てんとう虫の歳時記 2

主に狭山丘陵の野鳥、昆虫、植物などを写真を中心に綴ります。

トゲアリのコロニーのその後

2023年05月12日 19時23分47秒 | 日記

 

 

 

 

 

 

2020年ぐらいから観察している、トゲアリのコロニーの前を通ったので覗いてみると・・・。

トゲアリは、いるにはいるが10~20頭ぐらいしか見当たらなかった。

 

         2020年05月11日 に同所で撮った、トゲアリのコロニーと、その時に書いた記事。

        

  

   杉の木の祠に沢山のアリの塊を見つけた。

   これは、どういうことだろうかと早速調べてみると・・・。

      

   虫の棲む星様に次のようにある。
   トゲアリはクロオオアリ(ムネアカオオアリの場合もある)の巣を乗っ取るということで知られている。
   その手口は非常に巧妙である。
   結婚飛行を終え、翅を落としたメスのトゲアリは、具合のよさそうなクロオオアリの巣を見つけ、中に侵入する。
   そして侵入後に、クロオオアリの働きアリの上に馬乗りになって数日間かけてクロオオアリの臭いを身にまとう。

   そうすることでクロオオアリに攻撃されにくくなり、その後の活動をやりやすくすることができる。
   その後は、巣の女王を探し、見つけると咬み殺して自分の卵をクロオオアリに育てさせ、子孫を増やしていく。
   トゲアリの数がある程度増えると本来の巣となる樹洞などに移り、完全なトゲアリのコロニーとなるわけだ。