アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

ドラバイト

2009年06月17日 | 誕生石
きょう6月17日は、
フランスの作曲家 フランソワ・グノー と、
ロシアの作曲家 イーゴリ・ストラヴィンスキー
お誕生日です。

グノーといえば、「アヴェマリア」。
バッハの平均律とのコラボで有名ですね。
1818年に生まれました。

ストラヴィンスキーといえば、「火の鳥」。
バレエ音楽と組曲ですね。
1882年に生まれました。

国籍も、年代も、趣向も異なる二人。

同じ日がお誕生日というのは、
単なる偶然のように思われます。

しかし、366日毎日が、
歴史に残る、世界的に有名な音楽家のお誕生日、
というわけでもありません。

この二人が、音楽のエキスパートとして、
時空を隔てた6月17日に生まれたのは、
単なる偶然ではないと思うのです。


■6月17日の誕生石

   ドラバイト (Dravite)
     落ち着き

 ・英 名Dravite
 ・和 名苦土電気石(くどでんきせき)
 ・モース硬度7 - 7.5
 ・産 地オーストラリア、日本など

ドラバイト。
マグネシウムを多く含有したトルマリン(電気石)。

和名の「苦土」というのは、マグネシウムのこと。
マグネシウムは、人間の生命維持にも不可欠な元素。
食べると「苦い」ので、「苦土(くど」と呼ばれるのですね。

マグネシウムの影響で、
石の色が、褐色から茶色になります。

ドラバイトという名前は、
オーストラリアの Drava (Drau) という
地名にちなんで付けられました。


ドラバイトは、光を通します。
また、短波紫外線で黄色の蛍光を発します。

熱処理すると、色めを淡くすることも可能なのですね。
(褐色を淡くすると、黄色に近い色に。)

それから、水晶の中に針状に入り込むと、
トルマリネイテッド・クォーツ になります。


ドラバイトは、特別な宝石などではなく、
もっと身近な、なくてはならないような、
そんな存在なのかもしれません。


★パワーストーン効果★
肉体と精神と感情を統合し、刺激浄化しあって、
エネルギーを充填する作用があるといわれています。
芸術的センスを磨き、創造力を養う助けにもなります。


主な参考文献
 ・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
(中央アート出版社・2007年)
 ・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
(築地書館・2008年)
 ・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
(日本ヴォーグ社・2007年)


    
■6月17日の誕生花 : シロツメクサ、他
■6月17日の誕生色 : オールドローズ
■6月17日の誕生果 : 白枇杷