4月に入り、春めいてきました。りんごの蕾も結構膨らんで、薄緑になってきました。りんご園では伐採、抜根の跡に4~5年の大苗を植えています。
先ず、堆肥を積み込む。この堆肥は稲藁を積んで、家から出る生ゴミを入れて腐らせたもので、2年放置しました。
完熟で、殆ど土になっている状態で、ミミズが多い。
カブトムシの幼虫がかなり出てきます。この、カブトムシの幼虫が居るお陰で藁を食べて、その糞が良質の堆肥になると確信しています。この幼虫は特に小学校の男の子が居るうちにあげています。育てて成虫のカブトムシとご対面してもらいたいものです。育てる楽しさと命の大切さを知ってもらいたいものです。
ユンボで伐採、抜根して、その後に深く大きめの穴を掘ってもらい、そこに大量の堆肥や土壌改良材を投入。殆ど紋羽病という根が腐る病気に感染している樹を抜いた跡地で、そこにそのまま植えると菌が居座っていて、また感染して枯死する。そこで、完熟した堆肥を大量に入れて土壌改良材を入れて紋羽病菌の侵入をガードしています。ちょっと体力がいりますが ・・・。
移植する樹です。この樹は4年の樹で、自分で作った苗木です。りんごの樹の根元から出るヒコバエを台木に利用して、太いものに40~50cmの高い位置に接ぎ木して作っておいて、空いた場所に仮植えしておいたものです。ヒコバエを利用する利点は台木を買わなくても良く、肥培管理が入らなくて、手間を省けて、しかも、太く丈夫な台木を選べるという事だ。自分の畑で、紋羽に感染していなく、自分の園地に合った着色系統をセレクト出来る。作り方はそのうち投稿します。
堀上げてみると細かい根が多い良い状態の苗木です。
折角植えるのだから土を良い状態にして植えています。
土を踏み固めて完了です。これで、病気に負けない丈夫な樹に育って、活躍してくれる我家のルーキーです。美味しいりんごを稔らせてくれることと思います。