私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

自整業・PB業の進むべき方向性を思う

2022-01-25 | コラム
自整業・PB業の進むべき方向性を思う  筆者は約半世紀近く自整業およびBP業と触れ合って来て思うところだが、今後のこれら業界には極めて暗雲が漂うと想像している。 1.自整業・BP業に内在し、今後明確化すると思える諸問題  その考えられる要因は幾つかあるが、以下の様な要素が思い浮かぶ。 ①EV化への大きな変化  世のすべてがEVになるとは思えないが、かなりの比率でEV化されるだろう。その時、従来あ . . . 本文を読む

中国自動車輸出が急増している

2022-01-25 | コラム
中国自動車輸出が急増している  この東洋経済の報によると、2021年の中国自動車輸出は200万台を超えたが、これは前年の2倍(つまり前年は100万台)であるが、2012年の100万台越から昨年まで伸び悩んでいたとある。  なお、この200万台の中で急進したのは、約31万台を占めるEV車だという。そして、内、米テスラが中国工場で生産したのが16万台を占めているということだ。  日本は今のところ、中 . . . 本文を読む

大量のネジ散乱で、車両タイヤのパンクも

2022-01-25 | 事故と事件
大量のネジ散乱で、車両タイヤのパンクも  1/24am10頃、愛知県安城市新田町の運動公園駐車場内で、大量のネジが散乱しており、同公園利用の車両のタイヤがパンクしたと云う。  散乱していたネジも写真が公開されているが、ねじ頭が平らで、これから最終加工を行う前の半製品と思える。この安城市は豊田市の隣県であり、市内にはトヨタ系の自動車部品大手サプライヤーも多い。ただし、この様なネジを作る業者は、もっ . . . 本文を読む

損害保険平均修理費統計から読み取れること

2022-01-23 | 車両修理関連
損害保険平均修理費統計から読み取れること  損害保険業界では、損害保険料率算定機構(従前までは料率算定会)という損害保険業界全体の保険金支払データの提出を受けて、各種統計を行っている。この目的としては、損害保険全社というビックデータにより、その参考純率という指標となる統計をデータ提供の各保険会社にフィードバックしています。各損害保険会社絵は、この料率算定機構の算定純率に独自の解釈を加えることもでき . . . 本文を読む

阪神大震災のコンクリート構造物信頼の失墜は何が真因だったのか

2022-01-22 | コラム
阪神大震災のコンクリート構造物信頼の失墜は何が真因だったのか  近時、韓国では建設中のマンションが大規模な壁の崩落事故を起こし大問題になっている。どうやら、その原因は、コンクリート打設後の養生時間(硬化時間)を十分に配分しないまま工事を進めていたという信じがたい理由の様だ。しかも、季節は気温の低い冬期であるし、養生時間は、夏期に比べれば長くする必用があるのに、工事の進捗を急ぎ過ぎたということらしい . . . 本文を読む

立体駐車場から転落・何らかの規制が必用ではないか

2022-01-22 | 事故と事件
立体駐車場から転落・何らかの規制が必用ではないか  今次、以下のマンション立体駐車場から転落する事故が報じられている。過去において、同様の自走式立体駐車場から車両が転落する事故は何件も起きている。また、自身がその様な立体駐車場を利用する場合を思い出して見ると、見るからに壁も薄く、曲がりくねって昇降する通路だからして、一歩ハンドリングを誤り、内壁に衝突すれば簡単に突き抜けるだろうという駐車場は多い。 . . . 本文を読む

デンソーのフューエルポンプ事業を売却する話しから想像する

2022-01-21 | コラム
デンソーのフューエルポンプ事業を売却する話しから想像する  デンソーがフューエルポンプユニット事業を同じくトヨタ系のサプライヤー企業である愛三工業に売却するとの方があった。これをどう理解すべきか、私見として記して見たい。  デンソーのフュエルポンプは、国産および外国車を含め採用している車両は極めて多い。であるから、当初の不具合発覚からリコール対象車は次々増え続け、今やその対象台数は1千万台を超え . . . 本文を読む

車両の保安基準で横滑り量の特例扱いとは

2022-01-20 | 技術系情報
車両の保安基準で横滑り量の特例扱いとは  ここで云う横すべり量とは、いわゆるサイドスリップテスターで表示される±の表示値のことだ。これは、今まで±5mmまでというのが基準だったが、必ずしもそうでない特例扱いの車両があると云うことを解説してみたい。  この根拠規則としては、道路運送法の保安基準の下位に位置する「保安基準の細目を定める告示」というところにあり、以下の様な記述となっている。 ----- . . . 本文を読む

