山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

大菩薩、紅葉狩り編

2021年10月29日 14時45分00秒 | 奥武蔵
大菩薩峠といえば、雷様(ライサマ)である。
いえいえ、雷鳥でも、気象現象の“カミナリ”でもなくて、市川雷蔵の方‥
古過ぎて、ピンとくる方も少ないだろうけれど、
中里介山の一世風靡セピアの大衆小説『大菩薩峠』の映画化がされた時の主演が、
市川雷蔵だったって話。

ますますわからん⁈

一度だけNHKで、深夜放送されていたのをチラッと見たことがあって
話の筋も、他に誰が出ていたかも覚えていないけれど
映画の中の雷様のゾクっとする色気だけは印象的だったっけ‥



また脱線しそうなんで、話を元に戻そう。
高い山はともかく、1,500m程度の低山では ちょっと紅葉狩り🍁には気が早いかなぁ

ルートは幾つかあるんだけど、
非常勤隊員のTもいるし、ここはオーソドックスに上日川峠からの周回って事で、
先ずは甲斐大和駅へ

予想はしていたけど、まぁ、凄い人
無人駅の甲斐大和の改札を出る前からの行列に、先が危ぶまれたけど
早め早めの行動で 何とか1便のバスにギリギリ乗れ、やれやれ


まぁ、バスからしてこんな状態なんで、
上日川峠は、登山口というより ほとんど観光地みたいな賑わい。
でも山道に進めば あっという間に人も疎らになるから不思議。

天気は何しろ最高、程よく冷えた空気も頬に気持ちいい。

お猿くんを先頭に、T、自分と、快調に進みます。
ん⁈ 心なしかいつもよりペースが速い⁈
そう、実はお猿くん、靴(スカルパ)を新調したんだった⁉︎
今までのAkuより軽いみたいだし、「シュッと見えるね」って褒めたら
満更でもない感じで、気に入ってるみたい。
なにせ🐒猿なんで、おだてられると木に上っちまいますから(笑)




あっという間に「福ちゃん荘」到着。
ここから、カラマツ尾根を辿って、一気に雷岩まで直登します。

「唐松」が黄葉するのを知ったのは、
山に登り出して間もない頃、深秋の八ヶ岳へ行った時だったかなぁ
雨にそぶる山道を本沢温泉から下りている時に目の当たりにした見事な黄葉‥
あれ以上の黄葉にはその後 出会えていない。



見上げる先に、大菩薩の稜線が見えた‼︎
早く登りきって、ご飯にしよう‼︎

急登に視線が足元を見がちだけど、ちょっと空を仰げば
時々はっとするような紅葉が‥


前を行く隊員2人は全然気がついてないみたい(笑)
せっかく紅葉狩り🍁に来たんだから、意識して見上げるようにしなきゃ
あきまへんでぇ〜

我が隊の前を賑やか(⁉︎)、というか、うるさい位に騒ぎながら歩く団体さんがいます。
ツアー(クラ○ツー○ズムの人達)かな⁈と思ったんだけど、
話している言葉がどうも違う。
どうやら中国のツアーの人達みたいです⁉︎
へぇ〜、もう(又?)やって来るようになったんだ⁉︎
まぁ、ある程度は(戻って)来てもらわないと観光面でまずいんだろうけど
今日の人達は特に、周りの空気を読まない傍若無人ぶり‥
何だかなぁ‥


富士山が良く見えるとはしゃいでいる(多分)横を、
急ぎ足で追い越し、一気に雷岩まで登りきっちゃいます。
着いたど〜‼︎



Tの後ろ姿が、いい感じなので、後ろからパチリ‼︎



登ってきたカラマツ尾根を、ちょっと斜め上から俯瞰してパチリ‼︎




大菩薩湖の上を渡る風が、遠くからもわかります‥


さてさて、楽しみにしていたお昼ご飯です。
お猿くん、今日は凝ったコーンポタージュとデザートを仕込んできてくれました。
デザートは、何と、フレンチトースト‼︎


どうやら最近手に入れた、山用のフライパンを使って
何かお手軽に作ってみたかったようです(笑)
通りがかった何処かのお兄さんに、あ、フレンチトーストだぁ❗️と
驚かれて満更でもなさそうなお猿くん(笑)
でも、お味もなかなか美味しかったよ‼︎


