なっかしく…
ひたすら辛抱の登りでげす。







ん?!
平らになってきた…
ってことは…





到着でげす!!
すごい人、人、人…



んふっ


いやん



これじゃあ、あまり長居も無用ってことで
とっとと行きまっしょい…

実は 下山後のお風呂の事を考えてたのでした。
帰りのバスの時間は決まってるし、
山頂も、下(湿原)も、これだけの人
先んずれば人を制す、って訳でげす…

ところが 蛇紋岩
滑りやすいから 下りの方が気を使います…



おまけに、狭い山頂付近の稜線
鳩待峠から直接登ってきた人とのすれ違いで
しばし渋滞


ダメダメッ、
こんなことでイライラしてしまっては…
山に来て
ストレス溜めることほどナンセンスな事はないよ…

足元でふと目を留めた 可憐な高山植物が、
こんな時こそ 癒してくれます…





なんか、ちょっとづつ
空を覆っていた厚い雲が薄くなってきた気がします







あそこに見えてるの、鳩待峠じゃない!?





だんだん天気が快方に向かっているのが
はっきりとわかりだしました









どこの尾根を回り込んだ時だったか
あ、今、
季節が変わったかも
、って
はっきり感じた瞬間がありました…

鳩待峠、とうちゃこ~



戸倉まで下りて来て、
計画通り温泉に…
狙った通り、まだ下りてくる人が少ない内に
ほぼ貸切で さっばり

バスを待つ間に、
ちょうど今日の昼に、関東地方の梅雨明けが発表された事を
知りました。
やっぱり、あの瞬間、だった!?



帰りのバスで、
とてもきれいな夕焼けを見ました。
ああ、夏になったんだなぁ… 
そんな、梅雨明けの狭間に出会えた 山旅でした…



次も、時間をさかのぼり、リベンジ蓼科山編でげす!!



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白馬三山、テン泊ザックが お、重いっ…編( 完結 )

2015年09月13日 19時37分05秒 | 北アルプス


ぼやきながらも、ガレた ルートをたどり、
杓子岳に どうにか到着です。



途中、杓子岳のピークを通らずに
直に鑓ヶ岳へのコルに向う巻き道が目に入りましたが
そこは意地で、直登
後で 必ず後悔するのが目に見えてるし 、ね。




この位置から見ると、白馬岳と同じ角度に
削れてる 杓子岳のピーク。

で、前を向くと、白馬鑓ヶ岳が見えて来ます






勢いで 既にかなり下って来ていますが
目の前を大きく下り、思いっきり登り返す、罰ゲームみたいな山容…
白馬鑓ヶ岳です。
でも、“ ヤリ”と言うわりには、
それ程 とんがってないのが、救い。(笑)



えっちらおっちら
耐えて耐えて、一歩一歩 歩みを止めなければ、
やがては着くのだから、ここは我慢のしどころでさぁ、旦那



到着でげす‼️






ハイッ、向こうから、
小蓮華山を先頭に、白馬岳、白馬杓子岳、白馬鑓ヶ岳( ここ )の
白馬三兄弟のそろい踏みで ございますですよっ‼︎






前には 不帰ノ嶮(かえらずのけん)、唐松岳
まだまだ 北アルプス オールスターズが続いているはずですが
自分等には まだ未踏のルート、
どの辺が そのハードな『不帰ノ嶮』さん なんだか、
さっぱりわかりまっしぇん‼︎ 
案外と穏やかな稜線に見えるんですけど、ねぇ…