またまた大型車の左後輪タイヤ脱落・対向の軽自にぶつかり軽傷

2022-01-20 | 事故と事件
またまた大型車の左後輪タイヤ脱落・対向の軽自にぶつかり軽傷  1/19午前10頃長野市青木島町の国道18号(R117)を走行の大型ミキサー車のタイヤが外れ、対向車と衝突する事故の報があった。  場所はどうやらどうやら当該国道の長野大橋上付近の様だ。そこを当該大型ミキサー車は南進しているのだが、後続のドライブレコーダー動画によると、突然左後輪タイヤ1本が車体を離れ、外れた当該ミキサー車は加速したの . . . 本文を読む

裁判所および裁判官の行う理不尽

2022-01-20 | コラム
裁判所および裁判官の行う理不尽  このところ裁判所もしくは裁判官の理不尽というのを意識する判決が目立つ様に感じる。  そもそも、日本は法治国家であり、その法律の最上位に位置し何よりも最優先される日本国憲法には、裁判(司法権)について、以下の様に規定している。 憲法76条1項  「すべて司法権は、最高裁判所及び法律の定めるところにより設置する下級裁判所に属する」  同2項  「特別裁判所は、こ . . . 本文を読む

車載LANとしてのCAN・ザックリ話し その2

2022-01-19 | 技術系情報
車載LANとしてのCAN・ザックリ話し その2  先回に続いて、まだまだの感はあるのだが、ザックリ話しを若干深掘りし続けてみたい。  ところで、車両整備担当者としては、現実的な話しCANデータをさほどに意識することもなく、整備現場ではいわゆるOBDスキャナーをOBDコネクタ(DLC3)に接続(参照図Fig C-3)し、その故障コード(P*****)なりを読み取ったりして使うことがほとんどだろう。 . . . 本文を読む

道路工事が異常に多過ぎる・市役所への苦言

2022-01-19 | コラム
道路工事が異常に多過ぎる・市役所への苦言  昨年12月ごろより年明け現在まで、自宅周辺を買い物がてらに移動しつつ、異常に道路工事が多いのに辟易している。この道路工事とは、道路自体を修繕するのではなく、どうやら水道もしくは下水管、ガスの工事が多い様だ。また、合わせて高所作業車による電線の工事も多い。  これら主に自治体での公共工事が3月の年度末に向けて多くなるのは、かなり以前からの傾向があることは . . . 本文を読む

トンガの大規模海底火山の噴火は富士宝永山噴火の規模を越える?

2022-01-19 | 事故と事件
トンガの大規模海底火山の噴火は富士宝永山噴火の規模を越える?  下記の報で、「トンガの大規模海底火山の噴火は富士宝永山噴火の規模を越えかもしれない」ということが掲載されている。  日本の宝永噴火が起きたのは江戸時代中期の1707年(宝永4年)とものの本では気されている。  その影響、特に噴出された火山灰の体積は凄まじく、富士山至近の小山町須走では、体積量が数十mにおよび村はほぼ壊滅したという。御 . . . 本文を読む

1/18 中津川・中央高速下りで大型ダンプの左後後輪タイヤ2本が脱落

2022-01-19 | 事故と事件
1/18 中津川・中央高速下りで大型ダンプの左後後輪タイヤ2本が脱落  つい先日の1/13に渋川市で大型ダンプの左後後輪2本が脱落し、転動したタイヤが歩行者に衝突して重傷に至った事故があったばかりだが、今度は岐阜県中津川の中央高速下り線で同様のタイヤ脱落事故の報がなされている。  今回のダンプタイヤ脱落だが、1/13の渋川事故とまったく同じ、左後後輪2本が脱落しているところは共通している。脱落し . . . 本文を読む

一宮プリウス暴走事故ちょっと解析

2022-01-18 | 事故と事件
一宮プリウス暴走事故ちょっと解析  昨日(1/17)15時ごろ生じたという愛知県一宮市のプリウス暴走事故は、Youtubeにドライブレコーダー動画が掲載されているので何度か見直したが、何故衝突相手車が暴走プリウスの進行方向に向かって来るのが不思議に思えた。  つまり、プリウスの暴走は、たぶん前方の停止車両に気づきブレーキングしようとして、ブレーキとアクセルを踏み間違えたのが原因と推察するが、何で衝 . . . 本文を読む