今年は筆者にとって激動の年となりました。いいこと、悪いことが次々と起こり、上がったり下ったり
の一年でした。温泉巡りは思ったほど出来ませんでしたが、代わりに水泳とバドミントンに熱中しまし
た。しかし、後者は年のせいかそれほど上達しませんでした。特に左右の動きは何とか対応出来ま
すが、前後、特に後は全く駄目でした。ただ、加入しているバドミントン倶楽部の雰囲気が良く、筆者
のように技術を磨き試合に出るためでなく、健康維持等のために入っている者には有難いです。そ
のためか、年齢は小学生から高齢者、技術は初心者から上級者までと倶楽部の構成員も様々です。
是非水泳とバドミントンは体力の許す限り続けたいと思っています。また温泉巡りについては、来年
は南九州の鹿児島市と人吉市の市街地の「温泉銭湯巡り」を予定しています。鹿児島市は何回か
行ったことがあるが、人吉市は今まで訪れたことが無く、是非一度は行ってみたい町です。
深谷市の国道17号線沿いにある「国済寺温泉美肌の湯」(旧名称湯めぐり浪漫館)で、友人と恒
例の忘年会を開いた。ここは以前は白湯利用であったが、去年の12月に天然温泉使用施設として
リニューアルオープンした施設である。水風呂以外は天然温泉利用との記事に魅かれて、循環湯で
はあるが大いなる期待を持って入浴した。湯は無色透明、適温、ほどんと無味無臭、湯感は入浴当
初はスベスベ感が凄くこれはと当たりと思ったが、時間の経過と共にそれは消失した。浴槽の種類
の豊富さ(炭酸風呂、電気風呂、座マッサージ風呂、シェイプアップ風呂、露天風呂や2ヶ所の壺湯)、
シャワー付カラン、サウナ等の設備、シャンプー等アメニティの完備、脱衣所や駐車場の広さ、それ
に平日600円という料金から見ると総合的にはまあまあと思う。これで源泉掛け流し風呂が1ヶ所
でもあれば良いのだが。なお、広い駐車場や食堂等もあり、1日ゆっくり楽しむことが出来る施設で
ある。(入湯日 平成26年12月18日)
1.所在地 埼玉県深谷市国済寺510-1
2.電 話 0480-571-8888
3.営業時間 10時~24時
4.定休日 無休(但し、点検等により年に1~2回休み有)
5.入浴料金 600円(但し、土、日、祝日は700円)
6.泉 質 単純温泉
7.源泉名 国済寺温泉
8.湧出量 毎分180リットル(掘削、動力揚湯)
9.源泉温度 34.2度
10.PH値 7.4
11.知覚等 無色澄明、発泡有、無味無臭
12.温泉利用状況 加水無、加温有、循環濾過装置使用、消毒有、
13.その他 広い駐車場有、食堂有
外観 揚湯&ガス抜き場 玄関 脱衣所
露天風呂 壺湯 屋外テラス
平成26年11月22日
最終日に訪れた「飯坂温泉」は、福島駅から福島交通飯坂線で約20分ほどの郊外にある坂の多い町で、実際飯坂という坂がありま
す。当温泉は観光客の集客にかなり重点を置いているようで、各浴場の脱衣所に「浴槽の温度は観光客のため42~43度にしてく
ださい」旨の掲示文が貼られていた。このため、波来湯、導専の湯、仙気の湯には熱湯と温湯の2ヵ所の浴槽が設置されている。ま
た、当温泉は熱い温泉で知られており、湯口では55度もあるそうで、この温度だと性病菌が死滅するそうです。古来当温泉は性病に
効く温泉として知られていたそうです。ただ、この激熱は当温泉の看板であり地元の文化でもあり、この熱湯を無くすことは出来ない。
そこで観光客と地元の人が一緒に入れるようにと、熱湯と温湯2浴槽を設置したのは観光協会の英断と思います。これで地元の人達
も大好きな熱湯に入れ、観光客もわざわさ湯を薄めることなく温泉を楽しむことが出来ます。
