後編、お待たせしました。
( 私事ですが、仕事が一年を通じて一番忙しい時期を、
花粉症にもめげず何とか切り抜けましたぁ!! やったぁ!!)
さてさて、深い新雪の中を、前日 苦労しつつたどり着いた『くろがね小屋』で
隊長、10時間にもわたる爆睡で、今回も日頃の睡眠不足を取り戻したのでしたが…
「いびき番長」でもある隊長、だいぶ昨晩もひんしゅくをかったようです、てへへ
窓ガラスから外をのぞくと、夜半も吹き荒れていた風が、
時折、夜の間に吹き積もった新雪を巻き上げて吹き抜けていきます。
ただ、空は 昨日と打って変わってきれいに晴れ渡っています…
う~ん、どうすべぇ…
実は、昨晩の、同宿した人達との山話の中で、今日は山頂は諦めて
潔く下山しようと決めていたのでした…
昨日スキーで登って来た、経験豊富な「青森さん」
(青森県からいらした方なので、勝手に名付けちゃいました、失礼)
が、下り坂の天気を案じて、早々と下りると宣言されていたこともあって、
自分たちの技量不足を痛感していた我が隊も、ここは諦めるのがセオリーと考えたのです。
朝食も終え、皆 黙々と準備をはじめています。
何となく、行くべきか、退くべきか、皆 悩んでいるらしい雰囲気が伝わってきます…
そんな中、おサル隊員だけは 下山を疑わず、のんびりと朝湯を楽しんで戻ってきました、あはは
すると、一番の若手「群馬くん」
(これも勝手に…、 群馬県から来た、まだ山登り始めて1年足らずの男の子)は
「とにかく 行ける所まで行ってみます!!」と、山小屋のおじさんに決意表明。
もう一人の若手「まじめ君」、動じず準備を進めています。あぁ、これは行く気だな、と…
彼は装備もしっかりしているし、かなり経験豊富のようだし、昨日もあの天気の中
山頂経由でここまで来たと行っていたし、風は強いけれど眺望が望めそうな今の天気なら
再度 山頂を目指してもおかしくないなぁ と思っていましたが、やはり…
「青森さん」と我が隊だけが下山組か、と思い、隊長も準備を急ぎだそうすると
「群馬くん」と「青森さん」の話が聞こえてきました。
あらっ? 「青森さん」も行くの?
どうやら考えていたよりも天候がもっているのをみて、山頂を目指すことに変えたようです…
隊長、一瞬、迷ったものの、山頂を踏んだ後、その先のルートの足であるゴンドラが、
この強風で停まってしまっていたら、自分たちの技量で そこから戻って下るにしても
そのまま下るにしても、あまりにもリスキーです。
結局、帰りも我が隊のみで下ることを覚悟した方が良さそうです…
風対策を完璧にし、くろがね小屋を後にします。
昨日、通過に苦労した傾斜のきつい東斜面をトラバースします。
今日もやはり深い雪に、体が、足が、谷側にもっていかれそうで、その度に肝を冷やします。
でも、ここさえ抜ければ、あとは楽勝!! 温泉にビールが待っている!!
先頭を行く おサル隊員、頑張れ~
写真は、そんな訳で、一番お見せしたい ハードな所ほど、無いんだなぁ…
『勢至平』まで来て、ほっと一息。後ろを振り返ると、『乳首山』の別名どおり、ちょこんと…
先頭を行ってくれたおサル隊員、お疲れ様!! ポーズにも、やっと余裕が…
小屋から稜線へ上がるところが一番斜度があるから大変だったろうけど
今頃 あの三人、あの山頂近くに到達したかなぁ? ピークを目指さなかったことに、
少しだけ未練はあるものの、これで自分たちには正解だったんだと思うことにしよう。
それにしても、風だけは相変わらず強い。
下る方角に対してはフォローの風で、楽チンなこと この上ないけどね。
トレース上は、あまり沈み込まないから楽だけど、こんな木の根元には、用心用心。
樹と、樹のシルエットと、雪の白さのコントラストが、シンプルにきれい!!
強く吹きぬける風による『風紋』、いや『雪紋』か!! こんなのもシンプルに きれい!!
