「寡(すくな)きを患(うれ)えずして均(ひと)しからざるを患う」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191011/k10012121891000.html?utm_int=detail_contents_tokushu_002
「アメリカの若者に広がるソーシャリズム なぜいま社会主義?」
トランプ政権下のアメリカ社会で新たな現象が起きています。社会
主義に傾倒する若者が増えているのです。若者を対象にした世論調
査では「社会主義に好意的」と答えた人は51%にのぼり、資本主義
の45%を上回りました。民主主義や資本主義の象徴とも言われてき
たアメリカで、今、何が起きているのか。「ソーシャリズム=社会
主義」に希望を見いだす若者たちのことばに耳を傾けました。
(ワシントン支局記者 西河篤俊)
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かつて孔子は為政者の心構えを「寡(すくな)きを患(うれ)えずし
て均(ひと)しからざるを患う」《不患寡而患不均》と説いたが、資
本主義体制の総本山であるアメリカでさえも、さすがにホームレス
では安らかな眠りが得られず、アメリカン・ドリームも《夢見る》
ことができないのかもしれないが、いまアメリカの若者たちに「均
しからざるを患う」社会主義者が増えているらしい。それは、グロ
ーバリゼーションの下で寡きを患いても、フロンティア(未開拓地)
が失われた世界では奪い取るしか残されていないが、もちろんそん
なことは許されない。だとすれば政治体制を革めて「均しきを求む」
ほかない。成熟した民主主義社会では、当然のことだが既得権益にし
がみついて旧体制に追随する政党ではなく、安からざるを患える民衆
こそが政治を動かす。さて、では日本では、
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