嬉しいことに、
もう、登り返しはないし、下りなら任せとけっ‼︎
てなわけで、すたこらさっさ

ぷぷっおサル君、さてはそろそろ 頭ん中
食いもんの事で一杯だね




振り向くと、登りに見てた山容と全然 違う山の様相の
白馬鑓ヶ岳
なんか騙された気分

いつの間にか雲も、ずいぶん湧き上がってきたねぇ


地図だと、その、緑の瘤 一つ 越えたら、
そろそろ 白馬鑓温泉への 分岐が現れるはず…








ハイッ、
ここで 朝から歩き通してきた稜線から いよいよ別れて、分岐からの下りが始まります

最初こそ、お花畑を楽しむ余裕がありましたが、
だんだんと勾配もきつくなり出し、
ガスにも包まれ
二人とも無言で下ります




雪渓も現れ、


鎖場も現れ





結構、緊張を強いられるシーンが続きます。

ん⁈ 硫黄の匂いが、どちらからか…




こんな雪渓の上に乗ったら、ヤバイね


そして
なんとか無事、白馬鑓温泉到着です。
分岐から、結構、長かったねぇ…
って言うか、朝から、長かったねぇ… ほんと


小屋のすぐ下が、テント場
ある意味 贅沢な幕営地です。足湯なんて、入り放題‼︎


で、話題の、野天風呂っ‼︎


飢えた野獣の群れの中に、
果敢に挑んでくる猛者の山ガール( もちろん水着👙着用で )出現に
淡い期待を抱きつつ
だいぶ粘ってはみたのでしたが…


安心して下さい‼︎
履いていますよ ‼︎

じゃなかった、履いていませんので
自主規制‼︎


夏の夕暮れの空気が、湯上りの体に
とても とても 気持ちよく…
気持ちよく、
気持ちよく…




のぼせたのか、熱中症になってしまったのか
( どう見ても あんた、のぼせたんだよ、いい歳してまったく…)

その後 隊長、熱を出して、
夕食も そこそこに ダウン…

しかし
おサル君の懸命の看病によって、
明け方には熱も下がり回復
事無きを得たのでございます
( ここ、強調して書いておくよう言われてます )





で、翌朝、
東斜面に開いて建つ 白馬鑓温泉
ご来光を拝むのには 絶好のロケーションです。






実は、付き合いのあるガラス作家さんが、
山をやる友人に 無理やり連れて来られた ここ白馬鑓温泉で、
露天風呂に浸かって眺めた 🌄ご来光🌅が 最高だった、
と 教えてくれた事が、
今回の 白馬三山縦走の きっかけで ございますです。

なので、病み上がりではありますが、
どうしたって やらない訳には いかないのでございますです。


周りをふと見てみると
同じような事を考えている 同好のおっさんが いっぱい‼︎
😱 ギャー 🙀


失礼いたしました
お口直しに、渾身の自信作を…



もう、これで、今回のブログの目的は
達せられたようなもんでゲスので
後は さらっと…






私めの、ナイチンゲール様でございますです








温泉の川なんて、そうそう無いっすよね⁈
















さらっと、と 言うわりには、
だいぶ苦労しながら、
どうにか猿倉に下りる分岐まで到着です。
もうここからは 10分ちょっと…
ウヒヒ、
ビ、ビ、ビール


猿倉到着。
ビールの前に、カキ氷で、軽く ジャブ


新装なった 『 八方の湯 』で、
サッパリ~


締めは やっぱりコレでしょ、
乾杯~‼︎





次は、時間をさかのぼり、尾瀬、梅雨明け編でげす!!



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白馬三山、テン泊ザックが お、重いっ…編( その3 )

2015年09月10日 02時30分15秒 | 北アルプス


今回の 白馬三山縦走、
正直、ちょっとだけ甘く見ていました ( 懺悔 )

「白馬三山って、入門者向けのコースでしょ」
「“三山縦走”って言ったって、白馬岳には前に もう行ったことあるし、
今回は 白馬鑓温泉 に入ることが 最大の目的の
お気楽 縦走でございますですよ、ハイッ」
 なんて…

軽率な発言、深く、それは深ーく、反省しております…


ん?


サルですが、何か?


えっちら こっちら、ツアー様が通る


ひょーっ!  見事な眺めやん!


すれ違う人たちも皆、最高のコンデションに笑顔 笑顔…


『分け入っても分け入っても 青い山』 by 山頭火
『振り返っても 振り返っても 青い空』 by 隊長、

おそまつ…


行くぜ 白馬!!


いよいよ 間近に迫ってきました。


あと もう一頑張りや~


ここを登りきれば…


こんな高い所で 日本海の水平線が眺められるのって
なんか不思議やねぇ…


歩いてきた道のりまで くっきりだぁ~


ここで、雪倉岳・朝日岳方面と道を分けます。
テント場から 抜きつ抜かれつしながら 同じようなペースで
歩いてきたソロのお兄さんと サヨナラです。
またどこかでね~




テント場で 一緒だった学生君達。
若いって、それだけで素晴らしいね


よしっ、最後の登りっ!!




むっ!! 雪と岩の殿堂、剱様っ 見参!!


頂上、見えたっ!!


あまり左 行き過ぎるなよ~
お尻が ヒューッ!!



