遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

敬老の日に、、

2017-09-18 16:38:14 | 日記
平成29年9月18日(月)

敬老日の祝い金について



先日、学区の「区政協力委員定例会」が有りました。
その中で「今年度の学区内敬老祝い金の対象者(70歳
以上)は1701名(昨年1638名)でした。
学区内の最高齢者の方は104歳、100歳以上の方
は4名です。  少子高齢化で対象者は年々増加の一途
このままだと町費の負担増や対象年齢の引上げを検討
せなばなりません。、、」(現在は70歳以上の方)
昨年、役員になる迄、敬老祝い金を町費で、賄っている
とは知りませんでした。
ちなみにお上(役所)は100歳以上を3万円、88歳
以上は3千円を褒賞金としているとの事。
こんな所にも町内が係っているんですね、、、。

敬老日

保育園の敬老日



敬老の日は、 9月15日 国民の祝日として定められ
ていましたが、2003年(平成15年)から、9月の
第3月曜日(ラッキーマンデイ)となりました。
この日は老人の福祉、敬老に関する啓蒙実行の日。
この日は長寿を祝ったり、老人のための慰安会、老人
ホームの慰問等の催しが行われる。
先日、117歳の世界一ご長寿のバイオレット・ブラ
ンジさん(ジャマイカ女性)が亡くなり、日本の田島
ナビさん(鹿児島女性)が5か月遅い117歳で世界一
ご長寿となりました。


敬老の寿司を喰う



海外で敬老を祝う日が制定されているのは、中国では
五節句の一つ「重陽の日」(9月9日)に長寿を祝い
菊の花を浮かべた酒を飲む風習がある様です。
アメリカでは9月の第1月曜日のあくる日曜日を祖父
母の日と定めて居ます。
国連では1991年、毎年10月1日を「国際高齢者
デー」とした。

敬老餅



やっぱり私は珈琲とモンブラン


今日の1句

今暫し自由奔放敬老日       ヤギ爺

同朋の彼方此方に敬老日      ヤギ爺

台風18号

2017-09-17 16:23:40 | 日記
平成29年9月17日(日)

野 分


広重 六十余州名所図会 美作 山伏谷(平木浮世絵美術館所有)
新日本大歳時記より

我が声の吹き戻さるる野分かな  内藤鳴雪


秋の野を分けて吹く暴風のこと。
二百十日前後に猛烈な暴風が襲って来ると
される。野分の後。草木が薙ぎ倒され、家屋
の倒壊等の甚大な被害の光景が、、、、。
取分け、農家は収穫期を迎えてその対応に
苦慮される姿も、、、心配されます。

大型の台風18号は、台湾の手前で90度転換、
日本列島を直撃します。


気象庁のいつもながらの説明で、気圧配置、
秋雨前線、大陸からの季節風の流れの影響、
うんぬん、、、それでも腑に落ちないのは、
無知な私だけでしょうか、、、?


中日新聞ニュースより 15時現在

お昼前に鹿児島県の薩摩半島付近に上陸し
次第に速度を速め、、今夜再び四国へ上陸、
その後北陸から日本海上を北海道方面へ、、
我が東海地方に最も接近するのは今夜半とか
中日新聞ニュースでは午後3時現在の勢力は
975ヘクトパスカル、、、。大部弱まり、
温帯低気圧になる模様とか、、、


ベランダから東(竜宮町)方面


ベランダから西(稲永)方面

橋の架け替え工事現場


名古屋港も人影は見えず、、、

それでも、風雨が強まる模様で、我が家も
今から供えを、、。
ベランダの植木鉢、分別ゴミ、洗濯用具、
収納ボックス等を片付て、、、準備万端。
何時も思うのですが、どうも要らない物
が多すぎて、、、またカミさんと、、、。

今日の1句

慄きて台風前の静寂かな     ヤギ爺

雲疾し野分の備へ急き立てる   ヤギ爺




歌声ひろば

2017-09-15 09:02:41 | 日記
平成29年15日(金)

歌声サロン、昭和文化小劇場



昭和文化小劇場は、昨年12月にオープンしたばかりの
真新しいホールです。

名古屋市の各区に在る文化小劇場がまた一つ誕生。
各席300席に車椅子席10席があり、場内各所はバリア
フリー化され、とても心地良い施設です。




名古屋市営地下鉄「上前津」で、鶴舞線に乗換え、、
4区間、家(名古屋港)から僅か30分程で到着。





10時会場と伴に、長蛇の列が進み、、、。

先ずは、ドリンクコーナー(お茶とお菓子が無料)へ、
屋外にウッドデッキが敷設され、其処がお茶の場所。
秋風が漂い始め、、とても心地良い空間が在りました。
ロビーが少し狭いための配慮です、、が、夏、冬には?