・波来湯
鯖湖湯と並んで当温泉の目玉浴場であり、平成23年に摺上川西岸にリニューアルされ、外観は地下1階、地上2階建の和風建築
で、地下1階が浴室、1階がロビー、2階は太鼓やぐらになっている。また、駅からも近いためか人気施設のようで、訪れた時もかなり
混んでいた。地元の人よりは観光客の方が多い感じを受けた。浴槽は熱湯45度、温湯42度の2浴槽があり、重厚な石造りで各々6
~8人用の広さである。湯は無色透明、スベスベ感は余り無かった。建物横に舗装された駐車場が3台有、内1台は車椅子利用者用
である。(温泉分析書 平成22年12月)
1.所在地 福島県福島市飯坂町十綱町30
2.電 話 024-542-4241(飯坂温泉観光協会)
3.営業時間 6時~22時
4.定休日 毎週火曜日(祝日の場合は営業)
5.入浴料金 300円
6.泉 質 アルカリ性単純温泉
7.源泉名 波来湯分湯槽(公民館源泉、小学校北源泉、小学校南源泉、20号源泉の4源泉の混合泉)
8.湧出量
9.源泉温度 48.8度
10.PH値 8.6
11.知覚等
12.温泉利用状況
13.その他 駐車場有3台、但し1台は車椅子利用者用
正面から見た外観 横から見た外観 脱衣所 温泉成分表
熱湯浴槽 熱湯浴槽→熱湯浴槽
・導専の湯
住宅街の中にあり、白壁と海鼠壁の蔵造り風の外観である。ここも浴槽は波来湯同様熱湯46度、温湯44度の2浴槽があり、タイ
ル貼りで5~6人用である。湯は無色透明。スベスベ感はしっかりとあった。洗い場には温泉と水道水の二カ所の蛇口がセットであり、
大きな曇りガラス窓が左側と前面にあり、開放感があった。湯口は兎になっており初めて見た。脱衣所には無料の貴重品収納庫、棚
等があった。掛け流しではあるが、源泉温度が高いため加水して温度調整いしている。(温泉分析書 平成17年2月)
1.所在地 福島県福島市飯坂町湯野導専16
2.電 話 024-542-4241(飯坂温泉観光協会)
3.営業時間 6時~22時
4.定休日 毎週金曜日
5.入浴料金 200円
6.泉 質 単純温泉
7.源泉名 若竹分湯槽
8.湧出量
9.源泉温度 60.2度
10.PH値 8.7
11.知覚等
12.温泉利用状況
13.その他
外観 脱衣所 熱湯と温湯浴槽 洗い場
浴槽前面 兎の湯口
・仙気の湯
確か松本市の「浅間温泉」にも同名の共同浴場があった。外観も「導専の湯」同様蔵造り風で、内部の設備等も似ていた。浴槽
も熱湯、温湯の二ヵ所ある。ただ、スベスベ感は導専の湯よりもかなりあるように感じた。(温泉分析書 平成23年12月9日)
1.所在地 福島県福島市飯坂町湯野愛宕前35
2.電 話 024-542-4241(飯坂温泉観光協会)
3.営業時間 6時~22時
4.定休日 毎週木曜日
5.入浴料金 200円
6.泉 質 単純温泉
7.源泉名 若竹分湯槽
8.湧出量
9.源泉温度 60.2度
10.PH値 8.7
11.知覚等 無色澄明、無味無臭、気泡無
12.温泉利用状況
13.その他
外観 受付 脱衣所
・切湯
摺上川の東岸にあり、道路から一段下がった所に受付が、さらにそこから階段を下った先にある。直ぐ前が川で、増水時には使用出
来なくなる恐れがある。浴槽は床がタイル貼り、壁面がコンクリート、2~3人入れば満員になる狭さである。湯は綺麗な無色透明、かなり
熱めで数分しか入っていられなかった。加水用のビニールホースが浴槽の傍らに置いてあり、自由に加水出来る。浴槽の真ん中に一本
の棒が仕切のように置いてあったが、何の意味があるのか不明であった。脱衣所には棚と100円返還式の鍵付ロッカーがあった。流石
