読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『からだが不自由って、どんなこと?2 バリアフリーの町に!』

2023年01月28日 | 社会に目を向ける本
今週のオンライン小3国語クラスでは、こちらの本を紹介しました。
 こちらの一部が、長文読解の題材として使われていました。

この本では、

・バリアフリーとはどんなことか。
・からだが不自由な人の立場で町を歩くと、どんなことが分かるか。
・だれもが使いやすい道具とは?(ユニバーサル・デザインについて)

といったことを知ることができます。

授業では、「バリアとは何を意味し、バリアフリーとは何を意味するのか」、
また、「ユニバーサル・デザイン」についてお話しました。

ちなみに、この本が出版されたのは1998年。
目が不自由な方でもわかるようになっている様々なしるしの例として、カセットテープやJRオレンジカードなどが写真付きで挙げられていて、時代を感じました…。
また、電車を使って車いすで会社に通っている方の通勤ルートも挙がっていたのですが、この時代はほとんどの駅にエレベーターがなかったのですね!
駅員さんたちが数人がかりで、階段の上り下りの手助けをしている写真もありました。

今は、エレベーターが多くの駅に設置され、随分改善されてきたと思います。ただ、今でも車いすの方々はもちろん、ベビーカーを使っている方々、妊婦さんなど、不便さを感じていらっしゃる方々は多いのではないでしょうか。

以前、国語の読解問題で、車いすで世界を旅している方の文章を読んだことがあります。文章のタイトルを正確に覚えていないのが申し訳ないのですが、その方がおっしゃっていたのが「心のバリアフリー」。その方が段差などで困っているときには、周りの人がすぐに手助けしてくれたそうです。

エレベーターやスロープなどの設備の充実に加えて、お互いに助け合うことが当たり前の世の中になっていくといいですね!

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『111本の木』(小3に読んだ本)

2022年09月12日 | 社会に目を向ける本
9月第1週の小学生国語クラスでは、こちらの本を読みました。
 お話の舞台は、インドのある村です。
その村では、男の子が生まれると、盛大に祝われていました。
男の子は、一家の苗字を受け継いで守り、両親が歳をとったら面倒を見てくれるからです。
ところが、女の子の誕生は祝われてはいませんでした。
女の子が結婚するときには、相手の家族にたくさんのお金を用意しなければならず、結婚したら、相手の家の財産とされてしまうからです。
けれども、今、その村では、女の子が生まれるたびに111本の木を植えてお祝いするようになりました。
そのように村を変えたのは、スンダルさんという一人の村長さんでした。

このお話は、実話です。

絵本では、スンダルさんの生い立ち、そして、家庭を持ってから、村のあり方について疑問を持ち、村長を目指すことになったいきさつが描かれています。
村長になってからも、「女の子たちが幸せに生きられ、水に困らず、木が豊富な村」を目指して、スンダルさんは活動します。

「意志あるところに道は開ける」”Where there’s a will, there's a way."という言葉がありますが、この絵本を読むと、本当にその通りだと感じます。
子どもはもちろん、大人にもおすすめの1冊です。

ちなみに、こちらは令和4年度の全国課題図書です。
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『どうやって作るの?パンから電気まで』(小2に読んだ本)

2021年08月01日 | 社会に目を向ける本
先週水曜日から夏期講習が始まり(中3以外は通常授業のスケジュールです)、なかなかブログを書く時間がなく、久々の更新になってしまいました…。8月中も不定期更新になってしまうと思いますが、塾で読んだ本はご紹介していく予定ですので(タイムラグがかなりあるかもしれませんが…)、お付き合いくださると嬉しいです。

さて、先々週の小2国語クラスでは、2冊目にこちらの本を読みました。
 この本では、紙や本など19の製品の作り方が紹介されています。
クラスでは、生徒さんのリクエストで「ゴム」「せっけん」「ペンキ」の作り方を読みました。原料からどのような過程をたどって製品になるかが、見開き4ページで説明されています。
動物たちが工場などでせっせと働いている姿は、なかなか可愛らしいです。
説明の文章も短いので、低学年のお子さんでも楽に読めると思います。
生徒さんも、興味津々で聞いてくれました。

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『もしも日本人がみんな米つぶだったら』(小6に読んだ本)

2021年05月17日 | 社会に目を向ける本
前回の小学生国語道場クラスでは、こちらの本を読みました。

 

お茶碗一杯に、何粒のお米が入っているか考えたことはありますか?
その答えを教えてくれるのが、こちらの本。
日本の伝統的な単位、合、升、斗、石(こく)の説明も載っています。
後半は、人間1人をお米1粒と考える、「秘伝 米つぶ換算術」のお話です。
4人家族はお米4粒。では、1クラスは?全校生徒の数は?
東京の人口をお米で表した「東京山」。本には、その写真が載っています。
この1粒1粒が1人の人間だと考えると、その膨大な量に驚かされます。

大きな量が具体的に迫ってくる「米つぶ換算術」、なかなかすごい数え方です!

こちらの絵本ですが、文章に漢字がある程度使われていて、振り仮名がないものも多いので、一人で読むなら小学校中学年頃からがおすすめです。
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『わたしがかわる みらいもかわる SDGsはじめのいっぽ』(小5に読んだ本)

2021年03月12日 | 社会に目を向ける本
先週の小学生国語道場クラスでは、こちらの本を読みました。
 最近、よく耳にするSDGs(持続可能な開発目標)。
お子さんたちには少し分かりにくいSDGsの基本的な理念や具体的な行動が分かるのが、こちらの絵本です。

まず前半で、世界の問題に目を向けさせ、地球でよりよく暮らせるように作った2030年までの17の目標がSDGsであることを伝えています。
そして後半は、子どもにもできることがたくさん示されています。
「ごはんを残さず食べる」
「楽しくよく学ぶ」
「いじめをやめる」
など、どれも日常生活で取り組めることばかりです。

クラスでは興味津々で聞いてくれて、自分に何ができるか考えているお子さんもいました。
子どもの頃からこのような考え方を意識することの大切さを感じました。
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