アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

ラリマー

2009年06月08日 | 誕生石
以前、スーパーの生花コーナーで、
小さな、小さな鉢植えを見つけました。

札を見ると、
「グリーンボール」と書いてあります。

  「グリーンボール」って、何だろう?

100円ほどだったので、
気軽に買ってきました。

毎日水やりして、時には、液肥を与えてみたり。

南側の窓辺に置いたこともあり、
ひょろっとしたグリーンは、どんどん伸びて・・・。

グリーンが大きくなった分、
鉢が小さくなってしまったので、
2まわりほど大きな鉢へ、お引っ越し。

その後も、グリーンはぐんぐん伸びて、
大きな葉を何枚もつけるようになりました。

ある日、ウェブで探しものをしていて、
偶然、見つけた1枚の写真。

わが家の「グリーンボール」に、そっくり!

素性がよくわからなかった植物の
正体がわかるかも!?

すっごくわくわくして、
偶然開いたウェブページを読んでみました。

  えええええぇっ!?

な、な、なんと!

グリーンボールの正体は・・・
正体は・・・

  アボカド!!!

はい。
あの野菜のアボカドです。

あ~、そういえば、
何となく、わかる気がしてきました。

わが家のアボカドは、今日も元気です。


■6月8日の誕生石

   ラリマー (Larimar)
     安らぎ

 ・英 名Larimar
 ・和 名曹珪灰石(そうけいかいせき)
 ・モース硬度4.5 - 5
 ・産 地ドミニカ共和国

ラリマー。
ドミニカ共和国産の、美しい青色をしたペクトライト。

玄武岩質の溶岩の空洞で、
いくつもの鉱物と共存しています。

色は、濃い青や淡い青、やや緑みを帯びた青などです。
半透明で、ガラス光沢または絹糸光沢。

ラリマーという名前は、ドミニカ共和国の宝石商が、
自分の娘の名前を、石につけたのだそうです。

  娘の名前「ラリ」 + スペイン語で海の意の「マー」

硬度のわりには、粘りけがあります。
そのため、研磨するには、それなりの技術が必要とのこと。

美しい青い色のラリマー。

吸い込まれるのではなく、
自分の内側から外側へと広がっていくような、
そんな青さの石。


★パワーストーン効果★
内面に抱いている怒りの感情を鎮めて、
物事を正しく見る手助けをしてくれます。
周囲の人に、いたわりの気持ちで接することができます。


主な参考文献
 ・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
(中央アート出版社・2007年)
 ・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
(築地書館・2008年)
 ・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
(日本ヴォーグ社・2007年)


    
■6月8日の誕生花 : ジャスミン、他
■6月8日の誕生色 : オリーブドラブ
■6月8日の誕生果 : キャンタロープメロン

ロベルト・シューマン

2009年06月08日 | 音楽
きょう6月8日は、
作曲家 ロベルト・シューマン のお誕生日です。

1810年に生まれました。
ご存じ、ロマン派を代表する作曲家のひとり。


クララとの結婚を、
クララの父親にずっと反対されていたシューマン。

しかし、1839年、シューマン29歳の誕生日には、
新たな生活を始めるための一歩を踏み出す
勇気と確信に満ちていたようです。

クララも、シューマンとの結婚を、決心したのでした。


シューマン29歳の誕生日から1カ月ほど経った
1839年7月。

シューマンは、ライプチヒの裁判所に、
クララとの正式な結婚許可を求める訴訟を起こしています。

その年の9月、クララは20歳になりました。

翌1840年。
シューマンは、初めてリートの作曲をしています。

1840年7月7日。
クララの父親であるヴィーク氏が、
シューマンへの告訴理由の証拠提出を拒否。

そのため、1840年8月12日には、
シューマンの勝訴が確定しました。

結婚式は、クララが21歳になる前日の
9月12日でした。



シューマンとは、まだお付き合いが浅い私ですが、
遊び心あるパズルやアナグラムなどを音楽に埋め込んだ、
シューマンのトリッキーな作品には、興味を抱いています。

ただ、「しかけ」を目で探し出すことよりも、
音を再現する作業の方が、私にとっては難しいのです。

1ページにも満たないシューマン作品が、
なかなか思うように弾けなくて・・・。

構造が、ぼんやりとしか見えなかった頃は、
ぼんやりとしか弾けませんでした。

一旦、挫折。

しばらくして、成り行きで、
もう一度、この短い曲を取り出してみることに。

同じことの繰り返しになるかなぁ・・・と思っていたところ、
違う景色が見えてきたのです。

ようやく、求めていた流れに、
自分がたどり着けたような気がしました。

技術は一朝一夕では無理ですが、
気長~に、少しずつ進めていくうちに、
私でも、それなりに弾けるようになれるのだと。


「こどもの情景」作品15。

シューマンが作曲し、小品集としてまとめたのは、
1838年3月のことでした。