



9月9日に4つのセミヤドリガの繭(蛹)を持ち帰った。
真っ白な蝋物質の綿のような繭だから、ササの葉や樹の幹に簡単に見つけられる。
幼虫の写真は撮ったが成虫は見たことがなかった。
先ほど見ると、敷いてあったキッチンペーパーに黄色いシミが見えた。
さてはと見ると二枚重ねのペーパーの間に成虫を見つけた。
ペーパーの隙間で暴れたらしく、鱗粉が剥げ落ち、皆さんが綺麗だと言われる美女の容姿が台無しだった。
それでも気をとりなおして撮影をした。
計らなかったが開張16-18mmとある。
直ぐに産卵するとあるから、どこかに卵がある筈だが見つからなかった。(後で見つかったのだが)
成虫は早朝に羽化し、羽ばたきながら産卵し続けているので、いろいろな場所に付着する。卵は鱗粉と粘着物質がついていると書かれている。
取り敢えず写真を撮ってPCで見ると卵らしき物が見える。(2枚目の右下に)
下記はウィキペディアより引用。
ナスの上の方を切り落とした下半分のような形で、長さ0.5mm、直径0.3mmほどの小さな淡黄色の卵である。
10数個から1000個まで幅があり、平均で300個程度とされる。卵数に大きな差が生ずるのは、寄生生活での栄養状態の差に起因すると推定される。卵は1個ずつ、あちこちの樹皮下などにバラバラに産み付けられる
まだ、繭があるので次は早めに発見したい。
成虫は元気だったので外に開放した、もう卵はないが余生を楽しんでもらいたい。