今日はりんご協会の支会長会議が平川市で行われてその後で話題の黄色系品種のトキの優良園地3カ所を視察した。天気が良く園地視察にはとても良い日だ。それにしても日差しが強かった・・・。1か所目は平川市のM氏園地の15年生の丸葉台の樹だ。結構玉伸びはありますが樹によって成りにバラツキがある。久々に本人登場で樹の前で1枚・・・。
2か所目は弘前市相馬のY氏の園地で高接ぎでそれも長穂接ぎで品種更新している。
このように長穂で成木の樹1本に50~60か所接ぎ木して3年で更新完了で成り始めるそうだ。
長穂でしかも何カ所も接ぎ木しているので樹の落ち着きが早くこのように良品果実が生産できる。私も長穂接ぎで更新しているのだが接ぐか所が20カ所しかないので成りが遅れている。接ぐ場所や接ぎ木後の管理などとても参考になった。
3カ所目は弘前市高杉のN氏の園地でわい化栽培の園地だ。そこではわい化園の場所に黄色品種だけ3品種栽培されて早生種のきおうに始まり中性種のトキ、晩生種のシナノゴールドと黄色品種のリレーで作業効率がよさそうである。これから人手が少なくなる人にとっては正に参考になる品種構成だ。赤い品種は良いのですが着色管理に多くの手間や時間を要するので労力の分散という面では有効だと思う。それになんといっても黄色品種は見た目より味が良い。特にトキは食感が良く甘みと酸味のバランスが良く味が良い。
園主の技術と管理が生かされ素晴らしい樹に仕立てられていました。今日はいろいろ参考になり有意義な1日だった。それに久々にたくさんの仲間にも会えてよかった(^^)。