遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

かんぱち

2019-08-05 15:59:09 | 日記
令和元年8月5日(月)

間 八 : かんぱち、赤 鰤



アジ科の海魚。体形は鰤より平べったく、体色も
鰤よりヒラマサに類似する。
分布もヒラマサに似て東北南部から台湾にかけ、
日本産は鰤より小さいが南方産は鰤より大きく
1.5m位もある。

冬が旬の鰤に対し、カンパチの旬は初夏から秋
という定説がある。
若魚には、頭の部分に黒い痣のような筋が現れ
ることから「間八」とよばれる。
(正面から見ると八の字に見える)



刺身
カンパチの肉は赤身がかって居り、「赤鰤」と
呼ばれる。身は鰤より締まって、脂の乗りはやや
浅めで、淡く紅を帯びた白身に血合いの赤も鮮や
かで変色しにくい。


寿司

クセは少なく、プリッとした歯ごたえと噛む程に
染み出る旨味は、刺身や寿司のネタが一番である。



我々、素人にはブリ、カンパチ、ヒラマサの
区別は判らないが、いずれも真ん中に黄色の線が
在り、ぶりは胸鰭が線に重ならない。
鰤の上アゴの端が角ばっているのに対し、ヒラマ
サのそれは丸まっている。
カンパチは体色が全体黄色っぽい(赤味がかる)
ので比較的判り易い。(海の魚大図鑑参照)




鰤もカンパチも成長に伴い呼び名が変わる出世魚
である。
関東では、
ブリは、  イナダ → ワラサ → ブリ
カンパチは、シオゴ → アカハナ → カンパチ
関西では、、
ブリは、 ハマチ → メジロ → ブリ
カンパチは、シオ → カンパチと余り変わらない。

今は亡き兄は、釣が大好きで、釣り仲間と海へ川へ
よく出かけた。
私は趣味ではないが、時折誘われ付いて行った。
全く素人の私は、餌の付け方、リールの巻き方迄
手取り、足取りであった。
或る時、海釣で呉越同舟、、兄の竿が撓り、リール
が巻かれ、、、私をちらっと見て、一人ほくそ笑む
私に気を遣う優しさが、、、、今は昔である、、。

※鹿児島県ではカンパチの養殖が盛んである。
※関東では、回転寿司のハマチは養殖の鰤をいう。


今日の1句

かんぱちに独り釣り人ほくそ笑む     ヤギ爺




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