今年は8月に入ってから朝晩の気温が涼しくなる日が多かったので「サンつがる」の色付きが良い。去年の今頃は毎日が真夏日でしかも熱帯夜で着色管理に苦労をした。「サンつがる」の葉取りが終わりましたが着色系はもうつる回しが出来る状態だ。
でも、まだ色付きが遅れている系統も去年に比べれば今の時期にしては結構良い感じだ。つがるの着色には皆さん結構急いでいますが自分は急がずじっくり味が載るのを待ちたい。今の時期産地市場では「サンつがる」が上場されて賑わっていていますが決して本来のつがるの良いところは出ていないはずだ。本来「サンつがる」は9月15日頃から収穫されるりんごで早生品種の中でも一番甘く、硬く、日持ちが良いりんごだ。でも、市場の相場が高いから落果防止剤(生長促進ホルモン剤)を極端に早く散布して着色を早めて着色先行の早出しをして消費者の評判を落としている。市場の相場が1,000円下がったとかあがったとか騒いでいますが自分は「サンつがる」ごときでどうなんだ・・・という感じだ。肝心なのはその後の中晩生種だと思っている。
「サンつがる」は収穫前落果が激しく、落果防止剤を散布しないとほとんど収穫する前に落ちてしまう品種だ。ということで落果防止剤を散布する。うちでは「サンつがる」はあまりないので手散布だ(^_^;)。
散布する落果防止剤はこれで今が丁度良いと思う。熟度を抑えてこの薬剤を早めに散布すれば熟期が遅れて着色が悪くなる。使うタイミングだ。
本人登場です(^_^;)。散布作業ですがやはり秋の気候になったのか暑くなく時折風が心地よい(^^)。昨年と比べものにならない位楽だ(^^)。昼前には終了!これで後はじっくり味が載るのを待つとするか・・・。