場内に入ると、既に8割程の方が着席されています。
10時30分、開演です。
ソングリーダー(栗田さかゑさん)の案内で、
最初の曲「高原列車は行く」が始まり、次々に、、
「小さい秋」「真赤な秋」「少年時代」「四季の歌」
「いい日旅立ち」と季節(秋)の歌が続きます。
今回初めての曲「白い街」のリクエストが在りました。

白い街、石原裕次郎

石原裕次郎が名古屋の街を唄ったご当地ソングです。
全国ではいざ知らず名古屋では大ヒットしました。

「坊がつる賛歌」を唄い、今回も一番リクエストの
多かった山口百恵の「秋桜」のピアノ伴奏が始まり、
唄の途中ソングリーダーの方が感極まり、涙溢れ、
こんな光景は「歌声ひろば」始まって以来、、、
会場から、万雷の拍手、、、、、。
気を取り直し、、、(謝りつつ)次の「桜貝の唄」
「真夜中のギター」を唄い、前半最後の曲「野に咲く
花のように」で15分間の休憩。


真夜中のギター、千賀かおる

トイレ、お茶タイム、、

ウッドデッキは超満員、止む無く自販機へ進み、、

後半の始まりは「夏の思い出」から、「思い出の渚」
「赤とんぼ」「里の秋」「蜜柑の花咲く丘」「ニコラ
イの鐘」「シクラメンのかおり「涙そうそう」「忘れ
な草を貴方に」

シクラメンのかおり、布施明

ここで、会場の本日(9月13日)の誕生日の方、
2名が居られ、お名前を入れ「ハッピーバースデイ」
を全員で大合唱、、、。

「青い山脈」「小さな木の実」「見上げてご覧夜の
星を」「ひまわり」「ラストソング」を唄い、本当の
ラストソング、「あの素晴らしい愛をもう一度」を
唄い、、大きな拍手が続き、フィナーレです。

本日の1曲

赤とんぼ

作詞 : 三木露風、 作曲 :  山田耕作


1921年(大正10年)、三木露風は故郷の兵庫県
で過ごした幼年期の思い出を「赤とんぼ」として発表
当初は「夕焼け小焼けの山の空、負われて見たのは
幻か」とした。その後一部を修正した。
1927年(昭和2年)山田耕作が曲を付ける。
1955年(昭和30年)映画「ここに泉あり」の
挿入歌として、1961年(昭和36年)の映画
「夕焼け小焼けの赤とんぼ」の挿入歌として用いる。
1965年(昭和40年)NHKみんなのうた」で
紹介され全国に広まる。





赤とんぼ

夕焼け小焼けの赤とんぼ
負われて見たのはいつの日か

山の畑の桑の実を
小籠につんだはまぼろしか

十五で姐(ねい)やは嫁にゆき
お里のたよりもたえはてた

夕焼け小焼けの赤とんぼ
とまっているよ竿の先


この歌は三木露風が幼少の頃、優しかった母親を思い
詞に書いたようです。
母親は俳句や短歌を詠み新聞等へ投句する様な人で、
露風が幼い頃、万葉集の歌を読み聞かせてをり、、
その影響が後の彼の作詞へと、、、。
そんな両親は、彼が7歳の時に離婚をし、その後は
祖父に引き取られ、子守りの姐やが母親代わりに育て
ます。
その頃の想いを、1番の歌詞では母親に背負われた
のはいつ頃だったろうか、、、。
3番では、母親代わりの姐やが十五で嫁に行って、、
それきり故郷の便りが判らなくなって、、、

余談
1964年(昭和39年)12月29日、三木露風は
自宅近くで交通事故で死亡。
翌年の1965年(昭和40年)12月29日、作曲
家の山田耕作が他界して居ます。

今日の1句(俳人の名句)

から松は淋しき木なり赤蜻蛉      河東碧梧桐





2017-09-12 15:14:20 | 日記
平成29年9月12日(火)

白桃の瑞口中に広ごれり   ヤギ爺



昨秋、「図南俳句倶楽部」の方からお誘いを得て
植物園へ吟行に出掛けました。
そのご縁で今年の初めより、このクラブへ投句を
する様になりました。
ここの句会は若い方が多く、見た目を大事にし、
素直に在りのままを表現され、気取らず、難しい
表現をせず、、とても共感を持てました。
私も、年よりの知ったかぶりを止めて、もっと
素直にならねばと、反省を、、、。

