「アメリカはグローバル経済の旗手で・・財産は世界中に散らばっていて、アメリカが守るべき〝本土”とは、世界経済そのものなのです。その覇権維持のための海外拠点として最大の・・・在日米軍基地の運用で主権さえ放棄してくれる日本は・・「集団的自衛権」のどうめいこくではなく・・・アメリカ自身の「個別的自衛権」の道具の1つでしかない。」(P-120)
そして、そのアメリカは《日本を積極的に守ってやろう》などという気は毛頭ない。そんなアメリカに《媚を売って》、安倍首相は何をやろうと考えているのだろうか。
世界の戦闘地域の修羅場をくぐってきた著者だからこそ、その言説は分かりやすく、説得力がる。是非一読を!
. . . 本文を読む
実際の戦場で、現実と対峙した人だからこそ書ける真実に迫る内容、説得力のある説明、論理展開に思わず拍手を送りたくなる。これほど、圧倒された内容の本は常岡浩介が書いた『ロシア・語られない戦争-チェチェンゲリラ従軍記』以来だ。 . . . 本文を読む
『モンサント』やGMOに関連する本や映画を、最近たてつづけに読んだり見たりしていたので、以前『ハゲタカ』を読んで、当時猛威を振るっていた「金融資本」のリアルな描写が印象に残っていて、たまたま店頭で見かけた同書を読んでみた。 . . . 本文を読む
《新自由主義》と《グローバリズム》が席巻する中、《格差と貧困の先進国》であるアメリカの現在の姿を追った堤未果さんによるレポートは『ルポ・貧困大国アメリカ』から始まって、私が読んだ著作は本作で5冊目になる。
今回の本もまた、衝撃的内容であると同時に、希望の出口もさし示されている。 . . . 本文を読む
タイトルにもあるように、実際に起こった事件を題材にしている。事件の起きた当時のことをうっすら覚えているが、「犯人は熱狂的なチャップリンの信奉者」と伝えられるくらいで、その後に詳しい報道もなく、ただ《あの世に行ってもうかうかしていられない物騒な世の中になったもんだ。》くらいの印象を持ったのを覚えている。
個人的には、チャップリンからは、多くの『喜び』と『人生の糧』を受けとったが、この映画の出来は? . . . 本文を読む