年を取るに従い、現在という時はあっという間に彼方に過ぎ去り、驚くほど早い感じである。まだ、若い
時はほどんと感じなかったが、人生の終着駅が見える年頃になると死が現実味を帯びて迫ってくる。そし
て最近は我家の八重桜が咲く頃になると、後何回見ることが出来るのだろうと考えるようになって来た。
また、体力の衰えも如実に感じるようになる。死は早い遅いはあるが、貴人、金持、我々庶民にも等しく
やってくる。これぞ正しく公平平等の極致ではないかと思う。幾ら手厚い健康管理をしても、死を避けるこ
とは出来ない。死後については、地獄天国の存在、輪廻転生や無になる等の考えがあり、諸説様々であ
る。当たり前だが死後の世界から生還した人がいないので、結論は未だ定まっていない。「門松は冥途
の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」(一休宗純作と伝えられている)
最近は加須市の旧大利根町の「総合福祉会館」の一階にある「100の湯」に、週に一回程度は
訪れ腰痛の治療に努めています。しかし、ここで気になることがありました。それは以前の温泉分析
書(平成16年12月16日付)には泉質か「ナトリウム塩化物温泉」と明記されていたが、新しい温泉
分析書(平成26年12月10日付)では泉質の項目には何も記載されていません。さらに温泉成分も
若干薄くなっているようです。しかし、適応症や禁忌症については変わっていないようで、温泉の利
用状況も依然と変らず「源泉掛け流し」(但し加水有、塩素系薬剤による消毒有)とあります。もしか
したら成分が温泉としての条件を下回り、温泉適用外になったのでしょうか?ただ、入浴した感じで
は依然と全く同じ感じです。ここは小規模施設ではありますが、地域の人々のための交流の場や温
泉銭湯等として人気があります。さらに隣接して保健センター、体育館、運動場、また徒歩数分圏内
に図書館もあり、この地区は「市民憩いの場」が集中しています。以前の記事にも載せていますが、
浴場は大小2ヶ所有り、男女日替わりです。小浴場は洗い場が3ヵ所しか無く混むことがあるので、
筆者はなるべく男性が大浴場の日に行くようにしています。なお、利用料金は加須市及び久喜市と
それ以外の居住者とは200円の差がありますが、畳敷きの大広間利用については無料です。
総合福祉会館 保健センター 100の湯横の銀杏並木 100の湯入口
新温泉分析書 温泉利用状況 小浴場浴槽 湯口 排湯口