村爺のなんでもいいべ

南相馬市の馬事公苑を中心に活動しているディスクゴルフの話題や南相馬の出来事や思いついたことを書いていきます。

除染土壌仮置き場

2012年02月07日 18時26分21秒 | 震災・放射能

南相馬市では除染作業によって生じる汚染土壌などの仮置き場を、鹿島区と原町区(小高区は国の指導で除染を実施)で各一か所候補地として決定したが、なかなか地域住民の理解が得られないようです。

原町区は北泉にある「グリーンパークとゴルフ場の跡地」が候補地です。

 

グリーンパークとゴルフ場跡地は東北電力の所有物であったが、数年前に市へ寄贈?され市の所有地となっています。過去に馬事公苑からディスクゴルフコースの撤退話が出た時に移転の候補地となった場所です。ここにディスクゴルフコースができたら素晴らしいでしょうねと思っていましたが、汚染土壌の仮置き場になると、もう望みはなくなるでしょうね。

鹿島区は、津波の被害を受けた「みちのく鹿島野球場」です。

いずれも海岸に近い距離にあり、津波の被害を受けているので候補地として挙げられているんでしょうが、近くには津波の被害を免れ現在も生活している方が多くいます。その人たちにとっては深刻な問題でしょうね。

近隣住民を対象に説明会を開いているようですが、「なぜ線量の高いところから低いところへ運んでこなければならないのか」「農産物が売れなくなる」「近くに学校がある」「運搬時間がかかっても人家の少ないところにつくるべきだ」等色々な意見が出ているようです。

俺が当事者だったらどうだろう?

やっぱり自分が住んでいる近所に放射性物質の仮置き場が作られるのは賛成できないでしょうね。

市では山側の放射線量の高い地域から除染をしていかなければ効果がないと考えているから、海岸線に近い市有地を選んだのでしょうが地域の人の理解を得られるにはかなりの時間が必要になるのではないでしょうか。

でも、地域の皆さんも南相馬市の除染の必要性を認めているはずです。自分たちのところも除染してほしいと思っているはずです。

国が放射性物質の処理問題について明確にしていないから、このように苦しめられる方々が出てくるんでしょうね。3年をめどに仮置きすると言ってますが、本当に?と疑ってしまいます。国がきちんと方向性を明確にすれば地域の皆さんも理解してくれると思いますが?

桜井市長、頑張って地域の皆さんを説得して、南相馬市市民のために早期に除染を開始してください。

よろしくお願いします。