と、白馬岳まで、
ド快晴の、 それはそれは 真っ青な空の下
ただただ気持ちの良い稜線歩き。
心地よい汗はかいたものの 疲れは一切感じず
快調に到着でげす。


剱岳の 威風堂々とした雄姿
さすがっ‼︎




そういやぁ、前に来た時は
ガスガスで、何も見えなかったんだっけ…




雪倉岳、なんか気になる山だなぁ…
いつか、そっちへ回って、
朝日岳経由で蓮華温泉
周回するなんていうのも 面白そうだねぇ




白馬大雪渓方面を覗き込みます。
見ているそばから
雲が湧き上がってきます。


もしもし、
あんまり覗き込むと 危ないっすよ‼︎



登頂者で賑う山頂、
ひとしきり 眺望を楽しんだ後
いよいよ 三山縦走に向けて歩き出します。

眼下には
「白馬山荘」と「白馬頂上小屋」が重なり合うように、
そして
白馬杓子岳、白馬鑓ヶ岳( らしき ) 山容が
拡がっています。


おサル君、あそこ(頂上小屋)まで行ったらお昼にすべぇ~


ウキッ⁈ ウキキーッ‼︎


いそいそ、ウキウキ、らんらんらん


この時までは 今日は楽勝じゃん なんて
お気楽気分の、無知な隊長でした …

山の神さま
ごめんなさい


白馬山荘到着、

白馬頂上小屋へは、
勿体無いけど、もう一段更に下らなけりゃなりません。

上から見たら、
ほんとすぐそこに 見えてたのに…

雪倉岳に向かう雪渓の上
蟻んこみたいな 登山者の姿が見えます。


前の日に泊まった登山客は
既に全員出発してしまい
今日泊まるであろう客は
さすがにまだ到着していないだろうし
束の間 日本最大の山小屋「白馬山荘」におとずれた
静寂の時間です




おおっ!!
白馬大雪渓が見えましたっ!!
蟻さんが たくさん登ってきています


何度見ても、要塞のようにしかみえないその姿
サンダーバードの基地のモデルは
ここじゃないのかしらん


白馬頂上小屋に到着。
実は ここで前に食べたカレーライスが美味しくて
それを楽しみにしてきたのですが
聞くと 11時から…
それを待つためだけに、貴重な時間を潰すわけにもいかず、
泣く泣く断念。
手持ちのパンを ささっと食べて
ザックを再び背負います。

と、
見上げる先に、
白馬山荘と白馬岳…
こんなに下っちゃったのね…

「登り返し」に  元来メンタル的に弱い隊長、
視覚的なダメ押し
テンション、まじダウン…


それでも 気を取り直し、
やっとこさ、分岐地点へ戻り、
いよいよ目指すは、三山、先ずは 次の杓子岳!!

目の前に続く、でっかい山塊二つ、
まさか、あれ登って下りて、また登って下りるの?
んなわけないよねぇ…
手前の瘤みたいなのが、杓子岳なんだよ、きっと…

どう見ても 疑いようのない事実でも
見て見ぬふりして、自分をだまし
ただ勢いだけで足を前に進めます…

こんな状況で、
おサル君は どう考えているんだろ?
きっと
今日の夕食、何食べようかなっ、てなところかしらん、
ぷぷっ


惰性で進んでも、
振り返ればずいぶんと歩を進めているもんです。
白馬頂上小屋 脇 上の分岐が
もう あんなに小っちゃくなっちゃいました…


獅子みたいな 大岩


剱と立山、覗き込めはしませんが
その間に深く切れ込んでいるだろう黒部渓谷、
北アルプスのパノラマにも
だいぶ慣れてきてしまいましたが、
すごいところを 今 歩いてるんだねぇ…


テンションが少しダウンしてしまった時には、
こんなお花畑が 心 癒してくれます


おサル君も、だいぶへばってきたようです…


もう、自分を誤魔化せません…
そう、あの塊 二つ、越えていかないと、
美味しいご飯も、楽しみな温泉にも たどり着けないのです…


大雪渓に向けて 崩れ落ちて見える 杓子岳の裾
雪渓の上に落ちてる岩や石は、
ここから崩落していくんだね


案外と心が強い おサル君
飄々と歩を進めていきます…


二つの山の間のコルまで、
下りきったところから 改めての登攀開始!!