きっと気温はマイナス10度ぐらいなんだろうけど、完全防備だし、寒さは感じない
少し、雲が増えてきた… やっぱり下り坂なんだろうな、天気は…
ぎりぎりのところで、陽射しに恵まれているって 感じ。
この先で、数組、登ってくる人達とすれ違った。
皆、スノーシュー組だったけど、きっとあの東斜面ではてこずるだろうなぁ。気をつけてね
智恵子さん、“ほんとの空”、写っていますか?
こうして何とかスキー場まで戻り、レストハウスで、『岳温泉』への連絡バスを待ちます。
案の定、ゴンドラは強風のため、運行停止中。隊長判断、とりあえず正しかったようです。
バス待ちで そのまま50分ほど休んでいると、
ん? 見たことあるザックにウェア!!
「まじめ君」です!!
なんと、聞いたら 山頂へ行き、再びくろがね小屋経由で下りてきたんだって!!
さすがです。自分たちには、まだ真似出来ないっす( って言うか、永遠に無理かも )
でも、ということは群馬くん、ゴンドラ動いてないし、どうしてるんだろう…
心配しつつも、どうするわけにもいきません
30分後、連絡バスに乗り込もうとする まさにその時、
お疲れ様でーす!! みると、ひょこひょこと、群馬くんです!!
聞くと、結局 ゴンドラの下のスキー場コースに沿って やっとこさ歩いて下りて来たとか!!
よかったぁ…
もうこれで、心配の種はなし!!
いつか、僕たちも再び、チャレンジに、必ず来るよ!!
岳温泉の一番上にある、『光雲閣』。きれいな温泉で、乳白色の泉質も最高でした。
記念にパチリ。
煮込みうどんで暖まって、
最後に、再びバスで二本松駅まで戻り、オープンの時以来となる
仕事でお世話になった大山先生の『大山忠作美術館』を堪能して帰路に着きました。
先生は、ここ二本松の出身なんです。
美術館には不似合いな、不審な二人組。
ザック背負って、山のかっこして、一体どんな関係の人と思われたかな?フフッ…
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( 私事ですが、仕事が一年を通じて一番忙しい時期を、
花粉症にもめげず何とか切り抜けましたぁ!! やったぁ!!)
さてさて、深い新雪の中を、前日 苦労しつつたどり着いた『くろがね小屋』で
隊長、10時間にもわたる爆睡で、今回も日頃の睡眠不足を取り戻したのでしたが…
「いびき番長」でもある隊長、だいぶ昨晩もひんしゅくをかったようです、てへへ
窓ガラスから外をのぞくと、夜半も吹き荒れていた風が、
時折、夜の間に吹き積もった新雪を巻き上げて吹き抜けていきます。
ただ、空は 昨日と打って変わってきれいに晴れ渡っています…
う~ん、どうすべぇ…
実は、昨晩の、同宿した人達との山話の中で、今日は山頂は諦めて
潔く下山しようと決めていたのでした…
昨日スキーで登って来た、経験豊富な「青森さん」
(青森県からいらした方なので、勝手に名付けちゃいました、失礼)
が、下り坂の天気を案じて、早々と下りると宣言されていたこともあって、
自分たちの技量不足を痛感していた我が隊も、ここは諦めるのがセオリーと考えたのです。
朝食も終え、皆 黙々と準備をはじめています。
何となく、行くべきか、退くべきか、皆 悩んでいるらしい雰囲気が伝わってきます…
そんな中、おサル隊員だけは 下山を疑わず、のんびりと朝湯を楽しんで戻ってきました、あはは
すると、一番の若手「群馬くん」
(これも勝手に…、 群馬県から来た、まだ山登り始めて1年足らずの男の子)は
「とにかく 行ける所まで行ってみます!!」と、山小屋のおじさんに決意表明。
もう一人の若手「まじめ君」、動じず準備を進めています。あぁ、これは行く気だな、と…
彼は装備もしっかりしているし、かなり経験豊富のようだし、昨日もあの天気の中
山頂経由でここまで来たと行っていたし、風は強いけれど眺望が望めそうな今の天気なら
再度 山頂を目指してもおかしくないなぁ と思っていましたが、やはり…
「青森さん」と我が隊だけが下山組か、と思い、隊長も準備を急ぎだそうすると
「群馬くん」と「青森さん」の話が聞こえてきました。
あらっ? 「青森さん」も行くの?
