アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

オルゴール

2005年11月21日 | 雑記
宝石箱、小物入れ、人形・・・
ネジをまくと、流れ出すオルゴールの音色。

だんだんとゆっくりになり、
そして、やがて、止まる…。

曲のキリの良いところとは限らない。
むしろ、途中で止まることの方が多いと思う。

宝石箱や小物入れだと、
フタを閉じると同時にオルゴールの音が止まるものも多く、
自分が止めたいところでフタを閉じることもある。

手回しのオルゴールもある。
その時の気分で、微妙にテンポが異なる。

ゆっくりと回しながら、
オルゴールの音色に耳を傾ける。

せっかちな現代においても、
オルゴールは以前と変わらない音色で、
最初は速く、
そしてだんだんとゆっくりになりながら、
歌っている。

ネジをまいて、
曲が流れ出して、
だんだんとゆっくりになり、
そして、やがて、止まる。

止まっても、
ネジをまくと、
再び歌い出す。

空気の色をほんの少し変えてくれる
やさしいオルゴールの音。

口 紅

2005年11月20日 | 雑記
化粧品売り場で一番華やいだ商品のひとつが、
口紅ではないでしょうか。

似たような色でありながら、
それぞれのニュアンスが少しずつ異なる口紅。
口紅そのものを見ているだけでも楽しいです。

色は、大きく分けて・・
 レッド系
 ピンク系
 オレンジ系
 ブラウン系
 その他
の5つに分けられるのでしょうか。

口紅を購入しようとするときは、ちょっとワクワクします。
口紅ひとつで、顔の印象が随分と違ってきます。

口紅そのものの色と、実際につけたときとでは、
差があることも、口紅選びの際の楽しさのひとつです。

「口紅をつける」ということは、
その人の唇の色に、口紅の色を「混ぜる」のですね。

私の場合、オレンジ系の口紅をつけても、
何故かピンク系に見えることが多いです。

試しにつけてみるとき、
スタッフの方が思わず商品を確かめてしまうくらい、
口紅そのものの色と、私の唇につけたとき色の
落差が大きいのです。

同じ色の口紅でも、唇につけられた途端、
その人唯一の色になるのです。

ですから、口紅を選ぶときは、
単純に口紅の色だけを見て決めることはできません。

口紅も、試着してはじめて、
本当に似合う色を見つけることができるのです。

お鍋の中のオーケストラ

2005年11月19日 | 
豚汁・・・
寒い日には、特に嬉しい一品ですよね。

お祭りや、地域のイベント等では、
堂々とレギュラーの座を占めていると思います。
どのような具材で、どのように作られていても、
とにかく美味しい♪

わが家においても、豚汁は人気もの。
普段、お味噌汁を作っているのよりも大きめのお鍋に、
多品目の材料がたっぷり入った豚汁は、
作る側にとっても、食べる側にとっても、嬉しい一品です。

たっぷりの豚汁に、炊きたてご飯、香の物。
これだけでシアワセ~♪
日本人に生まれてよかった!!

たいていは、お魚やお浸し等も一緒に食卓に並べます。
しかし、豚汁が食卓に上ると、
本来ならば主菜であるお魚が、脇役になってしまいます。

この時の主役は、何と言っても豚汁☆

特別なワザは必要ありません。
(一応、それなりのルールはありますが…。)

具材それぞれが、自分の持ち味を遺憾なく発揮し、
お鍋の中で繰り広げられる素敵なハーモニー。

湯気の上がるお鍋のフタをとってみると、
そこでは豚汁というオーケストラが絶好調。

今日の出来映えは、いかが?

ドルチェローザ

2005年11月18日 | 植物
「ドルチェローザ」はポインセチアの新しい品種(多分)で、
この秋、あちらこちらの店頭で見受けられます。

トウダイグサ科ユーフォルビア属の非耐寒性多年草というもの。

既存の真っ赤なポインセチアと比べてしまうと、
やや小ぶりで、色も控えめな感じのピンクに見えます。
でも、単独で見ると、とても鮮やかなピンクなのです。

開花時の温度が高いとピンク色が濃くなり、
温度が低いとやや薄い色になるようです。

優雅な感じのするドルチェローザ。
今は「ドルチェローザ」という名前で定着しつつありますが、
最初は「ユーフォルビア・リトルマーメイド」という名前だったとか。

寒いのが苦手な植物なので、温度は5度以上は必要でしょう。
置き場所としては、室内の窓辺等の明るいところ。
花が咲いている間は、表面が乾いたら水やりする程度で、
肥料は必要ありません。(楽チン♪)

ポインセチア、ドルチェローザ、そしてシクラメン。
どれも、赤やピンクが主流の花たちです。
クリスマスから年末年始を経て春先までを、
華やかな明るい雰囲気にしてくれますね。

