所謂「新高速バス」制度への移行まで1ヶ月半、現行の都市間ツアーバスは8月1日以降、運行が事実上不可能となる。
その為、九州の各社も、乗合移行、撤退と今後の方針がほぼ明らかになってきた。
新高速乗合バス制度に関しては、下記リンクを参照。
・高速ツアーバス等の新高速乗合バスへの移行について(周知・要請)
・高速ツアーバス等の新高速乗合バスへの移行について(指導事項)
乗合移行
・YOKAROバス(SOUDA)
・つくしの観光バス
・天領バス
・南九州観光バス
・山口運送(美登観光バス)
・サンマリンツアー
・ハッコートラベル
いずれも申請中であるが、SOUDAに関してはYOKAROバスのHPで8月1日以降の予約が開始されており、認可されたものと思われる。SOUDAは既に乗合バス事業を行っており、他社は「乗合事業許可申請」であるが、SOUDAのみ「乗合事業計画変更認可申請」である。
撤退
・佐土原運送(佐土原バス)
・アイ観光バス
である。
ちなみに佐土原バスのHPによると、
「当社としても、新しい関係法令に沿った形で運行継続を前提に模索致して参りましたが、乗降場所の確保、出発時間などお客様のご要望にそぐわぬ状態になることが判明し、更にご利用運賃に付きましても、当社といたしましては60%以上の値上げをしなければ新しい法令に対応した安全運行が出来ないという結果となり、今回この全てをお客様にご理解頂き、運行を続ける事は不可能と判断し平成25年7月末日をもちまして宮崎<=>福岡間高速ツアーバスの運行を終了することを決定致しました。」
とあり、現在の同社の料金1999円~2400円に照らして考えると、3000円台での運行が本来であれば妥当な運賃であったということか。
ウィラーに関しては、現在関西便のみの運行となっており、5月末現在、路線申請は出されていないようである。しかしながら同社HPを見ても、「運行中止」とは書かれておらず、今後の動向は不明である。
・既存乗合事業者側の対策
・WEB運賃プランの導入
例として、新規設定されるフェニックス号の「WEB回数券」「WEB早割5」の場合、宮崎~福岡間が3500円となっている。前述の佐土原バスHPの記述から見てはじき出された「3000円台」での設定ということで、この数字が乗合運行でのほぼ最安運賃となるということか。
・九州バスネットワークポータルサイト「@バス」開始
これはハイウェイバスドットコム(ハイウェイバスどっと混む、と変換されてしまった。事業者にとっては何とと有難いことか)への乗り入れで、WEB予約のさらなる利便性向上を図るものである。
どちらも7月1日からと、新高速バス制度へ1カ月先駆けるものとなっている。この1カ月の先行で、従来、ツアーバスを利用していた所謂「情報強者」の取り込みを図ろうというものか。
・新運賃の考察
上記の事業者に乗合運行が認められた場合の福岡~宮崎線の運賃であるが、現在の1700円(JRの普通運賃でおよそ100Kmに相当)~2400円という価格帯での運行は極めて難しいと思われる。おそらく、従来の事業者が設定した最低運賃3500円を少し下回り、2980円~3300円程度になるのではなかろうか。
乗合移行を申請したサンマリンライナー
乗合移行を断念、撤退するトラポータライン。
その為、九州の各社も、乗合移行、撤退と今後の方針がほぼ明らかになってきた。
新高速乗合バス制度に関しては、下記リンクを参照。
・高速ツアーバス等の新高速乗合バスへの移行について(周知・要請)
・高速ツアーバス等の新高速乗合バスへの移行について(指導事項)
乗合移行
・YOKAROバス(SOUDA)
・つくしの観光バス
・天領バス
・南九州観光バス
・山口運送(美登観光バス)
・サンマリンツアー
・ハッコートラベル
いずれも申請中であるが、SOUDAに関してはYOKAROバスのHPで8月1日以降の予約が開始されており、認可されたものと思われる。SOUDAは既に乗合バス事業を行っており、他社は「乗合事業許可申請」であるが、SOUDAのみ「乗合事業計画変更認可申請」である。
撤退
・佐土原運送(佐土原バス)
・アイ観光バス
である。
ちなみに佐土原バスのHPによると、
「当社としても、新しい関係法令に沿った形で運行継続を前提に模索致して参りましたが、乗降場所の確保、出発時間などお客様のご要望にそぐわぬ状態になることが判明し、更にご利用運賃に付きましても、当社といたしましては60%以上の値上げをしなければ新しい法令に対応した安全運行が出来ないという結果となり、今回この全てをお客様にご理解頂き、運行を続ける事は不可能と判断し平成25年7月末日をもちまして宮崎<=>福岡間高速ツアーバスの運行を終了することを決定致しました。」
とあり、現在の同社の料金1999円~2400円に照らして考えると、3000円台での運行が本来であれば妥当な運賃であったということか。
ウィラーに関しては、現在関西便のみの運行となっており、5月末現在、路線申請は出されていないようである。しかしながら同社HPを見ても、「運行中止」とは書かれておらず、今後の動向は不明である。
・既存乗合事業者側の対策
・WEB運賃プランの導入
例として、新規設定されるフェニックス号の「WEB回数券」「WEB早割5」の場合、宮崎~福岡間が3500円となっている。前述の佐土原バスHPの記述から見てはじき出された「3000円台」での設定ということで、この数字が乗合運行でのほぼ最安運賃となるということか。
・九州バスネットワークポータルサイト「@バス」開始
これはハイウェイバスドットコム(ハイウェイバスどっと混む、と変換されてしまった。事業者にとっては何とと有難いことか)への乗り入れで、WEB予約のさらなる利便性向上を図るものである。
どちらも7月1日からと、新高速バス制度へ1カ月先駆けるものとなっている。この1カ月の先行で、従来、ツアーバスを利用していた所謂「情報強者」の取り込みを図ろうというものか。
・新運賃の考察
上記の事業者に乗合運行が認められた場合の福岡~宮崎線の運賃であるが、現在の1700円(JRの普通運賃でおよそ100Kmに相当)~2400円という価格帯での運行は極めて難しいと思われる。おそらく、従来の事業者が設定した最低運賃3500円を少し下回り、2980円~3300円程度になるのではなかろうか。
乗合移行を申請したサンマリンライナー
乗合移行を断念、撤退するトラポータライン。
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