お腹も満ちて、帰りは介山荘経由で、再び上日川峠へ
ちょうど福ちゃん荘手前の辺りの紅葉黄葉が、
一番綺麗でした。



さてさて、
次はどこに行こう⁉︎










 

再びの、秋の山へ

2021年10月26日 13時32分00秒 | 奥秩父
地球の温暖化が叫ばれて久しい。
自分の身の周りを振り返ってみても、確かに春と秋が異常に短くなった(気がする)。
夏が長く より厳しくなり、冬の寒さは子供の頃よりも穏やかになった(気がする)。
これ即ち 温暖化って訳⁈ なんだろう‥

難しいことは専門家に任せるとして、
山を登る人間にとって これは甚だ厄介な問題だ。
四季のメリハリがあってこその 日本の山だし、自然の美しさなんだと思う。



しかも、超暑がりの自分にとって、登山中の発汗問題は大問題だ。
暑くも無く 寒くもなく、行動中が丁度いいぐらいで快適に過ごせる
春と秋の 極限られた一時期は、年々短くなる一方だ。

それでも山に行きたいとなると、自分の方を気候に合わせるしかないので
ウエアリング問題も派生してくるし、
行先や登り先の選択の より重要度が増すってもんだ‥



まったく、年がら年中 こんな事を考えているもんだから
春山の行く先を決めかね もうすっかり秋になってしまった‥
これじゃあ ♪「冷やし中華、始めました〜」♪の世界だ
だが待てよ⁈ どうせタイミングを失ったのなら周回遅れになればしめたものではないか‼︎
まさに、just do it!



そんな訳で 去年の秋から温めていた山行計画に則り、
山へ出かけて来たのである。
お弁当に用意していたゆで卵はとうに胃袋に収まってしまい影も形も無い。
やむなく山用の食材袋を漁ってみる。
ビタミンドリンクとパイン飴が出てきた。
大丈夫、両方ともギリギリ賞味期限内だ。

ふと思いついて、友人の「非常勤隊員」にも声をかけてみる。
行くと言う。
ではこのビタミンドリンクは彼に譲り、
自分用に新しいものを用意することにしよう‥




当日は朝から雲一つない、絶好の登山日和だ。
寝坊して遅刻する言い訳には出来そうにない。
諦めて粛々と準備をする。

人が起き出す前の、清々しい空気の中を、駅へと急ぐ。
実に気分がいい。
角の家のブロック塀の上を歩く猫にも おはようと声をかけたくなる。
声をかけようとした瞬間に 窓越しに家主の婆さんと目が合う。
なんだお前は、という顔をされる。
ふん、情緒の解らん奴め

そういえば、この間もこんな事があった。
月の綺麗な晩で、駅から帰る途中、遠回りして街灯の少ない道を歩いた。
こう見えてロマンチストなのだ。
少し前を 巻き髪の若いお嬢さんが歩いていた。
よく見ると なかなかのプロポーションでなくもない。
角を曲がり、またすぐ先を右へ折れる。
同じように自分も進む。断っておくが我が家はそっちなのだ。
と、しばらく進むと、私の方を
何となく気配を窺うように チラチラと振り返る。
こうした場合、3つのことが考えられる。
①昨晩寝違えてしまった首筋の痛みがとうとう限界で、歩きながらストレッチをしている
②駅前で見かけた感じの良さそうなおじさまと、どうにか話すきっかけがないものだろうかと思案している
③このエロオヤジ!さっきから付いてくるんじゃねえよ‼︎

