この映画・本、よかったす-旅行記も!

最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

『高校生からわかる日本経済―なぜ日本はどんどん貧しくなるの?』(金子勝著 かもがわ出版 2024年刊)を読む

2024-10-19 16:38:00 | 最近読んだ本・感想
  【 2024年10月 15日 】  総選挙が始まった。  金権腐敗や裏金問題など究明すべき問題は山ほどあるが、全国民にかかわる最も重大で解決しなければならない根本的な問題は《日本の経済》である。  本の帯にあるように   【実質賃金は下がり続け、一人あたりのGDPはG7最下位】    である。しかも、労働時間は北欧などのヨーロッパ諸国に比べれば格段に多く、多くの人が【自由な時間を持てず】、 . . . 本文を読む
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本『お笑い 維新劇場』-大阪万博を利用する「半グレ」政党(佐高信・西谷文和) を読む!

2024-10-07 11:22:10 | 最近読んだ本・感想
 西谷さんの講演会で仕入れた本、1日半で読んでしまった。「維新の会」のめちゃくちゃぶりがよく理解できる。 . . . 本文を読む
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『新しい戦前-この国の”今いま”を読み解く』(朝日新書・2023年刊、白井聡・内田樹の二人の対談)を読む

2023-11-10 14:33:04 | 最近読んだ本・感想
 白井聡と内田樹さんの対談で、 . . . 本文を読む
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『パンとサーカス』-島田雅彦の新刊・政治小説を読む

2022-11-07 23:17:48 | 最近読んだ本・感想
  【 2022年11月6日 記 】  7月8日に奈良西大寺で衝撃的な事件が起こり、その後の《国葬問題》で世間が大きく揺れたかに思ったが、2月の末始まったロシアのウクライナ侵略はいまだに終わりの気配が見通せない中、もうこんなに時が経過してしまったのかと思う。事件を機に《とある宗教団体》と《安倍元首相との関係》が取りざたされていると思っているうちに、旧統一教会*註=国際勝共連合と自民党との癒着があ . . . 本文を読む
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『アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した』-最低賃金現場への潜入取材、ー著者自身による渾身の体験レポート

2020-02-25 23:12:20 | 最近読んだ本・感想
 店頭でこの本のタイトルを見たとき、「これは『家族を想うとき』の監督が映画の着想を得た本ではないか」と、ふと思った。 . . . 本文を読む
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『紛争地の看護師』-[国境なき医師団] 白川優子さんの渾身のレポート

2018-12-27 09:38:16 | 最近読んだ本・感想
 「国境なき医師団」から定期的に郵送物が送られてくるが、その中でこの本の紹介があり、さっそく購入して読んでみた。それまでの「ニュース・レター」で時期じきの断片的情報には触れていたが、やはりこの本を読んだら臨場感がまるで違う。  . . . 本文を読む
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『空飛ぶタイヤ』-映画を見て、原作小説を読む

2018-08-28 14:50:56 | 最近読んだ本・感想
 映画が公開されたのは今年の6月で、観たのは山に行く直前の7月中旬だったから、ブログを書き損ねていた。映画カタログを購入する代わりに文庫本の「空飛ぶタイヤ・上」を買い込んで山に携行したが、3分の1も読めないで持って帰り、下巻も合わせて購入し、読み終えたのが8月10日だった。その間、横浜帰省やら地蔵盆の行事が重なりてんてこ舞で、今日にいたってしまった。  題材は、2002年に起きた横浜での「母子 . . . 本文を読む
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『チェ・ゲバラ』に関する、最近読んだ本3点-圧巻は旅行後に読んだ伊高浩昭著の『チェ・ゲバラ 旅、キューバ革命、ボリビア』だ

2018-04-18 11:45:18 | 最近読んだ本・感想
 映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の音楽に魅せられて、テレビの『キューバ紀行』の番組を見ては、カリブ海にそそぐ太陽のようにその明るく陽気で楽天的な人々の表情に引き寄せられて、またカストロが牽引する一風変わった社会主義国キューバとはいったいどんなところかと旅行を思い立った時、ゲバラのことももっと知っておこうと、読み始めたのが最初だった。 . . . 本文を読む
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『ペンの力』-日本ペンクラブ前会長の浅田次郎と現会長吉岡忍のふたりによる興味ある対談

