山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

初見参、信仰の山 白山‼️編 <前編>

2018年09月09日 20時02分25秒 | 山ブログ
さてさて
毎回、行く先に頭を悩ませていますが
恐らくこれが今年の夏山のメーンイベント
と なると、さて どこ行こうかいな?

え〜、雲ノ平? いやいや、表銀座縦走?
と、悩ましさも ひとしおです。

そもそも、今回予定した日程、
お盆直後の日程って、果たしていいのか悪いのか?
小屋も 道も、山だって混むんじゃない⁈
天気も、
遥か海上には また 二つ三つ、
台風がこちらの隙をうかがっているし‥‥

まるで 台風💨野郎とのチキンレース‼︎
先に動いた方が負けで、
こちらが先に、どこか行き先を決めた途端
“野郎”は 大きくカーブしてこっちに近づいてくるに違いなく‥‥
( なんて、
被害妄想もいいところなんだけどね )

4日間もの休みなんだから、
有意義に使いたい。
ごもっとも。ええ、その通り。

でも、
もう決めなあかん、タイムリミットやぁー

そう覚悟を決めた瞬間、

『 白山 』って どうや⁈
わしの頭の中の神様が囁いたのでした⁉︎

そや‼️
その手があったなぁ〜‼️



関東人からは
北アルプスよりも、南アルプスよりも、
そう、中央アルプスよりも遠い山、
日本のモンブラン、白山‼️


距離は案外遠くないのだけど、
精神的に、何故だかここ、とても遠いんだよ‼️

ならば 尚更、行かんでかっ‼️  



調べると、
朝一で 金沢から 『白山登山バス』なるものが出ているみたい
ってことは、
夜行バスで金沢に向かえば、
楽勝で行けるんでない⁉︎


隊長、ここからは早い早い。
3列シートの夜行バスがいい⁈ うんうん、オッケー👌
登山バスが、金沢駅東口 7時発⁈
うんうん、オッケー👌
登山口スタートが9時半くらい⁈
うんうん、オッケー👌
白山室堂の山荘泊まり⁈
うんうん、オッケー👌

瞬く間に旅程が組まれていきます。
そう、ちょっとでも隙を見せると
台風の野郎が💨 向かってくるからね
イヒヒ😈







バスタ新宿 22時発
金沢到着 5時20分、
ええ、思いっきり夜行バスです
この前の鳥海山行あたりから、
すっかり慣れちゃいました。





ほぼ時間通りに、バス🚌は金沢到着。
駅、立派になったね〜

先ずは 駅のコンビニで 朝食と昼食用のオニギリをゲット。
あれば 大好きな「鱒の寿司」を、と思ったんだけど
さすがにこの時間では無理か。
余分な着替えをコインロッカーに放り込んだら
準備完了‼︎



『白山登山バス』
快晴の期待される日曜日とあって、
出発間際には そこそこの行列。



ところがバスの車掌さん( おサル君 早速“数取 一さん” 〈カズトリハジメさん〉と命名 ププッ)、
ベテランに見えますが お世辞にも手際が良いとは言えず
自分なりの段取りと、何しろ 人数チェックが命、みたいな方。
乗車してから下車するまで 少なくても6回は
念入りにカウントされました、ハハ。
で、出発、到着とも、 15分遅れ。
まぁ、気にしない気にしない





おおっ‼️
山雑誌や山番組で
今まで幾度となく目にしてきた『別当出合』の風景だ‼️
やっとここまで来たんだなぁ
今ここに 自分がいるのが なんか不思議‥‥











吊り橋を渡ってスタートです。
北岳への登り口スタートの 広河原に、とても良く似ているね









足元の傍らの沢では、砂防工事が続いていて、
それもあってか このルートの名前は『砂防新道』
✳︎後で知ったんだけど
日本の砂防技術は 世界的なものなんだとか‥‥
急峻な地形がもたらす恵みと防災とを
どうコントロールするかが大切なんだね







初めて歩くところは
地形や勾配、全体的なメリハリが分からないので
( 地図から それくらい読み解けってか⁈ )
極力一定のペースで歩くことを意識しているんだけど
前後に人がいたり、
団体さんとのすれ違いが多かったりすると
どうしてもペースが乱れがち









