【 2024年10月 15日 】
総選挙が始まった。
金権腐敗や裏金問題など究明すべき問題は山ほどあるが、全国民にかかわる最も重大で解決しなければならない根本的な問題は《日本の経済》である。
本の帯にあるように
【実質賃金は下がり続け、一人あたりのGDPはG7最下位】
である。しかも、労働時間は北欧などのヨーロッパ諸国に比べれば格段に多く、多くの人が【自由な時間を持てず】、 . . . 本文を読む
【 2022年11月6日 記 】
7月8日に奈良西大寺で衝撃的な事件が起こり、その後の《国葬問題》で世間が大きく揺れたかに思ったが、2月の末始まったロシアのウクライナ侵略はいまだに終わりの気配が見通せない中、もうこんなに時が経過してしまったのかと思う。事件を機に《とある宗教団体》と《安倍元首相との関係》が取りざたされていると思っているうちに、旧統一教会*註=国際勝共連合と自民党との癒着があ . . . 本文を読む
「国境なき医師団」から定期的に郵送物が送られてくるが、その中でこの本の紹介があり、さっそく購入して読んでみた。それまでの「ニュース・レター」で時期じきの断片的情報には触れていたが、やはりこの本を読んだら臨場感がまるで違う。
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映画が公開されたのは今年の6月で、観たのは山に行く直前の7月中旬だったから、ブログを書き損ねていた。映画カタログを購入する代わりに文庫本の「空飛ぶタイヤ・上」を買い込んで山に携行したが、3分の1も読めないで持って帰り、下巻も合わせて購入し、読み終えたのが8月10日だった。その間、横浜帰省やら地蔵盆の行事が重なりてんてこ舞で、今日にいたってしまった。
題材は、2002年に起きた横浜での「母子 . . . 本文を読む
映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の音楽に魅せられて、テレビの『キューバ紀行』の番組を見ては、カリブ海にそそぐ太陽のようにその明るく陽気で楽天的な人々の表情に引き寄せられて、またカストロが牽引する一風変わった社会主義国キューバとはいったいどんなところかと旅行を思い立った時、ゲバラのことももっと知っておこうと、読み始めたのが最初だった。 . . . 本文を読む
ペンクラブの存在や活動など日常はあまり気にも留めなかったが、あらためてその活動をこの本で振り返って見ると、時期じきの重大な局面で、的を得た重要なメッセージを社会に発信しているのが分かる。読んでいてなかなか面白いのだが、やはりどうしても気になる。
『言論・表現の自由』の問題や『憲法や安全保障』の問題、『戦争やテロ』の問題、『核兵器や原発』の問題-どれも国内だけでは片付かなくて国際的に考えなければならない問題なのに、国連特別報告者の勧告を無視し続けたり、必要な条約を批准しなかったりして、ウソを並べ立てる今の日本政府の姿は、1933年に国際連盟が下した「日本軍(関東軍)の満州からの撤退決議」に反発し、議場から去った松岡洋祐に象徴される当時の日本の姿と重なる。 . . . 本文を読む
『トップリーグ』は田中角栄の「ロッキード事件」にまつわる献金・裏金問題を題材にした架空小説である。
『新聞記者』は、望月衣塑子自身の「記者への生い立ち」を含めたドキュメンタリー風体験記である。フィクションと現実との違いはあるが、対比して読んだら、いろいろな事が浮き彫りになった面白かった。
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《ルート16》が《4》になるのは分かるにしても、《完全数》やら《フェルマーの最終定理》やら《オイラーの公式》まで飛び出してしまう小説を書く《女子》というのはどんな人かと、ずっと不思議に思っていいた。しかも、《熱心な》阪神タイガース・ファンのようだし。 . . . 本文を読む
「意識」と「記憶」の「脳」-そして「AI」の関係-ずっと興味ある内容だ。昨年から読み始めたが、半分ほど読んだところで、仕事の都合で昨年の10月から約10ヶ月中断していたのを、今年8月になってから後半部分を読み進め、ようやく読み終える。何とも意味深長で、興味深く、示唆の多い内容のある本だ。 . . . 本文を読む
今や世界中が「テロとの戦い」に追われている。頻繁にテロが起こっているのは、フランス・イギリスをはじめISに空爆を行っているヨーロッパの国だけではない。今や、アジアにもその《火の粉》が降りかかろうとしている。中東で追い詰められたイスラム過激派がフィリピンへの集結を呼び掛けているからだ。 . . . 本文を読む
実に内容の濃い、しかも時宜にかなった-今まさに必要な知恵を与えてくれる本である。 . . . 本文を読む
本書は、「2016年6月4日に東京大学本郷キャンパスで行われた、公益社団法人自由人権協会(JCLU)70周年プレシンポジウム「監視の“今”を考える」を完全翻訳の上、加筆修正を行い、詳細な注釈と追加取材を付し書籍化したものです。」と巻頭にあるように、ロシアに《亡命?一時避難》しているスノーデンとの日本向けのインタビュ-をまとめたものである。的確な日本の現状把握と、明晰な判断力と、謙虚な態度、豊かな知性、それと現在置かれている厳しい環境の下でも揺らぐことのない確信と暖かい人間性には驚かされる。 . . . 本文を読む