「あほリズム」(894)

2022-03-06 08:49:25 | アフォリズム(箴言)ではありません

     「あほリズム」

 

      (894)

 

 かつては国を共にし今は国を分かちイデオロギーの違いから

旧宗主国に侵攻されるウクライナの例は、そのまま台湾の状況

に置き換えることができる。たぶん台湾政府は、そして「獅」

視眈々と台湾併合を狙う中国共産党も、その行方を固唾を呑ん

で見守っているはずだ。もしも、ロシアが武力によってウクラ

イナを併合するようなことになれば、中国共産党はそれに倣っ

て台湾に武力侵攻するに違いない。わが国はロシアへの抗議の

声を呑み込んでよその国のことと見守ったりしないことだ。

 


「あほリズム」(893)

2022-03-05 04:35:22 | アフォリズム(箴言)ではありません

     「あほリズム」

 

      (893)

 

 ロシア軍によるウクライナ侵攻の現実はわが国の国防政策に大き

な影響を与えることはまず間違いない。改憲派が勢いを得て軍拡が

計られることだろう。それどころか、核武装までもが現実味を帯び

て来た。こうして平和憲法が掲げた理想は現実の前になし崩しに降

ろされようとしている。それにしても世界はデジタル化が進んでい

るにも係わらず何故アナログな地政学上の領土問題から脱け出せな

いのか。戦争こそデジタル空間でやればいいじゃないか。


「あほリズム」(889)(890)(891)

2022-02-24 03:43:59 | アフォリズム(箴言)ではありません

     「あほリズム」

 

      (889)

 

 領土に関して言えば、酷寒のロシアはかねてより南下進出を望

んでいたが、対するウクライナは世界有数の穀倉地帯で、その土

壌は「チェルノゼム」或は「土の皇帝」と呼ばれる肥沃な黒土で、

かつてウクライナを占領したナチス・ドイツは大型ダンプを投入

して「チェルノゼム」をドイツへ持ち去ったほどで、占領国が土

を奪ったなんて前代未聞なので記憶しているが、ウクライナはロ

シアの不毛の領土などいっさい望んでいない。つまり、ロシアに

とってはウクライナ侵攻は失うもののない得ることの大きい戦略

なのだ。

 

       (890)

 

 この戦略は、中国の台湾併合についても一考になる。つまり、

中国共産党は台湾へ侵攻しても台湾政府が中国の領土を取り返す

ことはないだろうと思っている。つまり、失うもののない得るこ

とが大きい併合だと思っている。しかし、かつて蒋介石率いる中

国国民党は「国共内戦」に敗れて台湾へ遁れるまでは中国全土を

支配していたのだ。その台湾政府が中国共産党が支配する中国全

土を捲土重来することがもはや起きるわけがないとは断言できな

い。

 

       (891)

 

 長い目で見れば「民主主義国家 対 独裁国家」の対立は、「エン

トロピーの法則」に従えば、水平化つまり民主化の方へ向かうに

違いない。


「あほリズム」(886)(887)(888)

2022-02-23 05:16:55 | アフォリズム(箴言)ではありません

      「あほリズム」

 

       (886)

 

 ロシアのプーチン大統領がウクライナ東部の親ロシア派が実効支

配する一部地域を「独立国家」として一方的に承認する大統領令に

署名した。今後はそれらの国からの治安要請を受けてロシア軍が国

境を超えて侵攻することはまず間違いないだろう。そのやり方は中

国共産党が宗主国イギリスとの約束を反古にして香港を併合した時

と同じだ。次は、欧米のプレゼンスが東欧に向けられている機に乗

じて中国共産党による台湾の「ウクライナ化」だろう。いかに米軍

といえどもこの二面侵攻には対応できない。そこで問われるのは、

我が国の対応に違いない。

 

      (887)

 

 中ロによる現状変更の動きは何となく大きな時代の終焉の始まり

のような予感がする。

 

       (888)

 

 全国民への新型コロナワクチン接種の要請が、後になって見れば、

国家総動員法のさきがけだったとならなければいいが。ふたたび「

若者よ!書を棄て、銃を取れ!」が正論として語られる世の中にな

らないように願うばかりだ。