温泉巡りが中止になったので、代わりに近在の花巡りに出かけた。まず最初は旧鷲宮町と旧大利
根町を結ぶ道路際に、街路樹として植えられている百日紅である。この木は育てやすく排ガスに強
いためか、あちこちで植えられ、白やピンク、紅紫の可憐な花を咲かせている。この名前は筆者も当
初は木の肌が滑々しており、それで猿も滑るから「猿滑り」と命名されているのかと思った。しかし、
実際は比較的長い期間紅の花が咲き続けることから「百日紅」になったそうです。ちなみに花言葉は
「愛嬌」の他に「不用意」、「雄弁」、「活動」、「世話好き」等である。
白 紅 紅紫
次は、以前にも紹介した幸手市の権現堂公園の曼珠沙華(別名彼岸花)である。ここは日高市の「巾
着田」のような自生では無く、関係者(保存会)の方が丹精込めて育てたもののようである。「幸手曼
珠沙華まつり」のパンフレットを見ると、今年で9回目になるそうです。確かに当初は疎らでやや淋し
い感じもしましたが、現在は群生地が中心部の左側(国道4号線近く)は中川川側、右側は道路(県
道下吉羽幸手線)側と2ヵ所に分かれています。特に道路側は一面赤色絨毯が敷き詰められている
かのようで圧巻です。正に今が満開(写真参照)、一見の価値ありです。アクセスも良く、さらに駐車
場(パンフによると無料)、トイレ、売店等もあります。この花は筆者の故郷では「死人花」、「地獄花」
とも言われ、不吉な花の代名詞でとして忌み嫌われていました。しかし、現在は観光バスも立寄るな
ど多くの人が訪れています。花言葉は、「情熱」、「独立」、「再開」等です。また、ここには準絶滅危
惧種の「フジバカマ」の自生地があり、散房状の小さな白い花も見ることが出来ます。
曼珠沙の絨毯 白と赤 赤 フジバカマ