あの、安達太良山である。
かつて智恵子と光太郎が愛し、昨冬
おサルとwarazaemonが
あえなく敗退した、
その山へ、
季節に誘われるかのように訪れたのは
つい先週末。

実は、この二日、丹沢方面でゆったり 春登山でも、と予定していたのですが
天気予報では 関東は 『寒の戻り』で
雨模様とのつれない予想…
どうすべぇ、と思案していた時に
じゃあ天気の良さそうな所へ行きゃいいじゃん
、と
急遽 予定を組んだのが、ここ安達太良山。
雨雲の動きのシュミレートも、この山域を上手く離れて通るみたいだし、
昨冬の敗退のリベンジに、
残雪時期じゃあ あるけれど、いっちょ行ったるか!!
そうと決めるや、早い早い、
たちまちにして行程計画をたてて、30分後には総ての手配オッケー🆗
( まったく、この行動力を仕事に活かして欲しいもんです
)

で、
岳温泉
。
( 我々にとって )さながら安達太良山の登山基地である この温泉からスタート。
麓では満開に近かった桜も、ここではまだ二分咲き⁈
スキー場の終わってしまっている今は、
登山口まで ここからタクるしか手がないのが 唯一のネック。
だって乗ってしまえば10分余りの道も、
歩くとなれば 上りとあって かなりの負担増だもんね。

さすがに ここにも確実に春がやって来ていました。
準備を整え、いざ出発❗️
( 写真には写って無いんだけど、この時、ミニベロの自転車がここに有りました… )

登山口を登り始めてすぐ、雪が現れます。
どこからアイゼンを付けるかが、思案のしどころ…



出だしの急登を 30分ほど登った所で
いよいよアイゼンさんに 登場していただくことに しましょう。
ところで、残雪期の登山道につきものの曲者が
『踏み抜き』。
表面は雪に覆われていても、雪融けは着実に進んでいて
地表に接している側から雪は融け始めます。
中だけ融けた、そんな場所を うっかり踏み込むと、
往年の“底抜け脱線ゲーム”みたいに ( 古っ‼︎ )
仕込まれた落とし穴にはまり込んじまう羽目に…


山の雪道に 慣れたベテランであれば、経験でそんな危険を
回避出来るのですが、
ウブな我々のこと、油断するとすぐ踏み抜いてしまいます…
( ウフッ👸 まだ私 ウブなんだから、優しくしてね… )
と 言ってるそばから…





急登を登り切った、なだらかな平原に出ると、
そこが『勢至平』。
ここでは前回、“踏み抜き”ではなくて、
“吹き溜まり”に苦しめられました。


風の強い、ここ安達太良山。
前に歩いた人達によって踏み固められたトレースが
往々にして 吹き消されてしまっていることも多くて…
目印に付けられている赤テープも 雪に隠されがちで
そんな時は 自分達でルートを『勘』で探しだし
歩かなくてはならない訳です。
トレース上を たどれているうちはいいのだけど
外れて吹き溜まりなんかに進もうものなら
ジ.エンド。
腰辺りまでの雪を掻き分ける、“ラッセル地獄”が
待っています💀
さすがに残雪期の今は その心配は無くて
天気もそこそこ良い今日は 眺望もグッド!
ん⁈
あの形は⁈


そう、別名『乳首山』なる異名を持つ 安達太良山❗️
あまり乳房の脹らみの無いところに
ちょこんと ある、まさに乳首… ( イヤん、えっち
)
そう、安達太良山は、え~、あの~、ゴホン‼︎
じつに 貧乳気味の、Aカップ なのでした…
おサル隊員に、そんな話題を振れるわけも…
あるか。
けっこう、受けてくれました、( ホッ…
)
セクハラだと、ぶん殴られるんじゃないか、と ひやひやしました…


気が付くと、この辺りの最高峰、「鉄山」が 右側から迫り
谷に向けての傾斜も増し、どことなく 微かに硫黄の臭いも…
前回、ルートを見失い、斜面の深いラッセルに、
二人とも“泣き”が入ったところ…
今回は ちゃんと視界も良好、トレースも見えてます。

ん⁈
誰か、こっちに向かって来ます。
ほど無く すれ違う段になって、ビックリ‼︎
男性かと見えてましたが 単独の若い女性、
しかも上着こそアウトドア用のジャケットですが、
ジーパンに ローカットのランニングシューズ、
靴下⁈ みたいに サランラップ( ‼︎ )を履いて、
手には ストック代わりの 太めの木の枝 一本‼︎
ええっ⁉︎、 向こうから来るってことは、
少なくても くろがね小屋までは行って来たってことで
ええっ⁈ え~っ‼︎
天候が 今日は たまたま穏やかだから良いけれど、
山は いつ何時 天候が急変するかわからないところ、
この格好に この装備で、余りにも無謀過ぎます。
しかも手に握っていたのは、下の観光協会で配布していた
観光地図じゃあないですか‼︎
若いから 無茶が許されるわけじゃあ 絶対にありません。
呆れる我々の横をすり抜けて、その子は下って行きました…

( 余談 )
くろがね小屋に着いて、聞いたところでは、
何でも4月から日本で大手企業に就職の決まっている 中国の女の子だったらしく
登山口まで あの恰好で、しかも自転車で登ってきていたとか…
( あの自転車か!! )
たまたま行き会ったおじさんが、余りにも危なっかしいもんだから
一緒に小屋までは連れてきてあげたらしい…
ある意味 すげー!!
まぁ、自己責任っちゃあ その通りだけど、
本当なら おじさんが出会ったところからでも戻らせるべきだったよね
あ、日本語は通じたらしいから…
あ、見えた!!


