遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

柿簾

2017-11-25 15:56:49 | 日記
平成29年11月25日(土)

柿すだれ



今朝(11月25日)の中日新聞に「干し柿」の最盛期を
迎えたニュースが掲載されて居りました。


岐阜県山県市伊自良地区で特産の「伊自良大実連柿」
作りの最盛期を迎えたとの事。



この柿は山県市で栽培される渋柿でオレンジ色の実を
皮むき器で、1時間に200個のペースで皮を剥き、









「簾」の様に連ね軒下に吊るす光景がこの地域の
彼方此方で見られます。
二十日ほど天日と寒風に晒すとやがて飴色に輝き、
甘さが増す様です。12月中旬頃から地元の直売所に
並ぶとの事 (中日新聞朝刊より)


吊るし柿、色々



飛騨高山にて



東山植物園





筆 柿






これに似た釣鐘形の品種で筆柿が有ります。
愛知県額田郡幸田町では全国生産の95%を占める
一本の木に甘い実と渋い実が同時に成る不完全甘柿
と言われ、特殊な選別機で選別した渋柿はアルコール
で脱渋され出荷されます。
名前の由来は筆の形に似てをり、釣鐘形の200g
位の大きめの柿で掌一杯になる。

※柿の種は筆柿の形に似る事からネーミングされた由、
※柿本人麻呂伝説:この人の出生等は不明で、島根県
 益田市戸田町には、、人麻呂は在る家の柿の根元に
 或る日忽然と現れたとの言い伝えがある。
 現在この地には戸田柿元神社があり、此処の柿の木
 (筆柿)には小さな実がなるようです。


今日の1句

柿簾庭の日向を独り占め      ヤギ爺