遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

東山植物園 2

2016-11-08 15:39:10 | 日記
平成28年11月8日(火)

也有園の句会


也有園

也有の句碑


吾亦紅の句碑

東山植物園内の吟行を終え、也有園に戻り
丁度昼餉刻、早速昼食を頂きます。
全国チェーンを展開する「田吾作」のお取寄せ
「吉重ね二段弁当」の豪華版です。

田吾作の弁当


栗を散らしたおこわと、銀杏、山菜のおこわ、
2の重には、焼き魚、厚焼き玉子、つくね、
甘栗と煮豆、野菜の含め煮、きくらげ和え物、
お浸し等々に舌鼓、、美味しく頂きました。
食後の珈琲に洋菓子と、至れり尽くせりです。


也有園の句会場

句会の始まりです。
食事前に投句(各自2句)したものを主宰が
清記され、、、それぞれに2句を選句、、、
披講を行います。




選句前に、今回特別参加の小学校低学年の
女児2名の選評が有りました。

「すすきはねかぜにぴゅうぴゅうふかれてる」
 風のぴゅうぴゅうの擬音語(オノマトペ)が
 可愛らしい、、
「あきのそらあきらしいそらとてもすき」
 秋の空のリフレインが良い、
 どの句も子供らしく素直な飾らない表現が
 とても素晴らしい、我々年寄り(ヤギ爺)は
 素直さを見習い、反省すべきですネ。
皆さん、同意見でした。



図南俳句抄

石畳木々黄落すうらおもて       七明年


コスモスやゆたりと廻るモノレール   一 声

すすき風金波銀波をきらめけり     玄 蝶


団栗や取ってくれよと風の音      清 波

行く秋を句会に興ず文化人       水 仙


風に舞ふ落葉奏でる有終の美      四 葉

三世代園に集ひし文化の日       晩 夏

間合い待つ雌雄番ひの梅擬       泰 山

連れ立ちて秋色詠めり宗節庵      朝 風

也有園秋色徐々に混じりけり      和 雄

行楽のグラデーションや暮の秋     美和子




坂がかる万葉の道石蕗明かり     ヤギ爺