今日からりんご園での作業を再開する。只今摘果作業が盛んに行われていて結構騒がれているのは「カラマツ(授粉出来ず落ちてしまう整理障害)」が多い事だ。写真では右が授粉出来て結実したもので左は授粉出来ずに「カラマツ」で落ちるものだ。今年はこれが非常に多い。
りんごの花が咲いた時の低温でマメコバチが飛ばなかった事やその後に乾燥した日が続いた為だと考えられる。「ラブタッチ」で人工授粉した所は多少「カラマツ」があったのだがこの様に実止まりして正常に肥大している。交配が出来なかった所はかなり落ちる所が多く深刻な状況だ。
ふじの横径を測ってみれば15~17mmになっている。やっぱり人工授粉した所は違う。
摘果の作業に入る前に今年から設置する害虫交信攪乱剤をりんごの枝に下げる。
この交信攪乱剤(コンフェザーR)はハマキムシ類、シンクイ虫類やハマキムシ類を防除するためにやる。
この交信攪乱剤は枝に下げておくと害虫の成虫の雌の性フェロモンが出て雄の交尾を攪乱させて阻止することで害虫の密度を減らす効果があり次の年から殺虫剤の使用回数が減らせる。
この匂いに雄が誘われて雌のガに辿り着けなくするのだ。2年目から殺虫剤は減らせる(^^)。明日からつがるの摘果に入る・・・。