遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

田 楽

2020-02-12 16:31:07 | 日記

令和2年2月12日(水)

田 楽 : 木の芽田楽

長方形に切った豆腐を串にさして木の芽味噌

を塗って、火に焙ったものを田楽という。

田楽用の塗り箱に並べ食膳に供する。

味噌の焦げた風味が辺りに漂い風味が良い。

東京では大正の頃までは、豆腐屋の店先に

「木の芽田楽あり」の貼り札や小旗を見かけ

る事が在った様である。

田楽の名は、その昔「田楽法師」が長い一本

の竹馬に乗って踊る様に似ているところから

この名が付いたとの言われがある。

魚や野菜類を用いたものを一般的に田楽と

いうが、主として豆腐を用いている。

伴に付く味噌に山椒の葉を摺りこんで、焼き

豆腐に塗ったものを「木の芽田楽」という。

他に蒟蒻や蕗の薹等を串にさす事もある。

蒟蒻

茄子

里芋の田楽、

春の季節感が感じられる食物である。

 

田楽踊り

日本芸能の一つで平安時代から行われた。

元は田植え等の農耕儀式に、笛や太鼓等

を鳴らして歌い舞ったものが始まりと言わ

れている。

やがて専門の「田楽法師」が生まれた。

お囃子に乗って踊る「さらさ踊り」や

高足(竹馬)に乗り品玉を使い、刀剣を

投げる曲技を本業とした。

田楽踊りは、今も地方の農耕儀式として

伝わっている。

亦、能狂言や歌舞伎の中にも登場する。

先日、栄オアシス21に在る「鈴乃屋」

という豆腐料理専門店により田楽を頂いた

カミさんと栄に出ると、時に立ち寄る。

昼時は平日でも混み合い、列が出来る。

遂、並んで、それでも10分程で席に

案内してくれる、、、、、。

とろろ菜飯田楽

 

今日の1句

田楽の匂ひの列に並びをり     ヤギ爺



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