ペンクラブの存在や活動など日常はあまり気にも留めなかったが、あらためてその活動をこの本で振り返って見ると、時期じきの重大な局面で、的を得た重要なメッセージを社会に発信しているのが分かる。読んでいてなかなか面白いのだが、やはりどうしても気になる。
『言論・表現の自由』の問題や『憲法や安全保障』の問題、『戦争やテロ』の問題、『核兵器や原発』の問題-どれも国内だけでは片付かなくて国際的に考えなければならない問題なのに、国連特別報告者の勧告を無視し続けたり、必要な条約を批准しなかったりして、ウソを並べ立てる今の日本政府の姿は、1933年に国際連盟が下した「日本軍(関東軍)の満州からの撤退決議」に反発し、議場から去った松岡洋祐に象徴される当時の日本の姿と重なる。 . . . 本文を読む
龍谷大学アバンティ響都ホールで開かれたシンポジウムを聴きに行く。昨年も二人が同じ日に別の会場で開かれた講演会に行ったのだが、今回ふたりが直接顔を合わせるというので、どんな話になるのかと出かける。 . . . 本文を読む