毎月2句(兼題句、当期雑詠)をネット通信で
提出して居りますが、、、





今月の兼題は「桃」でした。
私(ヤギ爺)の一番好きな果物(イヤ、食べ物)
かもしれない、、、、。
私めの、「末期の水」は是非、桃の汁を、、、
それ位好きな果物ですが、、、、いざ俳句をと
なると、これが結構難しい兼題です。

桃 (水蜜桃、白桃、黄桃)



バラ科サクラ属。原産地は中国黄河上流の高山地帯
7月下旬~9月上旬に実は熟し甘い芳香を漂わす。
縄文、弥生時代に大陸から伝わり、各時代の出土品
に見られる。 平安時代には公家社会の祭礼の供物
として珍重される。当時の物は実が硬く甘くない。
薬用、観賞用として用いた様です。
江戸時代には全国に広まり、、、やがて明治時代に
甘味の強い水蜜桃が輸入され、食用として広まる。

この水蜜桃を更に品種改良を重ね、現在の様な甘い
品種が誕生しました。
昭和30年代頃には、岡山の桃が全国的に有名で
あったが、現在の収穫量は1位山梨県(48000
トン)2位福島県(29000トン)3位長野県
(17000トン)4位和歌山県(11000トン)
5位山形県(9000トン)6位岡山県(6000
トン)となって居る様です。


白桃ゼリー

フルーツゼリー

白桃ういろう

果汁ゼリー

桃の他の用途は、種子は漢方薬(血行改善、利尿剤
便秘薬等)。樹木は割れにくい事から箸等に使用。
樹皮は草木染めの染料として重宝される。


今日の1句(俳人の名句)

白桃をよよとすすれば山青き    富安 風声

水はじきつつ白桃の冷えにけり   野村 春子





潮路定例句会

2017-09-10 16:24:13 | 日記
平成29年8月10日(日)

潮路句会9月例会

日時 : 平成29年9月9日(土)13時 ~
場所 : 大手コミュニテイセンター
兼題 : 1)虫、2)秋扇、3)当季雑詠

9月9日は「重陽の日」、元は中国の行事。
九を重ねる事から、「重陽」「重九」ともいう。
亦、菊の節句ともいい、菊酒を飲む習慣もある。

そんな本日は、潮路句会の例会日
少し早めの12時10分頃会場の大手コミセンへ
到着。
この日、会場の大小の各部屋では学区の会合が
催され、食事も振舞われている様で賑わっています。
管理室へ伺うと、いずれも午前中の使用と在り、
午後一開催の我々(句会)は準備のため少々焦り、
やむを得ず待機していると、出入りする学区の
女性会員の方が気がついて。急いで片付をして
くれました。

急ぎ会場の準備をして、1時からの句会は予定通り
始める事が出来ました。
今回、新入会員の方(女性)が紹介されました。
句会は初めてとの事ですが、新聞などに度々投句
されてをり、心得の在る方とお見受けしました。
今回は2名欠席の9名の参加です。

潮路抄

秋茄子の紫紺にくもりなかりけり    玲 子

秋茄子は嫁に食わすな、、、


芋の露葉を躍らせて笑ひけり      玲 子

露がコロコロ踊っています、、、


我が生家木の葉舟ごと青田波      勝

青田風が吹き、稲穂が波打ち、、


栃の実の撓むを仰ぎふるるなし     美保子

栃の実は拾うもの、、見上げる風情を、、


鯉跳ねて浮葉畳を壊しをり       魚 青

白鳥庭園の錦鯉


彼方此方へ八十路忘れて盆踊り     輝 子

盆踊りの梯子、、本当に踊り好きの、、、


瑠璃色の雨粒のせて蛍草        美智子

本当に美しい、、露草とも


衣紋抜き粋な姿の秋扇         正 子

女将の仇っぽい姿が、、


近頃は市販品も在るようです、、


青虫の潜むキャベツの葉裏かな     節 子

昔、友人からもらったのから青虫が出て、、


お持たせを白磁に盛て黒葡萄      ヤギ爺

余りにも美味しそうで、直ぐ白の皿に、、


留袖の秋の扇の香りくる        ヤギ爺


この季節、訪問も熱く、扇を、、

※衣紋(えもん)抜き
 白い木綿(紙)を長じゅばんの襟足に取付る
 襟足に少し(5cmほど)隙間をとる。
 私(ヤギ爺)等、男性群には余り判らない事。