F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

2020 ROUND 11 EIFEL GP

2020年10月18日 07時39分10秒 | Weblog
1位 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
3位 D.リチャルド ルノー
4位 S.ペレス レーシングポイント・メルセデス
5位 C.サインツ マクラーレン・ルノー
6位 P.ガスリー アルファタウリ・ホンダ
7位 C.ルクレール フェラーリ
8位 N.ヒュルケンベルグ レーシングポイント・メルセデス
9位 R.グロジャン ハース・フェラーリ
10位 A.ジョヴィナッツィ アルファロメオ・フェラーリ

 アイフェルGPです。ニュルブルクリンクでの開催となる訳ですが、ここでの開催は実に7年振り。本来はホッケンハイムでドイツGPとして開催する予定だったのですが、自治体のバーデン=ヴュルテンベルク州が開催を拒否。その代わりとして開催されることになったので、ドイツGPではなくアイフェルGPとなった様です。ちなみに、アイフェルはニュルブルクリンクがある地方の名前。もともと、このサーキットではドイツGPという名称よりもルクセンブルクGPとかヨーロッパGPの名称で開催されることが多かったので、この名称になったのも合点がいきます。スターティンググリッドですが、ポールはボッタス、以下ハミルトン、フェルスタッペン、ルクレール、アルボン、リチャルド、オコンと続きます。そして、”NICO IS BACK!”何とヒュルケンベルグが急遽参戦です。体調不良のストロールに代わって予選からエントリー。不敵な笑みを見せるを見せるこの男。黒いマスクをして顔はハッキリとは判りませんが、このとんがった髪型は間違い無い。奴が戻ってきました。すっかり代打屋としての貫禄を醸し出しており、決勝での走りにいやがおうにも期待が高まるってもんですよ。さて、スタートですが、アウト側ポールのボッタスが出遅れ、イン側2番グリッドのハミルトンが伸びてきます。ターン1の侵入時にはハミルトンがやや前に出ている状態。ボッタスはアウト側からハミルトンに被せつつターン1に突入。両車アウト側のエスケープゾーンにはみ出しつつ立ち上がり、ターン2の侵入時にはボッタスがインに潜り込みポジションを奪還。エースドライバーのハミルトンに対して意地をみせたボッタス、際どい競り合いの末首位に返り咲きました。9周目、ルクレールの背後に迫るリチャルド。ルクレールはセオリー通り、イン側にマシンを寄せてブロック。リチャルドはアウト側からターン1に侵入。ラインをクロスさせて立ち上がり、ターン2でルクレールの前に出ました。ターン3でルクレールはリチャルドに抵抗を試みますが僅かに及ばず。絶好調男リチャルド、3番手にジャンプアップです。13周目、ボッタスはターン1でブレーキをロック、タイヤスモークを派手に上げながらエスケープゾーンにはみ出します。2番手を走行していたハミルトンはこれを見逃さず、ターン2でボッタスのアウトから被せ、大外捲りでオーバーテイク、遂に首位に躍り出ました。このチャンスに対する嗅覚というか、こういう貪欲さにハミルトンの強さを垣間見る気がしますね。19周目、”I HAVE NO POWER.”スローダウンしたボッタスがピットイン。パワーユニットに問題を抱えてリタイアです。このリタイアはタイトルを争う上では痛いですね。しかも、コース上でハミルトンに競り負けた上でのリタイアですから、数字以上のダメージがあるに違いありません。55周目、ターン1でベッテルがマグヌッセンのインに飛び込みます。インを奪われたかにみえたマグヌッセンでしたが、ターン2でアウト側に並んで抵抗を試みますが、立ち上がりでコース外に押しやられポジションを奪い返すことは出来ませんでした。続いてターン7でしょうか、アウト側からライコネンがマグヌッセンに被せます。そして、そのまま大外捲りで立ち上がるライコネン。マグヌッセンは抵抗する間も無くオーバーテイクされました。続けざまにポジションを落としたマグヌッセン、これは本人としても悔しい展開ですね。そして、レースの方は”GET IN THERE LEWIS!”ハミルトンがトップチェッカー、これで「皇帝」ミハエル・シューマッハの大記録、91勝に並びました。2位は”YES BOYS!FASTEST LAP!”フェルスタッペンです。ファステストを出して追いすがるも、もう一歩届きませんでした。しかし、勝てなかったものの、ファステストを出して一矢報いて上機嫌です。そして、3位は”IS THAT A PODIUM BOYS?”リチャルド。ルノーに移籍して以来初の、そして、ルノーワークスとしても初のポディウム。リチャルドとルノーにとっては初づくしのめでたいレースとなりました。お待ちかね(?)8位は”GREAT JOB NICO.”ヒュルケンベルグです。何と最後尾スタートで8位入賞ですよ?代打屋としての本領を発揮しましたね。今回の入賞で評価が上がったのは間違いありません。是非とも来シーズンはレギュラーシートをゲットできるといいですね。さて、他のスポーツと同様、制限付きですが観客の入場を始めたF1グランプリ。やはり、観客がいないと盛り上がりに欠けますからね。世界的にみても、コロナの感染者数が減らないのが気がかりですが、万全の感染防止対策で臨んで欲しいと思います。