沈着冷静な私である。
ははーん、何か勘違いしてるな、と ①②は廃し、すぐ合点はするが
この私のいったいどこを見て、そんな警戒をしやがるんだと思わないでもない。
いえいえ、私は痴漢なんかじゃありませんからね〜
安心して下さい〜   と主張出来るならしたいところだが、
この薄暗い道で声など掛けたら逆効果なのは明白だ。
面倒だから一気に抜かしちまおう、と
歩調を早めた瞬間、お嬢さん、脱兎の如く駆け出して行ってしまった‥
ふん、若い奴は情緒がないから嫌だ❗️
もう少し 奥ゆかしい態度表明の仕方があるだろう‼︎

そういえば、しばらく歩いた道筋に、駐在所がある。
まさかそこに駆け込んだりはしていないかと、ドキドキする。
高血圧の薬が手放せないのは、こんな日常のせいである。

話がだいぶ脱線してしまった。
この分では、山に着くまでで数十巻を要しそうだ。
復旧工事を急ごう。




















m(_ _)m ご無沙汰です  m(_ _)m

2021年10月16日 12時20分00秒 | 奥武蔵
この歳になって、身辺、公私に渡って多忙な一年でした‥
この際、ブログスタイルも、ちょっと変えようかなぁと‥

体調の変化⁈   いえいえ、お蔭様でまぁ今はボチボチ‥
振り返ればコロナ自粛の一年、自身二度目の椎間板ヘルニア手術からのスタートでした。
幸か不幸か、非常事態宣言下の自粛生活は、その療養期間と『ど被り』(笑)




回復後、再開したこのブログですが
山へ登って来たなら、なるべく早くUPしなきゃ、と
それまでと違う環境で ちょっと義務感で書いていたため、
疲れてしまった、と言うのが本音。

まぁ、あまり無理せず、気ままに、綴っていきます‥


  


なので、ブランク中に行ったり登ったりした山も 勿論ありますが
ちゃんと全部記録しようだとか、振り返ろうなどとせず
力を抜いて 備忘録代りに
書いたり書かなかったり、思い出してみたりして
綴っていければ良いかなぁ‥

  


さて、メジャーな山が一斉に紅葉🍁を始める9月末から10月初旬、
今年は新居への引っ越しと ぶり返した軽い腰痛も重なり、出遅れてしまった‥




山小屋泊を基本とし、公共交通機関をアプローチ手段とする隊長なので、
ここ数年 毎年の様に通っていた北アルプスの山へは
アクセスするタイミングを完全に失ってしまった…   (^_^;)





引っ越し後の慌ただしさと腰の痛みも何とか落ち着いてきたので、
やっぱり山行きたいなぁ、と思い出したものの、今更行けるところ あるか?



で、直前の手配でも 宿と足の便がなんとかなったのが、
愛すべきホームマウンテンと言っても良い、金峰山。
山頂すぐ下に位置する山小屋 金峰山小屋のインスタでは 
このあたりも紅葉🍁が進んできたようだし、
のんびりと歩くにはちょうど良いかもね…


  





考えたら紅葉時期って、タイミングを合わせるのが一番難しい山行かもしれない… 
その理由は
①案外と紅葉の旬って短い
②それでいて年毎に微妙にその旬がずれ込む
 (あまり前もって計画してもよろしく無い)
③しかも山好きの考えることって大体が同じ
 (ここだ、って思ったところに皆 集中しがち)
④加えて台風が来やすい時期だし
 (どうせなら天気の良い時に行きたいじゃん)
⑤夏と違って登山口へのアプローチ手段が限定される
 (特にバスが休日優先ダイヤになっているケースが多い)
⑥しかも日が確実に短くなっている




今年で言えば、岩手の栗駒山なんて、山行の難易度はMAXだよね、
山の難易度が、っていう訳じゃなくて そこへの到達度の難易度が…   
しばらくは沈静化するまで迂闊に近づけない

  


SNSも そんな現象に拍車をかけてるよね、
素晴らしい景色の投稿が重なったりすると影響は的面だし…
これからはそんな投稿の裏をかいて行かないとダメかもね😭