アギーレ・ジャパン 対 ジャマイカ 戦の結果

2014-10-11 00:10:41 | インポート

 

   アギ―レ・ジャパン 対 ジャマイカ 戦

  の試合結果を〇✕でお知らせます。

              

  日本国旗       ジャマイカ国旗 

                 ―    0  )

                                                                                          でした。

 

 


「戦後レジームの崩壊」

2014-07-14 15:32:44 | インポート
 

            「戦後レジームの崩壊」
 
 
 第二次世界大戦の敗戦国であるわが国に於いて、「戦後レジーム
 
からの脱却」という言葉だけを素直に受け取ると、戦勝国アメリカに
 
よる占領支配からの脱却のことだと思っていたら、どうやらそうでは

ないらしい。依然として駐留米軍の撤退が議論されることもなく、そ

れどころか同盟国アメリカを支援するために戦闘する権利さえも認

めようとしている。そもそも安倍総理は何をもって「戦後レジーム」と

呼び、そしてそこから脱却して如何なる体制(レジーム)を目指そうと

しているのだろうか?ただ、「戦後レジームからの脱却」が「戦前レジ

ームへの回帰」であるとすれば、それはあまりにも芸のない先祖返り

だと言わざるを得ない。戦争によって多くの尊い命を犠牲にして何もか

も失った国民が唯一手に入れたものこそは国民主権による民主主義

体制だった。仮に、われわれ国民が主権を失えば、たちまち中国や北

朝鮮などの独裁国家に比肩する国家になることはそんなに歴史を遡ら

なくても窺い知ることが適う。われわれは、再び国家原理主義を蘇らせ

て犠牲になった多くの戦死者を犬死にさせてはならない。
 
 しかし世界を見回せば、実は「戦後レジームからの脱却」を目指
 
す動きは拡がっている。たとえば中東のイスラム諸国では国家の枠
 
組みが宗派の違いを反映していないために国益を巡って宗派間の対
 
立が表面化している。そして国権を巡る対立は「そもそも」論へと
 
導かれて原理主義思想が蘇り、さらに合理主義を重んじる文明社会
 
とイスラム思想との相克に苦しむムスリムたちは収まりのつかない
 
感情を受け入れてくれる信仰に情熱を傾け、そして抜け出せなくな
 
って過激化する。近代文明は戦後レジームの下で遂に停滞を余儀な
 
くされ、人々は固定化された格差社会にウンザリして政治思想にそ
 
の捌け口を求める。それは何も遠い国の話ばかりではなく、行き詰
 
った社会では世界の至る所で「もう一度始めからやり直そう」とば
 
かりに精神原理主義への回帰が見られる。
                                   (つづく)
 
 

