遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

花菖蒲

2021-05-28 16:30:46 | 日記

令和3年5月28日(金)

花菖蒲 : 菖蒲見

原種はアヤメ科の多年草の野花菖蒲で、あやめや杜若

に比べて大ぶりの花を開くので派手な印象がある。

花弁はぼってりとした感じがする。

江戸時代の歳時記に「花しやうぶ」「花さうぶ」など

と書かれて居り、その頃から人々の目につく花であっ

た様である。 以降、改良を重ねて栽培品種も増えて

約1500種以上もある。 毎年新種の花が加わる。

近年は早生の品種も多く、4月末には咲き始め6月末

頃まで開花させる。肥料や品種改良の技術の進歩も

影響する。

花の色は紫、白、水色、黄色等から、今では中間色

も増え、淡い紫から濃いものまで色、形も豊富。

一番花が終わると、二番花が咲くのも早く大輪の花

を付ける。

 

徳川園の花菖蒲も見頃を迎えている。

黒門(北門)を入り、中央の小径を真直ぐ進むと、

左手に大きな池「龍仙湖」があり、その畔に菖蒲田

が在る。此処には約1700株の花菖蒲が咲き盛る。

花菖蒲はアヤメ、カキツバタと見分けがつきにくい

がよく見比べるとそれぞれに特徴がある。

花菖蒲はやや大きく丈は80~100cm、大ぶり

の花の根元の方は黄色の筋がある。 園芸品種。

アヤメは草原に群生し、観賞用に栽培される。

花はやや小さく、丈は30~60cmほど、

花の根元には黄色と白の網目状になっている。

杜若(カキツバタ)は池沼等の湿地、水辺に咲く。

花の大きさは花菖蒲とアヤメの中間位で、丈は

50~70cm程、花の根元は白色の筋がある。

徳川園には丁度今頃、夫々の花が咲いているので

見比べるのもよいかもしれない、、、、、、

 

今日の1句

水鏡菖蒲の花の匂ひ来る   ヤギ爺



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