2018-01-29 23:01:47 | 最近読んだ本・感想
 ペンクラブの存在や活動など日常はあまり気にも留めなかったが、あらためてその活動をこの本で振り返って見ると、時期じきの重大な局面で、的を得た重要なメッセージを社会に発信しているのが分かる。読んでいてなかなか面白いのだが、やはりどうしても気になる。  『言論・表現の自由』の問題や『憲法や安全保障』の問題、『戦争やテロ』の問題、『核兵器や原発』の問題-どれも国内だけでは片付かなくて国際的に考えなければならない問題なのに、国連特別報告者の勧告を無視し続けたり、必要な条約を批准しなかったりして、ウソを並べ立てる今の日本政府の姿は、1933年に国際連盟が下した「日本軍(関東軍)の満州からの撤退決議」に反発し、議場から去った松岡洋祐に象徴される当時の日本の姿と重なる。 . . . 本文を読む
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『トップリーグ』(相場英雄)と『新聞記者』(望月衣塑子)ー小説の世界と現実の世界の記者と報道の世界を見比べる

2017-12-11 00:13:25 | 最近読んだ本・感想
『トップリーグ』は田中角栄の「ロッキード事件」にまつわる献金・裏金問題を題材にした架空小説である。 『新聞記者』は、望月衣塑子自身の「記者への生い立ち」を含めたドキュメンタリー風体験記である。フィクションと現実との違いはあるが、対比して読んだら、いろいろな事が浮き彫りになった面白かった。 . . . 本文を読む
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『科学の扉をノックする』-「博士の愛した数式」の著者・小川洋子の本を読む

2017-11-10 14:50:14 | 最近読んだ本・感想
《ルート16》が《4》になるのは分かるにしても、《完全数》やら《フェルマーの最終定理》やら《オイラーの公式》まで飛び出してしまう小説を書く《女子》というのはどんな人かと、ずっと不思議に思っていいた。しかも、《熱心な》阪神タイガース・ファンのようだし。 . . . 本文を読む
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『意識と脳-思考はいかにコード化されるか』-脳科学の最前線を追う

2017-09-14 23:20:08 | 最近読んだ本・感想
 「意識」と「記憶」の「脳」-そして「AI」の関係-ずっと興味ある内容だ。昨年から読み始めたが、半分ほど読んだところで、仕事の都合で昨年の10月から約10ヶ月中断していたのを、今年8月になってから後半部分を読み進め、ようやく読み終える。何とも意味深長で、興味深く、示唆の多い内容のある本だ。 . . . 本文を読む
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『「テロとの戦い」を疑え-紛争地からの最新情報』-戦場ジャーナリスト・西谷文和、戦火の現場からのレポート

2017-07-01 12:45:21 | 最近読んだ本・感想
 今や世界中が「テロとの戦い」に追われている。頻繁にテロが起こっているのは、フランス・イギリスをはじめISに空爆を行っているヨーロッパの国だけではない。今や、アジアにもその《火の粉》が降りかかろうとしている。中東で追い詰められたイスラム過激派がフィリピンへの集結を呼び掛けているからだ。 . . . 本文を読む
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『超監視社会』(ブルース・シュナイアー著)-スノーデンの警告を踏まえて-「共謀罪法案」成立のあとからは政府機関と民間企業による大量盗聴が公然と襲いかかってくる

2017-06-20 16:14:43 | 最近読んだ本・感想
 実に内容の濃い、しかも時宜にかなった-今まさに必要な知恵を与えてくれる本である。 . . . 本文を読む
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『スノーデン 日本への警告』-現在ロシア・モスクワにいるスノーデンへの「ニコニコ動画」を通じてのインタビューと討論の内容をまとめた書籍

2017-05-25 16:32:45 | 最近読んだ本・感想
 本書は、「2016年6月4日に東京大学本郷キャンパスで行われた、公益社団法人自由人権協会(JCLU)70周年プレシンポジウム「監視の“今”を考える」を完全翻訳の上、加筆修正を行い、詳細な注釈と追加取材を付し書籍化したものです。」と巻頭にあるように、ロシアに《亡命?一時避難》しているスノーデンとの日本向けのインタビュ-をまとめたものである。的確な日本の現状把握と、明晰な判断力と、謙虚な態度、豊かな知性、それと現在置かれている厳しい環境の下でも揺らぐことのない確信と暖かい人間性には驚かされる。 . . . 本文を読む
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