ボジョレーヌーボー

2005年11月17日 | 
今日は11月の第3木曜日。
ボジョレーヌーボーの解禁日です。
今ではすっかりお馴染みになりました。

今年は、フランスが輸出するボジョレーヌーボー全体の約半数を、
日本が輸入しているそうです。

普通のワインとは異なり、
仕込んでから僅か2ヶ月足らず程度で出荷・発売されます。
"浅漬け" なので、渋みが少なく、口当たりの軽いワインです。

ワイン通の中には「味が若くてイマイチ」
という評価を下す方もいらっしゃるようですが…。

ヌーボー(新酒)としての味を楽しみ、
また季節感を味わうという、
お祭り的な要素も大きいでしょう。

楽しみ方は、あなた次第です☆

BGMの存在感

2005年11月16日 | 音楽
先日、なかなか会えない友人と、
お互いの都合その他をやりくりして、
待ち合わせをすることができました。

現代では、メールという嬉しい文明の利器があります。
手紙のやりとりとなると億劫でなかなか…と思っても、
メールならば大丈夫という人は多いと思います。

その友人とも、普段はメールであれこれ話してはおりますが、
やはり、直接会って話すのは格別です。

文字にできる話題と、
わざわざ文字にするほどのことではない話題。
何よりも、その場で話はどんどん進行していきます。

とりあえず入ったお店でコーヒーを飲みながら、
友人の旅行の写真を見せてもらったり…。

どのくらいの時間が経った頃だったか、
ふと、お店のBGMでピアノ曲が流れているのに気付きました。

お店に入った時からBGMが流れていたのか、
途中から流れていたのか、
それすらわかりませんでした。

引き続き話に夢中だった私の耳に(頭に?)は、
BGMが届いていませんでした。

急に、友人が「これ、これ!」とBGMに耳を傾けるよう促されて、
私は再びBGMの存在を確認したのでした。
その時は、友人の好きな曲が流れていました。

その後も、いつしかBGMは私を離れて…。

そろそろ、と、お店から出てきたのは、
店内で、約3時間半の時を過ごした後でした。

夢中だったのですね、私。
「夢中」は「夢の中」と書くのだと、改めて思ったり…。

話しても、話しても、まだ話すことがある…。

どこで、誰と話していても、
誰かが「もう時間だから・・」と言って、お開きになる…。

そして、「またね」と言って別れます。

そう言ってから、ひとりで歩き始める頃には、
周囲の風景や音が、かなりの割合で迫ってきます。
多くのものが目に入りますし、
いろいろな音が耳に入ってきます。

夢中な時間は終わり、自然と普段のペースに戻ります。
こういうタイミングで耳に入ってくるBGMがあるとしたら、
もしかしたら、それが印象深い1曲になるのかもしれません。

パッヘルベルのカノン

2005年11月15日 | 音楽
天皇家の長女、紀宮清子さまと、東京都職員、黒田慶樹氏の
結婚式が15日午前中に、東京都の帝国ホテルで行われました。

そして、その後の披露宴の模様がテレビに映し出されると同時に、
パッヘルベルのカノンも流れてきて…。

「パッヘルベルのカノン」はとても有名な曲だと思います。
曲名は知らずとも、メロディーを耳にしたことのある人は多いはず。
映画音楽としても使われているようですし、
特にここ何年かは、テレビCMのBGMとしても使われることも
わりと多いように感じます。
私が気付いただけでも、複数のCMで使われています。

ドイツのオルガニストで作曲家のヨハン・パッヘルベル
が書いた四重奏編成の室内楽曲ですが、今日では、
弦楽合奏と通奏低音によって演奏されることが
ほとんどのようです。

「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ」
というのが、一応正式名称になるのでしょうか?

ただ実際は、ヴァイオリンに限らず、
ヴィオラ等が混じることもあるようですし…。

ニ長調(D dur)の曲で、はじめの4小節のコード進行が、
曲を通して最後まで繰り返されています。
通奏低音(最低音部)は、
レ→ラ→シ→ファ♯→ソ→レ→ソ→ラ
の繰り返しです。

そして、曲名のごとく最初から最後までカノンです。
(「カノン」=ひとつの主題部を(変形して)少しずつずらして歌っていくもの。
 『かえるのうた』などがわかりやすいと思います。)
弦楽器の3パートが2小節ずつズレて、全く同じメロディーを奏でます。

非常にシンプルな構造であるにもかかわらず、
そのハーモニーの美しさは、とても魅力的です。

私も大好きな曲ですし、ちょっぴり想い出深い曲でもあります。
心の中で、パッヘルベルのカノンのオルゴールのフタを開けると・・
・・曲にまつわる想い出が、今でも鮮明に蘇ります。

鳥インフルエンザ

2005年11月14日 | 雑記
秋から冬にかけては、
風邪をひいたり、インフルエンザにかかる人が多くなります。
この冬は、それに加えて「鳥インフルエンザ」の心配も大きいです。

鳥インフルエンザとは・・・
鳥類がかかるA型インフルエンザの一種。
生きた病鳥や、鳥の内蔵、排泄物に接触することで、
鳥から人間へも感染する可能性があります。
人間が発病した場合の致死率は5割を超えるとか。

