ブラピはいいとして、ちょっと期待してみたが、やっぱりアクション映画。1つのダイヤモンドで大騒ぎするストーリは娯楽映画のそれ。格差と貧困、支配の構造、少年の略奪と兵力の補充の関係など垣間見られる、が。 . . . 本文を読む
南アフリカ、ヨハネスブルクのスラムを舞台にしたストリート・ギャングを巡る物語。「ツォツィ」とは『不良』という意味だそうだ。映画の冒頭、その残虐さ無法ぶりに以前見た「シティ・オブ・ゴッド」を思い起こした。 . . . 本文を読む
将棋ソフトと、人間代表である渡辺竜王の将棋対戦を通じての「コンピュータが人間の知能にどこまで迫ったか、それを超えられるか」という、将棋ファンとコンピュータの発展を中心に科学の将来を考える者、双方に魅力的で興味ある問題のテレビレポートである。 . . . 本文を読む
生まれ立ての乳児誘拐と、その後の家庭環境、子育て・育児に関わる問題、母との・愛あるいは愛情に関わるシリアスな内容の映画である。「フラガール」続く松雪泰子と、「これ、柄本明そっくり!」という説明抜きでわかる柄本佑の朴訥な演技がよかった。 . . . 本文を読む
著者の相沢幸悦さんは前著「ユーロは世界を変える」(平凡社新書)でEUの歴史をひもとき、日本もアメリカ経済の桎梏から離れて、EUがヨーロッパ中心の世界を作っていったように、アジアをもっと重視してアジアを中心とする世界を作り上げることが日本の生きる道であることを力説していた。今回の著書は、その基本線に沿って、今の日本の経済の問題点をあぶり出し解決策を具体的に示す。 . . . 本文を読む
エネルギー、IT関連の事業を行っていたアメリカの巨大企業がいかに不正を行っていて、いかに消えていったかを暴いた映画。日本のライブドア事件・村上ファウンドの手口に先例を与えたあくどいやり方、規制緩和がもたらすもの、金融資本のむなしさが見えてくる。 . . . 本文を読む
終戦直前のナチ支配下のオランダの地下組織が、まもなくやってくるだろう連合国軍と、それによってもたらされる解放に望みをつなぐ最後の抵抗を試みる。しかし敵はナチ占領軍ばかりでない。仲間であるはずのレジスタンス組織の中にも敵に通じるものがいる。誰が味方で誰が敵なのか。推理小説並みの展開と裏切り者の続出で、人間不信に陥りそうになる。
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