アンダンテ ~私の歩幅で~

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アポフィライト

2009年06月11日 | 誕生石
2009年6月11日 午後6時56分 撮影

 
きょう6月11日は 入梅 (にゅうばい)です。

雑節のひとつで、梅雨の季節に入る日とされています。
実際の梅雨とは関係ありません。

とはいえ、今年に限ると、
一昨日から今日までの3日間で、
本州と四国全域が梅雨入りしましたね。

これで、梅雨のない北海道を除いて、
日本全国が梅雨入りしたことになります。

旧暦では、
梅雨の入りを芒種の後の最初の壬(みずのえ)の日、
梅雨明けを小暑の後の最初の壬の日としていたようです。

実際の梅雨入りと梅雨明けは、年や地方によって異なりますが、
農家が田植えをするために、梅雨入りの日にちを知ることは、
とても重要だったのですね。


こちら、朝のうちは雨でしたが、午前中には上がり、
その後、うっすらと陽が射してきました。

やや雲の多い空を、
夕焼けが、ほんのり染めていて。

半分雲に隠れていた夕焼けが、
明日は晴れるからね、と、伝えてくれたかのよう。


■6月11日の誕生石

   アポフィライト (Apophylite)
     良い噂




 ・英 名Apophylite
 ・和 名魚眼石(ぎょがんせき)
 ・モース硬度4.5 - 5
 ・産 地インドなど

アポフィライト。
古くは「霊力を授ける石」として崇められていた、
カルシウムの珪酸塩鉱物。

無色や白色、灰色が、ほとんどですが、
時として、緑色や黄色、バラ色などの鉱物もあります。

結晶のままでも、キラキラと透明感のある輝きを放ちます。

アポフィライトは軟らかいので、加工は難しく、
丸玉などに加工されることは、ほとんどないかもしれません。

加熱すると、葉のような形にはがれることから、
ギリシャ語で、「離れる」という意味の apo と、
「葉」という意味の phyllon とに由来します。

また和名の「魚眼石」という名称は、明治時代に、
欧米での呼び名 "Fish Eye Stone" を直訳したものらしい。

魚眼石といっても、パッと見ただけでは、
どこが「魚の目」なのか、よくわからないため、
じっくり観察して、ようやく納得できるとか。


ギリシャ語に由来する鉱物名と、英語での呼び名とでは、
随分とイメージが違うように思えてしまいます。

実際は、どう見えるのか?
機会があれば、実物にお目にかかりたいものです。

きっと、さまざまな方向や角度から、
ながめたくなる鉱物なのでしょうね。


★パワーストーン効果★
自己を解き放ち、直感力や洞察力が鋭くなり、
精神的な自由を感じることができるようです。
また、大きな目標に向かって進む勇気が沸いてきます。


主な参考文献








 ・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
(中央アート出版社・2007年)
 ・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
(築地書館・2008年)
 ・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
(日本ヴォーグ社・2007年)


    
■6月11日の誕生花 : バイモ、他
■6月11日の誕生色 : 黄水仙
■6月11日の誕生果 : 西 瓜