どうやら考えていたよりも天候がもっているのをみて、山頂を目指すことに変えたようです…
隊長、一瞬、迷ったものの、山頂を踏んだ後、その先のルートの足であるゴンドラが、
この強風で停まってしまっていたら、自分たちの技量で そこから戻って下るにしても
そのまま下るにしても、あまりにもリスキーです。
結局、帰りも我が隊のみで下ることを覚悟した方が良さそうです…
風対策を完璧にし、くろがね小屋を後にします。
昨日、通過に苦労した傾斜のきつい東斜面をトラバースします。
今日もやはり深い雪に、体が、足が、谷側にもっていかれそうで、その度に肝を冷やします。
でも、ここさえ抜ければ、あとは楽勝!! 温泉にビールが待っている!!
先頭を行く おサル隊員、頑張れ~
写真は、そんな訳で、一番お見せしたい ハードな所ほど、無いんだなぁ…
『勢至平』まで来て、ほっと一息。後ろを振り返ると、『乳首山』の別名どおり、ちょこんと…
先頭を行ってくれたおサル隊員、お疲れ様!! ポーズにも、やっと余裕が…
小屋から稜線へ上がるところが一番斜度があるから大変だったろうけど
今頃 あの三人、あの山頂近くに到達したかなぁ? ピークを目指さなかったことに、
少しだけ未練はあるものの、これで自分たちには正解だったんだと思うことにしよう。
それにしても、風だけは相変わらず強い。
下る方角に対してはフォローの風で、楽チンなこと この上ないけどね。
トレース上は、あまり沈み込まないから楽だけど、こんな木の根元には、用心用心。
樹と、樹のシルエットと、雪の白さのコントラストが、シンプルにきれい!!
強く吹きぬける風による『風紋』、いや『雪紋』か!! こんなのもシンプルに きれい!!
きっと気温はマイナス10度ぐらいなんだろうけど、完全防備だし、寒さは感じない
少し、雲が増えてきた… やっぱり下り坂なんだろうな、天気は…
ぎりぎりのところで、陽射しに恵まれているって 感じ。
この先で、数組、登ってくる人達とすれ違った。
皆、スノーシュー組だったけど、きっとあの東斜面ではてこずるだろうなぁ。気をつけてね
智恵子さん、“ほんとの空”、写っていますか?
こうして何とかスキー場まで戻り、レストハウスで、『岳温泉』への連絡バスを待ちます。
案の定、ゴンドラは強風のため、運行停止中。隊長判断、とりあえず正しかったようです。
バス待ちで そのまま50分ほど休んでいると、
ん? 見たことあるザックにウェア!!
「まじめ君」です!!
なんと、聞いたら 山頂へ行き、再びくろがね小屋経由で下りてきたんだって!!
さすがです。自分たちには、まだ真似出来ないっす( って言うか、永遠に無理かも )
でも、ということは群馬くん、ゴンドラ動いてないし、どうしてるんだろう…
心配しつつも、どうするわけにもいきません
30分後、連絡バスに乗り込もうとする まさにその時、
お疲れ様でーす!! みると、ひょこひょこと、群馬くんです!!
聞くと、結局 ゴンドラの下のスキー場コースに沿って やっとこさ歩いて下りて来たとか!!
よかったぁ…
もうこれで、心配の種はなし!!
いつか、僕たちも再び、チャレンジに、必ず来るよ!!
岳温泉の一番上にある、『光雲閣』。きれいな温泉で、乳白色の泉質も最高でした。
記念にパチリ。
煮込みうどんで暖まって、
最後に、再びバスで二本松駅まで戻り、オープンの時以来となる
仕事でお世話になった大山先生の『大山忠作美術館』を堪能して帰路に着きました。
先生は、ここ二本松の出身なんです。
美術館には不似合いな、不審な二人組。
ザック背負って、山のかっこして、一体どんな関係の人と思われたかな?フフッ…
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