令和3年5月14日(金)
青 梅 : 梅の実
梅雨に入る頃になると梅の実が太り始める。
固く緊まった青い実は酸味が強い。
青梅のうちに落として梅干しにしたり、梅酒を造る。
黄色く熟したものは「実梅」といい、砂糖で煮て食べる
のが「煮梅」である。
粒が大きいのが豊後梅で、信濃梅・甲州梅は小粒である。
「梅雨」という言葉は、陰暦の「五月雨」の頃に梅の実
が熟するのでこの名がある。
亦、青梅・青胡桃など「青」の字を頭に使う言葉は全て
熟していない実のことをいう。但し、「青林檎」は品種
でも在り、熟していないと断定しない。
梅はその用途が青いうちにあるので、「実梅」よりも
「青梅」の方が本来の言葉としては正しいかもしれない。
今年は温暖化の所為か?、「梅雨入り」も早そうである。
既に沖縄・奄美は梅雨入り、九州南部でも平年より19
日も早く梅雨入りした模様である。
来週は前線が停滞し雨天が続く様で、この地方(愛知県)
では5月中にも梅雨入り宣言が出そうである、、、、、
昨年の5月の今頃、仲間と徳川園へ吟行に行った折り、
園丁(園の庭師)のかたが、「青梅」を落として居る所
に出遭った。
仲間の一人が「拾ってもいいですか?」「どうぞ、、」
2,3個手にした。青く固い実は、確りと梅の香がした。
これから「梅の実」の収穫時期、梅干し、それとも梅酒、
以前、カミさんがご近所に誘われ「梅酒作り」を、、、
ガラス容器を買い求め、青梅、氷砂糖を買い、、それに
ホワイトリカーも、、、全く酒の呑めぬカミさん、、、
出来上がりを私に勧める、、結構美味しく頂いたが、、、
結局長続きはせず、一年で終わってしまった、、、、
今日の1句
園丁の青梅弾む石畳 ヤギ爺
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