大腸癌判明後は暫く「湯巡り」が不可能となったので、代わりに「大腸癌闘病記」を掲載することにし
ました。今日は(11月30日)は、先日(11月27日)に行われたCT検査(他臓器への転移の有無)の
結果を聞くために病院を訪れた。予約時間は15時45分だったが、焦る気持ちもあるのか少し早めに
着いた。検査の結果次第によっては覚悟を決めねばならない、そんな気持であった。この待ち時間は
不安と恐怖で胸が痛くなるような感じであった。予約時間を少し経過してから、名前を呼ばれ診察室に
入った途端に、一瞬得体のしれない恐怖で体が震えるような感情に襲われた。担当医はこちらの気持
知らずで、私の目前に設置されたパソコンの画面で説明を始めた。最初に肺を指し示し、「異常ありま
せんね。」と言った。肺癌は確か死亡率が他の癌に比べて高いという話を聞いていたので、体全体から
力が一気に抜けていくようであった。続いて「肝臓等も異常ありません、ただ前回も説明しましたが、ポ
リープが大きいので早めに手術した方が良いですね。手術担当は外科なので、外科の検査も必要なの
で予約を取りましょう。」と言い、その場で外科に電話し12月6日の予約を取ってくれました。私の場合
は狭心症の持病で、6年前に当病院で「ステント設置手術」を受けた経緯がある。それ以降は血液をサ
ラサラにする薬等6種類を常用しているため、外科手術には消化器内科、循環器科、外科の3科の連
携が必要である。そのためか検査項目も多く、普通の患者よりも手間がかかるのかも知れない。兎も
角ポリープは大きいが、転移が無いということなので一安心である。但し、友人の話では1年後に肝臓
に転移して、苦労したという話を聞き少し不安感も残った。これからの予定は前述の通り12月6日に
外科診療、7日に心臓超音波検査、20日に循環器科診療という日程で、早ければ年末年始は病院で
過ごすことになる。でも年末の手術は病院も避けると思うので、恐らく来年の1月上旬以降になるだろ
うと勝手に予測しています。
11月25日(土)の午後、羽生市の「羽生水郷公園」で開催されていた「世界キャラクターさみっとin
羽生」へ行った。同公園内の「さいたま水族館」には何回か行ったことがあったので、以前から場所は
知っていた。入場料は無料だったが、駐車場料金が会場近くは2000円、遠い所は1000円と比較的
高額であった。参加キャラは「ひこにゃん」、「ぐんまちゃん」、「ふなっしー」等の有名キャラから、余り知
られていないキャラまでかなりの数であった。開催時間が野外のためか9時~15時30分と短く、グル
メエリアでは終業時間間近になると5割引きになる店があり、これはお得であった。また会場内を各キ
ャラが歩き回っており、気軽に撮影に応じてくれ、子供達の人気を集めていた。さらに水族館も無料で
見学出来ます。会場内はかなり混雑しており、子供達や若い人達が多いのが目に付いた。グルメや特
産物等の出店もあるが、やはり「キャラクターさみっと」ということも影響しているのかも知れない。「癌告
知」から少し落ち込んでいた日々が続いていたが、久しぶりに晴れやかな気分に浸れた。(開催期間
は11月25~26日)
以下の写真は会場内で撮影したもので、名称等は省略しています。
本日(16日)、担当医から前週の内視鏡検査の結果報告を受けた。「大腸癌の疑いが濃厚です。
ポリープが5cmとかなり大きく、しかも深そうです。早急に手術をしないと大変です。」と言われた。
そこで急遽11月27日、CTにより胸、腹等への癌の転移検査を行い、29日には現在血液がサラ
サラになる薬を飲んでいるため、循環器科の診察を受け、30日に手術方法や日程等を決めると
いうスケジュールになった。11月最終週は強行軍である。当初は痔かと思っていたが、最悪の結
果となってしまった。人間は必ず死ぬ、これだけはどんな人間にも公平、平等である。寿命の長短
はあるが、高貴な方も、富める者も死を免れることは出来ない。そして転移している場合は、ネット
情報によると生存率13%だそうです。もし、転移している場合は死を覚悟しなければならないと思
います。そんな訳で今夜は色々と思うことがあり、なかなか眠りにつけないでしょう。我が人生最大
のピンチですが、「ピンチの後にチャンスあり」の格言もあります。例え「死刑判決」を受けても、命
尽きるまで前向きに生きたいと思っています。
昨日(11月10日)、無事に「大腸内視鏡検査」を終えました。検査そのものは思ったよりも苦痛では
無かったが、結果は最悪でした。というのはポリープが数ヵ所あり、内1個は3cmほどの大きさのため
内視鏡では取れず、後日手術が必要で、さらに癌の疑いが濃厚であるとも言われました。詳細につい
ては来週木曜日(11月16日)に説明を受ける予定です。痔かなあと思っていたが、癌の疑いとは正直
晴天の霹靂でした。でも結果はどうあれ受け入れざるを得ません。これで11月下旬に予定していた「山
陰の湯巡り旅」は、延期せざるを得なくなりました。有福温泉、温泉津温泉等の島根の名湯に入ること
を楽しみにしていましたが、、、、、、
今回の検査で、便を綺麗にするために2ℓほど飲む「モビブレップ」という薬は、私にはレモンのような味
がして非常に飲み易かったです。最初は15分間隔でコップ1杯ほど飲み、その後は適宜飲み続けます。
私の友人はこれが苦痛だったと言っていました。ただ私の場合、薬の効目が遅く、便が黄色透明になる
まで約3時間超位かかりました。その間何回もトイレとの往復です。便が黄色透明になるといよいよ検査
に入りますが、内視鏡は直径1cm位で、挿入時には若干痛みがありましたが、その後はほどんと何も感
じませんでした。足元にテレビの画面があり、今どういう状態かが大腸内をリアルタイムで見ることが出来
ました。所要時間は30分超位に感じました。以前受けた「カテーテール検査」と比較すると、こちらの方が
楽でした。ただ点滴の時間が長いのには閉口しました。しかし、大腸癌は早期発見すれば完治の確立が
高いそうなので、大腸に不安のある方は早めにこの検査を受けることをお勧めします。
世間では初来日した某超大国の偉大な実業家大統領と、我が国の世界に誇る大首相閣下との会談で
盛り上がっている。しかし、私的にはいよいよ今週金曜日の「大腸内視鏡検査」を控えて、不安が募る毎
日である。何しろ人生初の内視鏡検査であり、事前の問診等を見ると皆大腸癌に当てはまることばかり
である。それに輪をかけて2度の「痔手術」により、常人より大分肛門の大きさが狭まっていると言われた
ことが不安感を倍増させている。もし、内視鏡が入らない場合はどうなるのか、ポリープが大きく且つ沢山
あった場合はどうか等不安の種は尽きない。 病院からは一泊の用意をして下さいとか、恥ずかしいこと
に「おむつ」や「穴あきパンツ」を用意するようにとの指示もあった。 白内障、左肩腱断裂、椎間板ヘルニ
ア、テニス肘、慢性胃炎、キライディティ症候群、血管のステントに加えて、大腸癌となれば満身創痍の状
態となる。これでは最早「湯めぐり旅」は断念せざるを得ないのか、いよいよ運命の日は直ぐそこまで迫っ
てきた。