
[遠く過ぎ去った青春時代の味がするか?]
ラーメン店で食べるラーメンは美味い。それとは別に「懐かしのラーメン」というものもある。先日、スーパーで思わず買ってしまった「チキンラーメン」。今までは目に入っても所詮過去のものとスルーしていたが、今回は試しに食ってみようと思った。
昔、ラジオから流れる音楽を耳に、中間、期末テストの一夜漬け勉強中の合間に食った「チキンラーメン」の味は格別だった。生卵などが浮かんでいたら味はまろやか、心も豊かになり至福の時(母ちゃん、感謝)。これを開発した人は天才だー!と思ったものだ。今回は、当時に戻れるかも知れぬ「懐かしの味」を期待しての購入だった。
ところが猛暑続きで、この現代版「チキンラーメン」の試食が遠のいている。やはり、冷えた蕎麦や素麺を優先する結果である。そこに中国会社の鶏肉偽装事件があると、この「チキン味」の素は大丈夫か?とも思ってしまうが、これは大丈夫だろう。
そこまで期待するこの「チキンラーメン」、現代人の好みで味付けしていたらガックリだ。商売を度外視して言うが、懐かしさは、美味い、まずいの世界とは少し違う。「味」の世界は多面的だ。
オールドフアンを見捨ててはいけない。団塊の「懐かしさ」をネタにして売るのも一つのやり方だ。大人数「団塊」が死滅するにはまだまだ時間があるのだよ。
さて、お味の程は、、、高校時代に戻れるか?