にここには観光客は来ないようで、地元の方が一人だけいた。(温泉分析書 平成18年2月)
1.所在地 福島県福島市飯坂町湯野切湯ノ上5
2.電 話 024-542-4241(飯坂温泉観光協会)
3.営業時間 6時~22時
4.定休日 毎週月曜日
5.入浴料金 200円
6.泉 質 アルカリ性低張性温泉
7.源泉名 波来湯分湯槽
8.湧出量
9.源泉温度 51.0度
10.PH値 8.6
11.知覚等
12.温泉利用状況
13.その他
受付所 暖簾 脱衣所 浴槽
湯口 加水用ホース
・大門の湯
高台にあり浴室からは直接見えないが、建物の前からは福島盆地が一望出来る。浴槽は1ヶ所のみでタイル貼りの小判型、10人く
らいは入れる広さである。湯は綺麗な無色透明、かなり熱め、スベスベ感は微かにある。浴室は天井が高く、3方面が曇りガラス窓のた
め、外は見えないが開放感がある。駐車場が建物の裏に更地で4台ほどある。脱衣所には棚のみしかないが、浴室と脱衣所の間がガ
ラス窓のため、湯に浸かりながら監視出来る。(温泉分析書 平成8年11月)
1.所在地 福島県福島市飯坂町大門1
2.電 話 024-542-4241(飯坂温泉観光協会)
3.営業時間 6時~22時
4.定休日 毎週月曜日
5.入浴料金 200円
6.泉 質 単純温泉
7.源泉名 大門分湯槽(大門源泉、筑前源泉、一本松源泉、新19号源泉、24号源泉の5源泉の混合泉)
8.湧出量
9.源泉温度 68.3度
10.PH値 8.4
11.知覚等
12.温泉利用状況
13.その他
外観 脱衣所 温泉分析書
・八幡湯
八幡神社の近くにあり、これが名前の由来となったようである。約5年ぶりに再訪したが、外観は以前 同様やや草臥れた感じ
で、建物の前に松の古木が立っているのも同じであった。今回は中には入らなかったが、かなりの熱めである覚えがある。温泉に係るデ
ータは「飯坂温泉オフィシャルサイト」より転載したものです。
1.所在地 福島県福島市飯坂町馬場20-1
2.電 話 024-542-4241(飯坂温泉観光協会)
3.営業時間 6時~22時
4.定休日 毎週火曜日
5.入浴料金 200円
6.泉 質 単純温泉
7.源泉名 八幡の湯
8.湧出量
9.源泉温度 54.6度
10.PH値 8.6
外観 建物前の松の古木
・鯖湖湯
ここは7年前に一度入湯した施設であり、確か「いわき湯本温泉」にも同名の共同浴場があった。日本最古の木造り建築共同浴場
で、明治を偲ぶ共同浴場として平成5年にリニューアルされた。外観は純和風で重厚な感じ、内部も床は木造りで綺麗であった。内部は
脱衣所と浴室が一体になっており、浴室は脱衣所から一段下がった所にある。浴槽は外観と違い、重厚な石造りで浴室の真ん中に配
置されている。広さは6~8人用、掲示文(観光客のため42~43度に設定)と違い湯温は46度とかなり熱めであった。湯は無色透明、
スベスベ感はほどんと無かった。脱衣所には無料の木製の鍵付ロッカーと棚、奥には大小のトイレがある。天井が高く、凄く開放感が
ある。駐車場は建物の近くには無いが、少し離れている場所にあるそうです。(温泉分析書 平成17年2月23日)
1.所在地 福島県福島市飯坂町湯沢32
2.電 話 024-542-4241(飯坂温泉観光協会)
3.営業時間 6時~22時
4.定休日 毎週月曜日(祝日の場合は営業)
5.入浴料金 200円
6.泉 質 アルカリ性低張性温泉
7.源泉名 湯沢分湯槽
8.湧出量
9.源泉温度 51.0度
10.PH値 8.6
11.知覚等
12.温泉利用状況
13.その他
外観 看板