この映画・本、よかったす-旅行記も!

最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

『83歳、いま何より勉強が楽しい』(野口悠紀雄著)ーついでに読んだ本が大当たり!・・デジタル機器、ChatGTP、加齢、残り時間をも見方に付ける!

2025-03-05 14:20:38 | 最近読んだ本・感想
   【 2025年3月5日 記 】

 経済関連の本を読みあさっている時、野口悠紀雄さんの本に出会い、読んでみると【春闘での賃上げと物価上昇の兼ね合い】などの観点で《合点がいく》点があって、なるほどということが多く興味を持った。この著者の本は以前にも少し読んだが(ブロック・チェーンや暗号資産の本など)あまり関心が無かったのだが、今回は親近感を感じた。他に何かないかと探していたら、この本に出合った。はじめは、いわゆる《ハウツー本》はあまり好みではないと思って、横に置いておいたが、経済・金融関係の本を一通り読み終えたので《息抜き》にパラパラとめくってみたらけっこう面白い。というか、自分の経験してきたことや境遇と重なり、共感できる部分が多く、すぐにのめり込んでしまった。

 目次のタイトルを見ただけで楽しくなる。

  ☆ シニアの勉強は最高の贅沢
  ☆ 人生100年時代:セカンドライフは人生の黄金期
  ☆ 楽しいから勉強する。目的はいらない
  ☆ 好奇心こそ、さまざまな知的作業の源泉

 これらの内容が第1章から3章にわたって述べられているが、ずべて同感だ!

 第4章から第7章まで

  【学び続けるために知っておくとよい事】
  【定年シンドロームに怠らないために】
  【歩くことのさまざまな効用】
  【講義を受けるのではなく、自分で学ぶ】

  などの、いささかハウツーめいた事が書かれているが、なるほどと思う。

 第8章から第11章までは、《デジタル》と《高齢者》のかかわり方だ。

  【衰えはデジタルに助けてもらう】
   ◇音声入力はシニアの味方
   ◇記憶力の衰えを感じた時こそデジタルの出番
  【デジタルは不完全】
   ◇使い手の能力が低いのでなく、相手が不完全
  【ChatDPTが高齢者の世界を変える】
   ◇AIにできないことが人間の役割
   ◇翻訳などに使える
   ◇質問が重要、キーワードは必要ない
   ◇指示する能力が重要に
   ◇IT機器の使い方をChatGPDに教えてもらう
   ◇ChatGPTと映画や文学について雑談する
   ◇生成AIはシニアの最適な話し相手

  と、ヒントが満載だ。

  最後の第12章は、【AI技術が「時間旅行」という究極の楽しみをもたらしてくれる】
 と結んでいる。

  「人間はすべてを覚えているが、その記憶を引き出せないだけだ」という。適切な刺激で「思い出すことができる」というが、AIがその手助けをしてくれると、筆者は強調する。

 これは認知症(物忘れ)対策にも役に立ちそうだ!

   〇          〇           〇

 先日、何十年ぶりかに小学校と高校時代の同窓生と合って、会話をした。話をしている中で、それまで全く記憶に挙がってこなかって同級生の名前を耳にした瞬間、当時の様々な記憶がよみがえってきた経験をしたものだから、余計に本の内容が新鮮に感じた。

 幸いなことに、自分は野口さんよりかなり若いから、だいぶ得した気分になった!

 《ChatDPTの活用など先の事で、当面自分にはまだ必要はない》と、それまで見向きもしなかったが、
 【善は急げ!】と、早速その晩パソコンとスマホに無料のChatDPTをインストールする。

 







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