遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

潮路句会

2017-05-16 10:08:17 | 日記
平成29年5月16日(火)

潮路句会5月定例会

日 時 : 平成29年5月13日(土)13時 ~
場 所 : 大手コミニテイ・センター
兼 題 : 1)草笛、2)毛虫、3)当季雑詠

ゴールデン・ウイーク中の5月3日~5日の間、
「大手コミセン祭り」が催され、大いに賑わった
この会場も、本日(土)は嘘の様な静けさです。

午後、句会場(大手コミセン)には一人また一人と
メンバーが集まって見えます。
本日の句会は2名欠席、11名の参加です。

今月の兼題の「草笛」「毛虫」は、季語としては
馴染みが薄く、小生(ヤギ爺)にとって中々詠み
辛い兼題でした。
にも拘わらず多くの作品が投句されて居り、少々
驚きを感じました。
ヤギ爺の勉強不足ですネー、、、、、。

草 笛


草笛や一目置かる餓鬼大将、

息長く友と草笛競ひ合う

草笛や幼き頃の野辺の径

草笛にないやうであり恋心

毛 虫


殺生を侘びつ毛虫を踏みにけり

子等寄りて矯めつ眇めつ毛虫焼く

さ緑の色に躍りて毛虫出る

姦しや園の小径の毛虫落つ


等々、マダマダ沢山の投句が在りました。


潮路抄


ぎしぎしに鉄路の錆びの風が吹く    玲 子


地を逃げるくの字くの字の毛虫哉    志げお


ため口を咎められずに子供の日     静


田水張る目を凝らしゐる畦の鷺     勝


紫の薫り独りの藤の花         英 子


瞬きもせずに睨みし金魚かな      魚 青


春蘭の岩を恃みに揺れてをり      美保子


名刹の雨に撓みし花馬酔木       輝 子



石畳逸れし道の辺蓬萌ゆ        政 子



草笛の出づる音色はラムネ色      美智子


万緑の壁迫り来る舟下り        ヤギ爺



次回の潮路句会は6月10日(土)13時 ~
兼題 : 1)蛭(ヒル)2)ねじ花 3)当季雑詠
10句提出の事。