「〒」―②

2014-04-15 04:44:42 | インポート



          「〒」―②


 この四月で一年半働いていた「〒」を退職しました。そもそも非

正規だったし、その体質に馴染めず半年前から退職願を出していた

のですが、代りが見つからないということでズルズル延ばされてい

ました。それは当然のことで、休日関係なしの一日置きの勤務で月

に15日しか出勤しない上に6時間の勤務時間では暇を持て余して

いる年金受給者くらいしか働く気にならないでしょう。ただ、それ

にも理由があって、詳しくは知りませんが年収100万を超えると

社会保険に加入させなければならなくなって、当然会社もその半分

を支出しなければならないので、実際、高度成長期に約束した年金

の支払いが経営を圧迫しているという話は聞きましたが、そこでそ

のような変則的な勤務を考えたようです。だから給料から天引きさ

れているのは雇用保険のみです。そもそも一日6時間勤務というの

は休憩時間を与えずに働かせることができる限界で、一分一秒でも

超過すれば会社は休憩時間を確保しなければならなくなります。す

ると実におかしなことが起こってきます。当然、宅配便などの配達

は様々な事情によって時間通り終えることができない場合もありま

す。結果、残務処理などをして所定の勤務時間を超えてしまうと、

仕事を終えた後に45分の休憩時間を取らなければならなくなりま

す。しかし、そもそも休憩時間とは勤務の間で取るものではないで

しょうか。まあ、休憩時間なんだからと思って帰ろうとすると休憩

時間を消化するまでは局内に留まるように注意されます。最早それ

は休憩ではありません、拘束そのものです。そもそも労働法で休憩

を与えることが決められているのならそれは労働者の権利であって

、休憩するかしないのか選択は一に労働者自身に委ねられている。

もちろん会社が休憩を与えないというのは論外だが、終業後の有難

くない休憩を放棄する権利さえも労働者にある。会社には休憩を奪

う権利もなければ、終業後に休憩を強制する権利もない。休憩室で

時間を潰しながら、いったい何のために休憩しているのだろうと馬

鹿らしくなった。当然、時間給なので休憩時間は無給扱いです。こ

のような馬鹿らしい本末転倒した考え方が到る所で見受けられる。

これまで親方日の丸の下で労使間で培われてきた悪い意味での公務

員体質から抜け出せず、建前主義が未だ見直されずに当たり前のよ

うに営まれている。以上の様なことはその一端で、誰一人おかしい

とは思わない。万事がそんな調子で、対立する労使の視線に顧客の

姿など見えていない。しかし、そもそも宅配事業はサービス業のは

ずではなかったか。すでにインターネットの普及によって郵便事業

そのものが右肩下がりで減少しているのは各国共通で、それでも一

方ではネット販売による物流は増えているにもかかわらず、顧客満

足、利潤追求、社員待遇の優先順位が転倒してしまって、大手が繰

り出す猫パンチに対応できずに手を拱いている。来年には100%

政府保有の株式が一般公開されるようですが、「絶対潰れる」と言

うと、組合員から顰蹙を買って村八分にされ、より一層その思いを

強くした。何だ、民主党はこんな団体からの支持を当てにしていた

のかと思うとダメになるのも宜なるかなである。たぶん、古くは国

鉄、最近では日航、JR北海道のようになるのは火を見るより明ら

かです。その「便り」をパソコンで目にする日もそう遠くないこと

でしょう。


                         (おわり)



「われわれが『うそ』を望んでいる」

2014-03-30 05:36:21 | インポート


           「われわれが『うそ』を望んでいる」



 もう、求める光明を小説(うそ)だけにして、時事評論や所謂エッ

セイの類は載せるまいと決意したのですが、一瞬で過ぎ去る流星を

捉えるには焦点が合わせられずにストレスが昂じて耐えられなくな

ってオメオメと口を挟む次第ですが、昨今の「うそ」にまつわる幾

つかの出来事は、もちろん当事者にその大きな責任があるのでしょ

うが、さらに安易に受け売りするマスコミ」を通じて、情報そのものと

はかけ離れた「情」報ばかりが取り上げられ、ところが疑念が持ち上

がると忽ち掌を返して当事者を誹謗する社会の在り方に果たしてま

ったく問題はないのだろうか?科学的発見であればまず実証されな

ければならないのは当り前のことだし、音楽的的価値は作品以外に

求めるべきでないのは自明のことである。仮にベートーベンは耳が聞

こえなかったというのが「うそ」だったとしても、彼の独創性は何ら汚さ

れるものではない。一連の騒ぎからわれわれの願望が垣間見えるの

でないだろうか。誰もが共有できるドラマを求めているのだ。つまり、

われわれ自身が「うそ」を望んでいるのではないだろうか。閉塞した社

会の中で氾濫する情報に惑わされて遂にはリテラシーが働かなくなり

、現実から遁れようと流星の光明に夢を託そうとしている。変わらない

社会に苛立ち変わりたい自分が空回りする。そして「うそ」だとわかると

一転してみんなで袋叩きする。いずれも集団心理に従っているだけだ。

しかし、かつてわれわれは集団幻想を追い求め現実を見誤って存亡の

危機に追い込まれたことを忘れてはならない。近々ではオウム事件や

原発の安全神話、そして放射線の風評被害、さらに戦後レジームの見

直しなど。ただ、「うそ」を見破る冷静な目を失った社会は、従って「ほん

と」を疑わずに熱狂する社会ほど恐ろしいものはない。

                                  (おわり)