1位 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 N.ロズベルグ メルセデスAMG
3位 S.ベッテル フェラーリ
4位 K.ライコネン フェラーリ
5位 V.ボッタス ウイリアムズ・メルセデス
6位 N.ヒュルケンベルグ フォースインディア・メルセデス
7位 R.グロジャン ロータス・メルセデス
8位 P.マルドナド ロータス・メルセデス
9位 M.フェルスタッペン トロロッソ・ルノー
10位 C.サインツ トロロッソ・ルノー
日本GPです。可夢偉のいないGPです。日本人ドライバーのいない日本GPです(しつこい)。可夢偉のチームメイトだったドライバー達(ペレス、エリクソン)はいるのに、可夢偉がいないなんてっ。要するに、可夢偉は有力なスポンサーを連れてくることが出来ずにシートを失った訳ですが………。中堅チームは台所事情が厳しいので、スポンサーを持っているドライバーを優先せざるを得ないのは判りますけどね。極端な話、一人のドライバーに情をかけるのか。それとも、数百人のスタッフ達を路頭に迷わせるのか、という選択です。やはり、常識的な判断をするならば、後者を選ぶことになるのでしょう。これが現在のモータースポーツの頂点の現実です。GP2で苦労してタイトルを獲ったところで、スポンサーが無ければ良いシートを得ることもかないません。こんな状態では、下のカテゴリーで頑張っているドライバーが可哀そう。この構造的欠陥を解決しないと、モータースポーツに未来は無いと思います、マジで。さて、気を取り直してレースの方ですが、ポールは久々のロズベルグ。しかし、スタートでハミルトンにコース外に追い出されてしまい、4番手にポジションダウン。しかしそれでも意地を見せ、ボッタスとベッテルを抜き返し2番手まで挽回しますが、そこまで。一人旅をしていたハミルトンには追い付けず、いつも通りのメルセデス勢のワンツーフィニッシュ。スタート時、ハミルトンにコース外に追いやられたロズベルグですが、忸怩たる思いでしょう。このアクシデントが無ければ優勝も可能だったのですから。この様な光景は、これまで何度となく目にしてきました。メルセデスは、二人のドライバーの立場は対等との見解を示していますが、実際にはハミルトンのナンバーワン扱いになっています。ハミルトンはこれまでのレースでロズベルグをかなり強引にパスしてきました。その為にロズベルグがコースをはみ出さなければならないことも度々です。昨シーズンのベルギーGPでは、ケメルストレートで並びかけてきたロズベルグに対してハミルトンがインを塞ぎ押し出す形に。しかし、ここで意地を見せようとしたのか、ロズベルグはセーフティーゾーンに逃げる素振りをみせつつも、コース上にとどまりハミルトンに追突してしまいます。ハミルトンのマシンのタイヤはバーストしリタイア。ロズベルグは2位表彰台に上がったものの、観客からはブーイング。おまけにハミルトンは怒り心頭で、チーム側からもひどく叱責されてしまうという、踏んだり蹴ったりの状況です。実際にはハミルトンの強引さが引き起こしたアクシデントにもかかわらず、この責められよう。やはりロズベルグがナンバー2であることを再認識させられる出来事だったのでした。かつて2010年、ロズベルグがメルセデスに移籍した当初のチームメイトはシューマッハでした。明らかにチームメイトを上回るパフォーマンスをみせているにもかかわらず、シューマッハが政治力を行使したのか、ロズベルグが正当に評価されることはありませんでした。シューマッハ引退後、チームメイトになったのは旧知の仲であるハミルトン。これでチームメイトとは対等な立場になり、やっと自分に正当な評価がくだされる、と思ったものの、いつの間にかチームはハミルトン主導になっていました。シューマッハやアロンソがいた頃のフェラーリ程露骨ではないにせよ、ドライバー間の序列が出来上がっています。それを如実に物語るのがメルセデスの予選最終アタック。通常、予選終了間際のギリギリの時間を狙って行われるのですが、まずアタックするのはロズベルグ。そして、大トリを務めるのがハミルトン。つまり、メルセデスは予選最終アタックをハミルトン、と決めている訳です。この破格の扱いがあってこそ、7連続ポールという偉業も達成できたのでしょう。この様な扱いは、ロズベルグにとって屈辱以外の何物でもないのですが、よく耐えているものです。それでも救いなのは、激しい性格のハミルトンよりも柔和な性格のロズベルグの方が、スタッフの受けがいいということでしょうか。ロズベルグは無線でもよく喋るのですが、ハミルトンの様にキツい言葉を返さない、実に気配りの利くナイスガイなのです。「善人はチャンピオンになれない」という事実を証明してみせたのはシューマッハですが、ロズベルグには善人代表でチャンピオンになって欲しいものです。えっ、そんなの無理に決まってるですって?いえ、そんなことはありません。ちゃんと、ミカ・ハッキネンという善人を代表するチャンピオンがいるのですから(キリッ)。
