クリント・イーストウッド監督による、「父親たちの星条旗」との2部作の後編。前作がアメリカ側から描いたの対し、本編は日本側から見た硫黄島決戦を描いたもので配役も日本人が中心に。 . . . 本文を読む
ケン・ローチ監督のアイルランド紛争を巡る人間ドラマ。日本からは一番、見えにくい地域の紛争だが、イスラエル・パレスチナの報復合戦、イラク戦争と自衛隊の派兵問題、日本と朝鮮半島との関係を見れば、世界は現在も同様の問題を抱えており、日本人としても人ごとでない深刻で本質的な問題をはらんでいる。見終わった後、やはり『愛するものを 奪われる悲劇を、 なぜ人は 繰り返すのだろう。』と思ってしまう。 . . . 本文を読む
最近、頓に格差の問題、階層(階級)社会の問題が論じられているが、その根本にある労働=働き方、採用のされ方から切り込み、規制緩和や市場原理主義ももたらす悪弊を詳細に暴いた、胸のすくような力作で内容の濃い本ある。「豊かさとは何か」(輝揮淑子・岩波新書)以来の衝撃的な感動を覚えた。 . . . 本文を読む