まだ、カメラに向かってポーズをとる余裕のおサル君
余裕のよっちゃん、
師匠と呼ばせていただきますっ!!




( その4に続きます…)



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白馬三山、テン泊ザックが お、重いっ…編( その2 )

2015年09月03日 01時47分04秒 | 北アルプス
白馬大池の畔の テント場

3年前、 白馬岳からの帰路に通った時には
けっこうヘロヘロで 気付かなかったけど
実はたくさんの  「天国」オーラを発していました。



遠くにこそ 夕日に照らされた積乱雲が見えますが、
頭上には 今や雲一つ無く、
こりゃあ いやが上にも 今夜の星空に期待が膨らみます。
“天国”から、いったいどんな素晴らしい星空が望めることでしょう…



ん⁈
素晴らしい 満月っ…

で、
結果、都会で見るのとあまり変わりない星空でげす、トホホ…


でも
皆が寝静まった夜中、時折 風に乗って届く
どこかのテントで語り合う誰かの低い話し声とか…、
満月の夜の風景を満喫しようと
テントを抜け出し、足音を忍ばせ歩く 誰かの気配とか …

暗いテントの中で まったりとしながら
耳に入ってくるそんな 一つ一つの 音や気配に 思いを馳せます…
こんな時間が たまらなく 愛おしく感じます…

テント泊、ヤッパリ イイね~‼️







さて、今日の行程は 長いっす。

小蓮華山を経て白馬岳へ、
更に杓子岳白馬鑓ヶ岳の三山を踏んで
白馬鑓温泉小屋まで 一気に下ろうという計画。

せっかくテント泊にしたんだから
山小屋みたいに朝食時間なんかに 縛られる事なく、
早くに出発して、
夢のような稜線歩きを ゆったりと楽しもう…

って訳で、
暗いうちから起き出して、朝食準備に取り掛かります。



食べ物とくれば
ここからは、そう、おサル君の独壇場でげす。
そういえば 前回の投稿で 駄目出しされたんだっけ…
夕食について何も書いて( 褒めて ) ないじゃん、って…

苦し紛れに 名誉挽回を約束させられたので
( 仕方ない ) 書くか…


でも お世辞でなく、食材に趣向を凝らした、
なかなかの「ヤマメシ」が
楽しめたのは本当です、ハイッ
思っていた以上の、食材をザックに
質も量も 忍ばせてくれていたんだねぇ
改めて 感謝‼︎

なんて 朝から食べることに マジで取り組んじゃって、
テントの撤収までしていたら、
あっという間に明るく 周りも賑やかになっちゃっていました…

早くにスタートなんて、全然 ダメじゃん!!






よし、準備できた。
今からなら まだまだ 挽回できるぞ、
行くぞー ウキキッ



バイバイ、また来るよ~




も一度 振り返ります。
天国は、こんな素敵なロケーションの中に あったんだね




















ハイマツの稜線を越えると、
さっきまで見えなかった 山の向こう側が見えます。
ん⁈
そう、目を凝らすと
見えてるのは、雲海じゃない、日本海の水平線です。
日本を縦貫する まさに背中の上に
今 自分はいるんだね



突然 おサル君が叫びます、
あーっ‼︎


“雷さま”です

つがいの親子に 4羽のヒナの 一座
こいつは幸先がイイねっ‼️
学生君達も ひとしきり大騒ぎ。
そういやぁ ここっ、雷鳥坂って地図に載ってたっけ


しかし、実に ピーカンの空‼︎













最初に目指すピーク、小蓮華山までは約2時間のゆるやかな登り
その手前のピーク、「船越の頭」


「えーと、じゃあ この辺が (船越)英一朗のおでこ の辺 ⁈ 」
と、おサル君相手に くだらないギャグを飛ばしていたら
腰を下ろして休んでいた どこかのお姉さんに
吹き出されてしまいました… (恥)


これから歩いて行く先の道が クリアーに 望めます。


気分 最高っす‼︎









おおっ!!
遠くの稜線の間から 頭を覗かせているのは…
槍さまっ!!
あの形だけは どこにいても見間違うことないね、











新潟と長野の県境にあって、
新潟最高峰の「 小蓮華山」、到着でげす‼︎


結構な混みようでげす






後から写真で見て気が付きました。
これから向かう白馬三山の雄姿が おサル君の後ろに ばっちり…





(その3、その4に続きます…)



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