今晩お世話になる、くろがね小屋です!!
一年ぶりだね!!
後半へ、まだまだ続きます…
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かつて智恵子と光太郎が愛し、昨冬

あえなく敗退した、

季節に誘われるかのように訪れたのは
つい先週末。

実は、この二日、丹沢方面でゆったり 春登山でも、と予定していたのですが
天気予報では 関東は 『寒の戻り』で

どうすべぇ、と思案していた時に


急遽 予定を組んだのが、ここ安達太良山。
雨雲の動きのシュミレートも、この山域を上手く離れて通るみたいだし、
昨冬の敗退のリベンジに、
残雪時期じゃあ あるけれど、いっちょ行ったるか!!

そうと決めるや、早い早い、
たちまちにして行程計画をたてて、30分後には総ての手配オッケー🆗
( まったく、この行動力を仕事に活かして欲しいもんです


で、


( 我々にとって )さながら安達太良山の登山基地である この温泉からスタート。
麓では満開に近かった桜も、ここではまだ二分咲き⁈
スキー場の終わってしまっている今は、
登山口まで ここからタクるしか手がないのが 唯一のネック。
だって乗ってしまえば10分余りの道も、
歩くとなれば 上りとあって かなりの負担増だもんね。


さすがに ここにも確実に春がやって来ていました。


( 写真には写って無いんだけど、この時、ミニベロの自転車がここに有りました… )

登山口を登り始めてすぐ、雪が現れます。
どこからアイゼンを付けるかが、思案のしどころ…



出だしの急登を 30分ほど登った所で


ところで、残雪期の登山道につきものの曲者が
『踏み抜き』。
表面は雪に覆われていても、雪融けは着実に進んでいて
地表に接している側から雪は融け始めます。
中だけ融けた、そんな場所を うっかり踏み込むと、
往年の“底抜け脱線ゲーム”みたいに ( 古っ‼︎ )
仕込まれた落とし穴にはまり込んじまう羽目に…



山の雪道に 慣れたベテランであれば、経験でそんな危険を
回避出来るのですが、
ウブな我々のこと、油断するとすぐ踏み抜いてしまいます…

( ウフッ👸 まだ私 ウブなんだから、優しくしてね… )
と 言ってるそばから…






急登を登り切った、なだらかな平原に出ると、
そこが『勢至平』。
ここでは前回、“踏み抜き”ではなくて、
“吹き溜まり”に苦しめられました。




前に歩いた人達によって踏み固められたトレースが
往々にして 吹き消されてしまっていることも多くて…

目印に付けられている赤テープも 雪に隠されがちで
そんな時は 自分達でルートを『勘』で探しだし
歩かなくてはならない訳です。
トレース上を たどれているうちはいいのだけど
外れて吹き溜まりなんかに進もうものなら
ジ.エンド。

腰辺りまでの雪を掻き分ける、“ラッセル地獄”が
待っています💀
さすがに残雪期の今は その心配は無くて
天気もそこそこ良い今日は 眺望もグッド!
ん⁈
あの形は⁈


そう、別名『乳首山』なる異名を持つ 安達太良山❗️
ちょこんと ある、まさに乳首… ( イヤん、えっち

そう、安達太良山は、え~、あの~、ゴホン‼︎
じつに 貧乳気味の、Aカップ なのでした…

あるか。
けっこう、受けてくれました、( ホッ…

セクハラだと、ぶん殴られるんじゃないか、と ひやひやしました…


気が付くと、この辺りの最高峰、「鉄山」が 右側から迫り
谷に向けての傾斜も増し、どことなく 微かに硫黄の臭いも…
前回、ルートを見失い、斜面の深いラッセルに、
二人とも“泣き”が入ったところ…
今回は ちゃんと視界も良好、トレースも見えてます。

ん⁈
誰か、こっちに向かって来ます。
ほど無く すれ違う段になって、ビックリ‼︎

男性かと見えてましたが 単独の若い女性、
しかも上着こそアウトドア用のジャケットですが、
ジーパンに ローカットのランニングシューズ、
靴下⁈ みたいに サランラップ( ‼︎ )を履いて、
手には ストック代わりの 太めの木の枝 一本‼︎
ええっ⁉︎、 向こうから来るってことは、
少なくても くろがね小屋までは行って来たってことで
ええっ⁈ え~っ‼︎

天候が 今日は たまたま穏やかだから良いけれど、
山は いつ何時 天候が急変するかわからないところ、
この格好に この装備で、余りにも無謀過ぎます。
しかも手に握っていたのは、下の観光協会で配布していた
観光地図じゃあないですか‼︎
若いから 無茶が許されるわけじゃあ 絶対にありません。
呆れる我々の横をすり抜けて、その子は下って行きました…


( 余談 )
くろがね小屋に着いて、聞いたところでは、
何でも4月から日本で大手企業に就職の決まっている 中国の女の子だったらしく
登山口まで あの恰好で、しかも自転車で登ってきていたとか…

( あの自転車か!! )
たまたま行き会ったおじさんが、余りにも危なっかしいもんだから
一緒に小屋までは連れてきてあげたらしい…
ある意味 すげー!!
まぁ、自己責任っちゃあ その通りだけど、
本当なら おじさんが出会ったところからでも戻らせるべきだったよね
あ、日本語は通じたらしいから…

あ、見えた!!


今晩お世話になる、くろがね小屋です!!


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