2位 N.ロズベルグ メルセデスAMG
3位 S.ベッテル フェラーリ
4位 K.ライコネン フェラーリ
5位 V.ボッタス ウイリアムズ・メルセデス
6位 N.ヒュルケンベルグ フォースインディア・メルセデス
7位 R.グロジャン ロータス・メルセデス
8位 P.マルドナド ロータス・メルセデス
9位 M.フェルスタッペン トロロッソ・ルノー
10位 C.サインツ トロロッソ・ルノー
日本GPです。可夢偉のいないGPです。日本人ドライバーのいない日本GPです(しつこい)。可夢偉のチームメイトだったドライバー達(ペレス、エリクソン)はいるのに、可夢偉がいないなんてっ。要するに、可夢偉は有力なスポンサーを連れてくることが出来ずにシートを失った訳ですが………。中堅チームは台所事情が厳しいので、スポンサーを持っているドライバーを優先せざるを得ないのは判りますけどね。極端な話、一人のドライバーに情をかけるのか。それとも、数百人のスタッフ達を路頭に迷わせるのか、という選択です。やはり、常識的な判断をするならば、後者を選ぶことになるのでしょう。これが現在のモータースポーツの頂点の現実です。GP2で苦労してタイトルを獲ったところで、スポンサーが無ければ良いシートを得ることもかないません。こんな状態では、下のカテゴリーで頑張っているドライバーが可哀そう。この構造的欠陥を解決しないと、モータースポーツに未来は無いと思います、マジで。さて、気を取り直してレースの方ですが、ポールは久々のロズベルグ。しかし、スタートでハミルトンにコース外に追い出されてしまい、4番手にポジションダウン。しかしそれでも意地を見せ、ボッタスとベッテルを抜き返し2番手まで挽回しますが、そこまで。一人旅をしていたハミルトンには追い付けず、いつも通りのメルセデス勢のワンツーフィニッシュ。スタート時、ハミルトンにコース外に追いやられたロズベルグですが、忸怩たる思いでしょう。このアクシデントが無ければ優勝も可能だったのですから。この様な光景は、これまで何度となく目にしてきました。メルセデスは、二人のドライバーの立場は対等との見解を示していますが、実際にはハミルトンのナンバーワン扱いになっています。ハミルトンはこれまでのレースでロズベルグをかなり強引にパスしてきました。その為にロズベルグがコースをはみ出さなければならないことも度々です。昨シーズンのベルギーGPでは、ケメルストレートで並びかけてきたロズベルグに対してハミルトンがインを塞ぎ押し出す形に。しかし、ここで意地を見せようとしたのか、ロズベルグはセーフティーゾーンに逃げる素振りをみせつつも、コース上にとどまりハミルトンに追突してしまいます。ハミルトンのマシンのタイヤはバーストしリタイア。ロズベルグは2位表彰台に上がったものの、観客からはブーイング。おまけにハミルトンは怒り心頭で、チーム側からもひどく叱責されてしまうという、踏んだり蹴ったりの状況です。実際にはハミルトンの強引さが引き起こしたアクシデントにもかかわらず、この責められよう。やはりロズベルグがナンバー2であることを再認識させられる出来事だったのでした。かつて2010年、ロズベルグがメルセデスに移籍した当初のチームメイトはシューマッハでした。明らかにチームメイトを上回るパフォーマンスをみせているにもかかわらず、シューマッハが政治力を行使したのか、ロズベルグが正当に評価されることはありませんでした。シューマッハ引退後、チームメイトになったのは旧知の仲であるハミルトン。これでチームメイトとは対等な立場になり、やっと自分に正当な評価がくだされる、と思ったものの、いつの間にかチームはハミルトン主導になっていました。シューマッハやアロンソがいた頃のフェラーリ程露骨ではないにせよ、ドライバー間の序列が出来上がっています。それを如実に物語るのがメルセデスの予選最終アタック。通常、予選終了間際のギリギリの時間を狙って行われるのですが、まずアタックするのはロズベルグ。そして、大トリを務めるのがハミルトン。つまり、メルセデスは予選最終アタックをハミルトン、と決めている訳です。この破格の扱いがあってこそ、7連続ポールという偉業も達成できたのでしょう。この様な扱いは、ロズベルグにとって屈辱以外の何物でもないのですが、よく耐えているものです。それでも救いなのは、激しい性格のハミルトンよりも柔和な性格のロズベルグの方が、スタッフの受けがいいということでしょうか。ロズベルグは無線でもよく喋るのですが、ハミルトンの様にキツい言葉を返さない、実に気配りの利くナイスガイなのです。「善人はチャンピオンになれない」という事実を証明してみせたのはシューマッハですが、ロズベルグには善人代表でチャンピオンになって欲しいものです。えっ、そんなの無理に決まってるですって?いえ、そんなことはありません。ちゃんと、ミカ・ハッキネンという善人を代表するチャンピオンがいるのですから(キリッ)。