２０１５年９月・聖岳から光岳へ縦走－その２

　山行第２日目。前日、便ヶ島より聖平小屋まで上がってきて、今日は小屋から聖と奥聖を往復する。聖平から茶臼小屋まで行ってしまう案もあったが、体力も考え聖平にもう１泊することにした。 . . . 本文を読む

『あん』ーどら焼き屋の永瀬正敏に「あん」づくりを指南する樹木希林の存在感－ハンセン病とは何だったのか

　過去に何回も見る機会があったのだが、つい見逃してしまっていた。 　どうしてかと振り返ると、どうも『あん』というタイトルに《あたてられていた》のかもしれない。甘い話ではなく、「ハンセン病」が絡んだ人間ドラマである。 . . . 本文を読む

『薩チャン正ちゃん～戦後民主的独立プロ奮闘記～』－山本薩夫・今井正両監督らの自主映画作成の歩み

「戦争と人間」や「ああ！野麦峠」の山本薩夫監督、「ひめゆりの塔」「どっこい生きてる」の今井正監督を中心に、新藤兼人や亀井文夫、吉村公三郎など、戦後、独立プロを立ち上げて活躍した人々の歩みを、関係者の証言などから辿ったドキュメンタリー映像である。 . . . 本文を読む

『奇跡の２０００マイル』ー女性一人がオーストラリア大陸の中央部から西海岸まで砂漠を越えて旅をする

　先日、『わたしに会うまでの１６００ｋｍ』という似たような映画を見たが、今回の舞台は「オーストラリア大陸」である。こちらも女性が一人で砂漠横断の旅に出る《実話もの》であるが、動機もうひとつわかりにくい。 . . . 本文を読む

『岩波新書で「戦後」を読む』－小森陽一、成田龍一、本田由紀の３氏による書評に留まらない意義深い討論

　１９４５年から２０１５年までの「戦後７０年間」を１０年ずつの７つの期間に区切り、それぞれの区間で発刊させた「岩波新書」３冊を取り上げ、論評している。 　単なる《本の紹介》程度に思って読み始めたが、三者三様の『読みの深さ』、『内容の豊かさ』、『視点の鋭さ』に引きずられて読み込んでしまった。 . . . 本文を読む

『ヒトラー暗殺、１３分の誤算』－ナチスが民衆の中に入り込んでいく状況が、日本の今を映しているような

　暗殺という方法が良いか悪いかは別にして、 . . . 本文を読む

２０１５年９月聖岳から光岳へ縦走－その１

　聖岳・光岳縦走、第一日目。車で易老渡に入り、さらに奥の「便ヶ島」へ。そこから聖平小屋まで標高差２３００ｍの登高に。 . . . 本文を読む