昨日も夕方から雪が降って、今朝起きたらまた一面、白く染まっていました。本当に、土が乾く間もありません。今日はどんよりとした天気で、気温が低く、最高気温が3℃と寒い一日でした。
今年も、今までにない天候で、3月に入り、気温が高く推移して雪解けは昨年よりも早かったのですが、3月後半からの天気が急変して、気温が低く、雪が降ったりして、りんごの生育は遅れてきています。一年の気温や、降水量、日照時間の平均は大体同じなのですが、もの凄く偏っているから困ります・・・。とは言って自然現象なので、どうにもならない事なので、なるようにしかなりません。
今日は、外の仕事はしないで、小屋の中で作業です。先日、りんごの樹の根元から採取した、ヒコバエの丸葉台木を使い、接ぎ木して苗木を作る。台木は前年の摘果時期にヒコバエの中から太いものを選んで、細いものを抜いてそのままにしておいたものを使っています。太くて根っこの生えたものを使って、根っこが無いものは捨ててしまいます。なんといっても、台木を育てる事をしなくて、畑の中から採取できるし、なんといっても、病気にかかっていない樹から採っていますので、健全だし、穂木も自分の畑の中で系統の良いものを採取しているので、系統も固定出来ます。それに、台木を買わずにすむことがメリットです。
このように、接ぎ木のナイフで、台木に切れ目を入れます。
穂木をこのようにカットします。
穂木を差し込み皮と皮を合わせてテープで固定します。接ぎ木の要は切り口を乾燥させないことと、形成層を合わせる(皮と皮)、あとは、動かないように固定することで、確実に活着します。
これに、メデールテープで切り口と穂木を覆って完成です。接ぎ木したものは、ポリ袋に入れて密封して、乾燥しないようにしておいて日を改めて植えます。今日は夕方まで寒くて防寒服を着ての作業でした。今日で3月も終わり、明日から4月で、次の元号が発表になる。どんな元号になるのでしょうか・・・?良い時代になって欲しいものです・・・。
挿し木で台木を発根させられるというので、先週試しに土に刺して水やり始めたのですが、やったことありますか?
根のついたひこばえを掘り出すほうが、苗木の作成は速いですね。
苗木を購入しても、ネズミに齧られロスがでるので、それは自作で補完も必要だと考えるこの頃です。
挿し木で旨く発根できれば、台木量産できるので期待して始めました。