湧き水の『延命水』で喉を潤します。
隊長の後ろを来ていた親子も 飲もうと足を止めます。
と、小学校4,5年生位の男の子、
湧き水で濡れた岩に足を滑らし、一瞬 ヒヤリ。
「 長生きしよ思うて延命水飲んで、却って命 縮まったわ〜」ぷぷ
やはり関西人、タダでは転ばんなぁ〜〜


歩き出しから 前後を、
幟を背負って歩いているグループがいましたが
改めてよく見てみると、
そのグループの中には
何やら米俵みたいな物を背負っている人も



聞いてみたら、地元のJAの方達で、
オリジナル米『比咩(ひめ)の米(まい)』の 新米奉納の登山なんだとか‼️
やっぱり 信仰の山なんだねー

それにしても あの米俵、
確か一俵 60キロはあったんじゃなかったかな〜
って、 おサル君一人半を背負ってるてことじゃん‼️
凄い‼️










程なく 登りルートの目安「黒ボコ岩」に たどり着きました。
先程から前後していた 子どもさん連れのグループが賑やかです。







もうそろそろ 登りは緩くなるはずなんだけどなぁ、
「南竜ケ馬場」への分岐を過ぎてから ガスってきてしまい
どうも眺望がききません。



ハイマツを 分け行こうとした時、
すっと ガスが流れていきます。
出た‼️



目の前のガスが晴れると
ごくごく緩やかな勾配の 笹原が広がり、
その先には 霊峰 白山のたおやかな山容が一望に‥‥










その笹原、
『弥陀ヶ原』という名称で
立山にも同じ名前のところ なかったっけな ⁈

見上げる頂の ピークのすぐ脇に
建物らしき物が見えています。
「 あれが 今日泊まる 白山雷鳥荘だね⁈ 」と おサル君。
そうかなぁ〜
あんなに頂上近くまで登るんだっけかなぁ、
半信半疑ながら、
歩く先に建物らしきものは一切見えないし、
半ば 信じ始めた途端
低い 灌木の間から、赤い屋根の山荘がいきなり姿を現しました。





微妙に窪んだ地形に沿うように建てられているため
直ぐそばまで来ないと分からないんだね〜〜

ビジターセンターも併設した山荘で、
建物を挟んだ山頂側には 「白山神社⛩室堂」もあって
奉納米は ここに奉られるのだろうね。
すると 山頂近くに見えたあれは
さらに奥の、『白山奥宮』かい?



まだ陽は高いから
取り敢えず 受付をして
ザックやら 何やら 寝床に置いて
身軽になって 山頂アタックやね〜〜









おサル君のグレゴリー『BALTORO』60リッターは
内側に 取り出せるサブバッグが装備されてるんだよね。
いいなぁ、あれ、かっちょえ〜わ



身軽になった割に、何故か身体はそのアドバンテージを感じられず、
結構 山頂までアップアップで登ります。




着いたど〜〜‼️『御前峰』‼️

日本海のスカイラインも、
恐らく北アルプスや中央アルプスの山々も、
ここ北陸の山々も
ぜーんぶ 見通せるぜっ‼️







もう一つのピーク、『剣ヶ峰』へは、
崩落の危険がある為、現在は登れません
たまたま最新号の「PEAKS」の特集で取り上げていた火口湖
白山ブルーに彩られた池も
雪渓をたずさえてよく見えます。



やったぜー はるばるよく来たぜー白山‼️
何気に、百名山中、これで 50座目 登頂っす。


















最初は 池を巡って帰るつもりでしたが、
無性にお腹が減ってきた(喉が渇いた)
よしっ、じゃあ 山荘へ下りよっと!!






山荘まで戻ってきたなら、先ずはこれっしょ!

この山荘、700人は余裕で泊まれる規模らしいけど
( 因みにこの日は500人ぐらいの宿泊だったらしい )
それ程 ぎゅうぎゅう詰めって感じでもなく、
夕食もスムーズに食べられました、はい。
しかも、一番の回で済ませられたので、
外に出ても まだまだ 明るいっす。





そうこうしているうちに、だんだん暮れてきました…
さあ、これからが 山小屋泊の醍醐味
日没ショー っす‼️










弥陀ヶ原側に突き出た岩も 染まってます。

プロみたいに撮ろうとすると、こんな感じ?!
























素晴らしい、日没ショーでした。
うん うん、満足満足。

明日も、晴れるといいなっ!!






ご精読、感謝です。
後編に続きます!


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