この映画・本、よかったす-旅行記も!

最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

『阪急阪神ホテルズ』の偽装問題の他に、大事なニュースは無いのか-国民から大切な問題を遠ざけるマスコミ

2013-10-29 21:52:20 | 雑感
 この数日、NHK朝のテレビのトップニュースも新聞の第一面も『阪急阪神ホテルズのメニュー偽装問題』の事ばかりだ。《誤表示》か《偽装》かでもめている。  中国産のウナギを国内産と偽ったり、加工用の米を主食用と偽ったり、産地を偽ったりするのは、確かに消費者を裏切る犯罪行為だ。だからといってそれしかニュースが無いかのように連日トップで、《偽装》を認めた、認めないでそればかりを追いかけるのは、【『もっと大事な問題』から国民の目をそらす行為】としか思えない。 . . . 本文を読む
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『(株)貧困大国アメリカ』-シリーズ完結編-『食の戦争』と併せて読むとアメリカの世界戦略が見えてくる

2013-10-25 23:13:14 | 最近読んだ本・感想
 2008年に『ルポ・貧困大国アメリカ』が、続いて、2010年に続編の『同・Ⅱ』が刊行されて今回のがシリーズ3回目の完結編である。  フリードマンの経済理論が巾をきかせ、世界を闊歩し始めてから、世界各国で『規制緩和と民営化、小さな政府』の標語とする新自由主義政策を掲げる政府が主導権を握り、それと同時に庶民の間には貧困が押し寄せ、格差が広がり、財政危機を口実に福祉や社会保障は切り捨てられ、大企業だけが肥え太ってきた。  今回は、グローバルに展開した多国籍企業が国家機能をも解体し民営化し、自己の繁栄に取り込んでしまう危機を描いたコーポラティズムの最終章である。 . . . 本文を読む
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『メキシカン・スーツケース』-ロバート・キャパとスペイン内戦の真実-70年ぶりの発見ネガが語るものは

2013-10-20 23:44:34 | 最近見た映画
 2007年に70年ぶりに、かつて『スペイン内戦』でロバート・キャパら3人の戦場カメラマンが撮影したネガフルムが、メキシコで発見された。70年ぶりに鮮明に記録された画像がいい保存状態で発見されたというのも“奇蹟”に近いが、どうして《メキシコで》と考えると不思議な感じがする。しかし、映画を見るとその謎が解ける。 . . . 本文を読む
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2013年秋『雲の平と周辺の山を訪れる』・その1-有峰湖、折立から太郎平へ-薬師岳と遠く剱岳を望む

2013-10-13 18:10:20 | 山・旅行
 1996年の山行から17年ぶりの『雲の平』である。前回は、同じ折立から入り高天原から雲の平、双六を回り、新穂高に降りたが、今回は折立から、太郎平・北俣岳をへて黒部五郎岳、三俣蓮華岳、鷲羽岳、水晶岳の百名山3つを含む、黒部源流周遊コースである。コースの最後に、祖父岳の頂上に立ち、巡ってきた山々を展望して、太郎平・折立に戻る4泊5日の日程で、雨に1度も合わない恵まれた山歩きだった。 . . . 本文を読む
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『日本の悲劇』- 一億総中流は昔話- 今、日本を襲う悲劇を活写する

2013-10-06 09:31:59 | 最近見た映画
 息子夫婦とその両親の4人暮らしの慎ましやかな家族。その家族に、次から次へと襲いかかる“悲劇”。息子のリストラ、嫁との離婚、母親の突然の死、そして父親の入院。  日本のどこにでもありそうな-今日が【平和であっても】、いつ悲劇が襲うかもしれない現実が-どこにでも現実にありうる家族の物語である。 . . . 本文を読む
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『あの頃、君を追いかけた』-誰にでもある青春の1ページ、共に過ごした仲間達と甘い思い出を溌剌と描く

2013-10-06 09:13:03 | 最近見た映画
 舞台は台湾、時代は今から20年ほど前にさかのぼり1994年から10年間ほどの、監督自身の青春時代の体験をインターネット小説に書いたものを元に、自ら脚本とメガホンを取って作られた映画である。“日本文化“の影響も随所に見られ、地元台湾をはじめ香港でも大ブレークしたという。 . . . 本文を読む
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