今のところ、人から人への感染は確認されていないそうですが、
人間の体内などで変異して空気感染力などを持つ
新型インフルエンザになると、大流行する恐れも出てきます。

過去の例では・・
1918年のスペイン風邪による死者は、およそ4千万人。
1957年のアジア風邪、1968年の香港風邪の犠牲者は、
合計150万人とも450万人とも言われています。

世界保健機関(WHO)によると、鳥インフルエンザでは、
10月までに、アジアで合計62人が死亡したとのこと。

世界の多くの国が警戒を強め、アメリカも既に莫大な予算を取っています。
日本の国としての対策は、まだ消極的なように思えます。

国レベル、都道府県レベル、区市町村レベル、
それぞれにおいての対応が期待されますが…。


ウイルスが、海外から日本へ侵入するルートとして考えられるのは・・
 ① 輸入鳥類を介するルート
 ② 渡り鳥や野鳥を介するルート
 ③ 海外の発生国から肉や卵を輸入することによるルート
 ④ 海外の発生地から人間が持ち込んでしまうルート

① 輸入については、輸入検疫で監視されています。
  (違法な輸入については「?」です。)
② 鳥やそれらの糞との接触を避けること。
  気付かない接触もあると思うので、
  心配されるエリアには足を踏み入れない方が無難でしょう。
③ 鳥インフルエンザが発生した国からは、
  生きた鳥類およびその肉や卵の輸入が禁止されているはずです。
④ ウイルスは目に見えないので、人間が衣服や履き物、持ち物に
  ウイルスを付けて持ち込む可能性はあると思います。
  必要がなければ、発生地には足を踏み入れない方が無難でしょう。
  特に、発生地の農場等の訪問は避けるべきだと思います。


風邪とインフルエンザは、別物です。

風邪は・・
「かぜウイルス」が原因で、けだるさ、くしゃみ、鼻水、咳、
痰、微熱、頭痛、腹痛、下痢、関節の痛み、等々、
の症状が現れる「症候群」です。
風邪薬は、風邪の諸症状を和らげる程度で、
「かぜウイルス」そのものには効果がないので、
きちんと治そうと思ったら、病院でお薬を処方してもらうのが、
回復への近道でしょう。
たいてい数日で治ります。

疲労の蓄積を「風邪」と称することもありそうです。
こちらは、十分な休養と栄養でしょう。

インフルエンザは・・
「インフルエンザウイルス」によるもの。
こちらは、急な発熱(それも高熱)や関節の痛み等、
いきなり症状が現れることが多いと思います。
風邪に比べると、患者本人は苦しいと思います。
インフルエンザかも、と思ったら、
即病院へ行き、お薬を処方してもらいましょう。


基本的なことですが、
外から帰ったら、まず、手荒いとうがいをすることで、
かなりの予防にはなると思います。

それと、十分な水分補給もお忘れなく。

自分の身は自分で守ろう!

流行歌

2005年11月13日 | 音楽
流行歌。
ちょっとレトロな雰囲気さえ感じる、この言葉。
(もしかしたら、すでに死語かも…!?)

以前は、どこへ行っても流れていて、
誰もが知っている歌があったと思います。
いわゆる流行歌です。

今は、自分の好きな音楽を選んで聴く時代。

ヒット曲というものはありますが、
一時期のようなメガヒットはないと思います。
そして、すべての年代の人が知っている曲というのも、
非常に少ないと思います。

構成メンバーが広範囲に渡る何かの集まり等で、
全員が即歌える曲というのが、
これからは少なくなってしまうのかもしれません…。

歌は、いつでも、どこでも楽しめる音楽です。
たとえ耳が聞こえない人でも、
振動や感触で音を楽しむことができると思います。

あなたの、今現在の「マイソング」は何ですか?

家族の一員

2005年11月12日 | 雑記
わが家には猫が1匹います。
雑種、オス、7才。
標準よりも、やや大きめ。

猫のベッドはあるものの、季節の移り変わりとともに、
好きな場所を選んで寝ています。

秋から冬にかけては、夜になると、
私と一緒に寝ることが多いです。

でもねぇ、掛け布団の上に寝るのですよ。
中に入ってくれれば楽なのですが…。

最近は、夜更かしの多い私…。
それでも、どんな時間であろうとも、
私が床に着くのとほぼ同時に、猫もやってきて、
掛け布団の上で私に寄りかかりながら、しばしの間身繕い。

重たいし、ちょっと負担に感じることもありますが、
基本的には、その存在感が嬉しいです。

猫にとって、私は「ママ」らしい。。。

ペットですし、猫ですが、
人間の2~3歳児程度の手応えもあります。

その上、つかまり立ちは得意ですし、
ふすまや網戸は自分の手、それも片手で開けますし…。

ピアノも大好きで、私がピアノに向かうと、
家のどこにいても、走ってきて、一気にピアノの上へ。
いつも、私のピアノを聴いてくれる…。(笑)
時には、気絶しているというウワサも。。。(爆)